紫苑の惑星

若柳菊のプチ日記や寿菊派若柳流からの日本舞踊公演会のお知らせなどを更新します。

小道具☆

2004年12月04日 | お稽古お知らせ
今日の福岡は久しぶりの雨模様で、しろしい一日でした
さてさて、毎週土曜日は桜坂にある御所ヶ谷ホールで
直門・師範のお稽古が行われていますが、10月頃からは
博多座に出演するお弟子さんも広い舞台と花道の練習の
ために、こちらまで通って頂いていました。
そのお稽古も今日で最後
あとは当日まで体調を整えて頂ければ、楽しい打上げも
待っています☆

ところで、タイトルの「小道具」。舞台の広さや衣装の
扱いが重要なのは想像がつくけど、小道具ってなに?
舞扇や傘はよく見かけるけど他には??という方も少なく
ないのではないでしょうか。
歌舞伎&日本舞踊通の方は、沢山の小道具が思い浮かぶ
ことと思います。

今回の博多座公演の第1部では、9つの古典演目が上演され
ます。そして舞台の立方は、現代では普段使わないような
様々な道具を扱いながら踊ります。
色々な仕掛けや美しい装飾が施された小道具は、その殆ど
が手作りで、京都の職人さんにより丁寧に作り上げられて
います。

長年、お世話になっている『老舗団扇 小丸屋 住井』
小丸屋さんは、とても品のいい素敵な小道具を用意
して下さいます。
老舗団扇の小丸屋さんは団扇の本も出版されています。

遠目にも映え、近くで触れても美しく、扱いやすい。
昔から伝わる日本美の繊細さと時代背景を鮮やかに再現する
重要な「小道具」。
また、それを自由自在に扱う事も踊り手の技術の見せ場です☆

私自身、まだまだ未熟ですが舞台が始まるとタイムスリップ
しているような、そんな公演会を体験して頂けるといいな。
と思っています

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