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ポジション

スキー技術の一番難しいところは良いポジションに乗り続けること、ただ瞬間的に良いポジションになってもスキー板はどんどん方向を変えていくので刻々と良いポジションは変化していくのでそれに対応していくのがポイントです。

カービングの板になって一級レベルの方で目立つ課題は腰の開きです、板の性能がアップしてきてターンしやすくなってきているのに自分の身体の動きが追いつかず腰から上が遅れてしまうのです、スキー板と重心(腰)の位置関係は常に刻々と変化していくのがスキー技術の大切なところで自分自身が常に板と重心の位置関係を変化させて動き続けなければいけません。

位置関係を変化させるポイントは骨盤の動きです、巧いスキーヤーは常に骨盤の動きを固定させずローリングさせています、板と重心の位置関係を近くしたり遠くしたり内側に入れたり外側に出したり巧い人は3D的な動きを行っています。

そんな動きを実現させる一番の身体の動きは「スキー腰」を作ること、「スキー腰」とは私の造語かもしれません、横滑りや斜滑降で山腰を吊り上げる骨盤の動きです。簡単そうですがそう簡単に出来ません、私のいた浦佐スキー学校では3年間パトロールをやって3年×100日でスキー腰を作るそしてスキー腰が出来たらスクールに上がるシステムでした。以前あるトップデモがつぶやきました「一級ぐらいの方はスキー腰作るの難しそうですね」

スキー腰が出来るようになると技術の操作幅が一気に広がります、パワーだけで滑っていると壁に当たった時の技(わざ)の引き出しが少なくなります、本当の意味でのスキー技術の巧さを身に着けることが一番大事だと思います。

 

 

 

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