文庫 麦わら帽子

自作小説文庫

魔力の時間。

2014-07-12 | 詩歌

あなたの 恐れが消えないのなら

私が この言葉で 伝えるわ

それは あなただけが持った 魔力よ

恐れないで

あなたの人生を 輝かしいものにする

天からの贈り物

他者が 持ちえないもの

でも あなたが 特別なのではなく

単に あなただから 持ち得る力

恐れが消えないなら こう云うわ

それは あなたの 個性

それは あなたの人生を 輝かしいものに変える 魔法の力


この世の魔法は 幾千 幾万とあって

ひとは完全には 失わなかった

こうして あなたに似合った 魔力が 個性として

残され 受け継がれてきた


今宵 月は新たな暦を刻みはじめる

歌いたくなる その心を ほどいて 歌って

今こそ 魔力を 解き放つ 時

月は見ている 月よ見ていて


今宵 月は新たな暦を刻みはじめる

泣き叫びたくなる心を 止めないで

今こそ 魔力を 解き放つ 時



愛するひとの 心の憂いを 祓いたまえ

愛するひとの 未来よ 光と共に 拓きたまえ


愛するひとよ その闇に 奪われるな

愛するひとよ その誘惑は 浮世の夢

今こそ 気づいて

私の手を

私に手を


あなたの恐れが 消えないのなら

私のこの言葉で 伝えるわ

それは あなただけが持つ 魔力よ

恐れないで

月は見ている 月よ見ていて

その輝かしい 魔力の時間





追記

世界中にいろんなおまじない、魔法の言葉があって

少女たちを夢中にさせますが

私は歳をとって 理屈っぽくなってしまい

なぜ そんな魔法が稼働するのか

冷めた視線で見てしまうのです

知ったかぶりの へ理屈

邪心

曇った心

そんな身体で 魔法はきっと使えないと思います

少し 反省の意もこめて

天より降り立つ 優しい言の葉を

綴ってみました

どうか

幸あれ



麦原 祥






















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