再生核研究所

色々な事を書きます。少しでも良い社会にしたいと思います。良い社会のために  -よっちゃんの想い から-

1.7 再生核研究所声明 7(2007/6/10): 参議院選挙に当たって:

2009-02-07 07:21:38 | Weblog
1.7 再生核研究所声明 7(2007/6/10): 参議院選挙に当たって:

参議院は本来 政権をかけた議会ではなく、良識の府として衆議院の判断をいろいろな立場からあるいは地域の観点から長期的、安定的に、慎重に判断できる議会として考えられたものである。 実際 予算の審議権など衆議院の優位性が保証されている。参議院の議員数は衆議院の議員の約2分の1であり、解散されることもなく6年間の在任、身分が保証されている。しかしながら、政治社会は大きな世界であるから、構成員個人では力を発揮することができず、したがって政党の影響を受けることは やむを得ない状況である。
ところで、安倍政権は憲法改正や集団防衛構想、日米同盟の強化などを明確に志向している。丁度同じような方向を志向した岸内閣が混乱のうちに退陣し、内政と経済重視の方向に向かい 日本の輝かしい発展の基礎を築いた池田政権に代わったように、政権の交代が期待される。その理由は

A)止められますか地方の衰退:
2007年5月19日、NHKの特別番組がありました。大きな社会問題が起きている事がよく分かります。即ち国の830兆円、地方の200兆円を越える大幅な財政赤字と地方の産業、経済の破綻による地方の衰退が日本を大きく覆っている事。政府は地方自治の在り方など多くの問題を抱えているにも関わらず、憲法改正、集団防衛構想など非現実的で逆にアジアの緊張を自ら高め、さらに膨大な出費のかさむ事を考えている。足元の自分の国の建て直しを先ず真剣に考えるべきではないでしょうか。地方で財政が苦しいといっているのは、93.3%で、国は、本当はもっと苦しいのではないでしょうか。財政赤字は、借金財政であり利息の支払いが大変で、金利を上げることができず、金利差が円を安くするように働いており、財政赤字が日本の活力を吸い取り 永く苦しい時代を迎えることにはならないでしょうか。長期低金利は一種の庶民税とも言えるのではないでしょうか。

B)子供の日に因んで:
五月の美しい日ですが、子供たちを大事に思う気持ちから、何か申し訳ないような気持ちで、この祝日を迎えています。

1) 日本国の借金が832兆円(歳入の15倍以上)(2006年度末; 地方自治体の借金はおよそ167兆円)もあり、さらに借金が膨らんでいる状況(44.6% 公債費、16年度当初予算)
2) いじめや受験勉強に代表される暗い学校時代の影
3) 社会の至る所に現れた競争社会の暗い状況
4) 犯罪や虐待の日常的な横行
5) 危険な右傾化の社会の状況

何とか、明るい未来を 希望に満ちた、活力ある子供の時代を送れるように 環境を変えていけないでしょうか。このような事で、有権者たちは子供達に 立派に責任を果していると言えるでしょうか。立派に教育できるのでしょうか。

C)常識的に言えば、国の財政がやっていける見通しが立って、やっと一人前であり、次に国際貢献ではないでしょうか。国の基本に関わる靖国神社問題1つをとってみても解決できない日本は 精神的にも1つの国として自立の道を歩む能力がいまだに備わっていないと判断される。世界の秩序を変えようとして立ちあがった戦前の日本国ほどの気概も自立心もいまだに備わっていないと判断される。さらに国の将来に関わる教育などはいまだに混迷しているとみられる。

D)その他、ワーキングプア、格差社会、ネットカフェ難民、ロストジェネレーション問題、年金問題、生活保護世帯の増加、少子高齢化問題、等等

そこで、自民党の大敗による安倍政権の交代を求め、池田政権のような内政重視の政権の誕生を期待したい。そのために、自民党をできるだけ追い込み、しかし自民党の良識者を増加させ、野党の有力者を 党派を越えて応援すべきであると考えます。それを基礎に、次の衆議院選挙に当たっては 政界の大幅な再編を促すように働きかけたいと考えます。
野党の不甲斐なさに対する懸念は理解できますが、大きくしても成長しない場合には勿論罰を与えればいいのではないでしょうか。政権を動かさないことこそ、危険ではないでしょうか。政治社会は大きな世界ですから 個人が思うようにはならないのが常ではないでしょうか。それで、選挙に当たって投票を棄権するということでは 政治は何時まで経っても良くはならないと考えます。少しでも良い社会になるような方向で参加し、努力して行くべきであると考えます。みなさん、党派を越えて、将来について十分に責任を負える若い世代の人に、また政治を安心して託せる人に 政治を託すようにしようではありませんか。
 以 上