「心配には及びません。
いかなる巨大な権力をもってしても、
私の肉体は捕らえられても心まで捕らえることはできません。
魂の領域は人間のあらゆる何ものによっても侵すことは不可能です。
それは誰にでも存在する心の空洞が権力や能力では決して埋まらないからです。
時代が時代ならあなたは立派な青年になっていたことでしょう。
今の時代は誰にとっても悲劇だ。
しかしどの時代にせよ、生きるということを真剣に考え悩める者にはそれに価する痛みが伴うのです。
だから人間は悲劇の中からより多くのものを学び取ります。
それは悲劇の底に隠れている最も美しいものを見いだすからに違いない、
少なくとも私はそう信じています」
「蒼天の風に道」
God Bless You