花鳥風月

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今はカワサキW400がお気に入り

SIGNETロールキャビネットの組み立て

2011年10月18日 | 工具・道具・器具など

手に入れたのはSIGNET(シグネット)のロールキャビネット
結果からいえば買ってよかった。その理由は組み立てながらでも実感していけます。
まずは来た時から到着時から。


洗濯機ぐらいの大きさで結構重いので、配送してもらいました。
梱包はゴツくて頑丈。
下の方がパレット状になってるのは後で分かります。


箱の上面にはこんな注意書きが貼ってある。
ドライバーがイチイチ読んでるとは思えないが、客からすれば嬉しいもの。


ふたを開けると天板の保護のため、
40mm厚の発泡スチロールと角当てのブロック入り。


取るときちんと包装されている。


ビニール剥がすと天板お目見え。
オォ~って感じ (」゜O゜)」~


どうやって出そうか悩んでいたら、
箱の方がすっぽり抜けるようになっていた。
これすごく簡単。


出ました。無意味にきれいな真っ赤な箱。


引き出しの中にすべてのパーツが入ってます。


足りないものはないかチェックします。

パレットの上で横倒しにします。
※パレットの上でズルズルとずらして作業してたら
やりにくい上に間違えました。横倒しにした方が早く確実です。



組み立て説明書のようなものは付いてますが、
ほとんど役に立ちません。キャスター固定はこのボルトを使います。


キャスターをつける際にはプレートを挟み込みますが、
向きがあるので注意しましょう。
左側のボルト穴が凹んでいる方が本体側です。


本体側の取り付け部分は出っ張っているので、
ここにプレートの凹みがくるわけだ。


作業スタイルを考えて自在キャスターと固定キャスターの配置を決めます。
※注意:自在キャスターのストッパーの向きに気をつけましょう。
私は完成して工具を入れてからストッパーが内側にあることに気づきました(-д-)



間が狭いので同梱されている六角レンチを使います。
良くある亜鉛メッキの安物ではないです。
普通に整備に使えそうなレベルの低頭ヘキサゴン。


車輪装着完了!

ね。ストッパー内側にあるでしょ…


本体を起こして、次のパーツに移ります。

着けるのはハンドル、パーツトレー、マグネット。


ハンドル取り付け部分にはブラインドナットが埋め込まれています。


ハンドルの穴部分もオフセットがあるのでカコっとはめて、


ボルト×4+ワッシャー各1枚を使って留めていきます。

次はパーツトレー

本体にトレーを引っ掛けるようにしてから固定します。
固定しなくても特に問題はなさそうだけど一応ね。


使うのはボルト2本
※ガチガチに締め込むとパーツトレー側の鉄板が歪みます。
外れなきゃ良いので適当に。



ハンドルとパーツトレーが付きました。


マグネットはパーツトレーのさらに外側に付きます。
お店の話だと「マグネットの取り付け穴がずれているかもしれないので
長穴加工してください」と言っていたが、問題なく付いた。


あとは良くわからないこのパーツ。何だろうと思ったら、


引き出しのネームプレートでした。

そして

このプラスチックを


取っ手の両側に差し込んで固定


完成!

カスタム編
通常はここで終わりだけど、お店でアドバイスを受けていたので
実践することに。

それは引き出しの順序を変えるということ。
なぜかって?

整備をする上で一番使うのがソケットレンチだった場合、
ロングソケットを持っていることが多い。

スペースを有効に使うためには立てて保管したいが、
購入状態の引き出しのままだと、浅い引き出しなのでロングソケットは出てしまう。

ね。このために寝かせて使うのはもったいない。

そこで深い引き出しを一番上に持ってくることで、使い勝手が良くなると。

では、その手順。


まず、全部の引き出しを外す。


※外すときには左右のレールにある黒いプラスチックのストッパーを指で押す。
「カチッ」と内側に入るのでそのままずるずると引き出す。



引き出したらレールの手前上部にマイナスドライバーを突っ込み
内側にこじる。下から手で押し上げると外れます。
※「ドライバーを入れると傷付くのがイヤ」なんて言って、
下からハンマーだけでいくら叩いても、レールが歪むだけで外れません(* ̄▽ ̄)ニヤリ

こじるとあっさり手でも外れます。


奥にも差し込み固定されているので引っこ抜きます。

あとはレールの位置を入れ替えてやれば終了。
※レールは二重になっているので内側のレールを手前にセットしてから
引き出しを入れましょう。ストッパーが「カチッ」と入れば大丈夫。



これで深い引き出しが一番上にきたので、ロングソケットでも立ててしまえます。

最後に
画像でも見えてるけど、この製品、至る所に強度や使い勝手を考えた箇所がある。
これは通販では分からない部分だと思うので載せておきましょ。

その一
本体はただの箱ではない。

写真は後ろ側キャスター部分ですが、引き出しを除く前面まで、
一枚の鉄板で囲われています。安いやつは組み立てでボルト留め。
中も補強用のチャンネル材が5カ所入って上下のゆがみを無くしています。


そして上下6カ所はおり曲げられたリブが入ります。
万が一キャビネットをぶつけた場合、本体が凹むと不具合が出るのは分かります。
そしてここのリブも強度メンバーになっていて縦横のゆがみを抑えてくれるわけです。


さらに底にも補強用のリブが立っています。

私もそうですが、ロールキャビネットは上にツールチェストを載せたり、軽作業をしたりします。
鉄でできた工具を満載して上に載せただけでも、全て下のキャビネットに荷重されるので
縦横6本のリブは重要です。これが無いとたぶん底が抜けます。

その二
ハンドルがゴツいダケじゃない。
写真にはありませんが、このロールキャビネットはハンドルが頑丈にできているだけでなく
本体内側に、もう一枚鉄板が貼ってあります。
基本的にキャビネットは、工具を満載した状態で移動します。
ハンドルが華奢なもの、裏板の無いものは、移動するたびに本体の鉄板がべっこんべっこんになりますね。

実用第一。さすがです。


その三
引き出しのベアリング&ストッパーは重要です。
これは人によって感覚が違うので何とも言えないとこではあるけれど

一段に数十キロの工具が入るのにベアリングレスは問題外。
開けるだけで苦労すると。

ストッパーも押し込んでやっとロックが掛かるようにはできてません。
空の状態では重く感じますが、工具を入れるとあら不思議。

中の重みでサクッとロックが掛かります。

このキャビネットを買ったワールドインポートツールズの店員さんブログでは
オートロックへのカスタムが載っています。
http://www.worldimporttools.com/staff_blog/blog/2010/03/27.htm

最後に。
これでハンドツールのほぼ全てがこのキャビネットとチェストに収まりましたv(≧□≦)v
工具は全部ここにあるから、探す手間が省けるし
片付けも引き出しごとにソケット&レンチ
ドライバー、ヘキサゴンなどその他の回すもの、
切るもの&挟むもの、測るもの、エアー系など
分けて収納してます。
空いた工具箱は6箱分!!( ̄□ ̄;)


床は凸凹でもきしみ音すらしないのはスゴい!

工具は安いに超したものではないけれど
安い卓上旋盤に四苦八苦してる人のブログを見たりすると
工具は作業することに集中できるようなものが一番だと思います。

工具自体に時間を掛けたら作業ができないもんね。
工具の一つであるSIGNETのロールキャビネットはおすすめです。

※メーカーや店の回しモンではないですよ(笑)


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