花鳥風月

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気付くと言う事

2011年11月10日 | カテゴリーに分けづらいもの
この物語は、ビジネス書籍ではなく、
フリーで仕事をしていた仲間たちと続けてきた
秘密基地みたいな拠点が舞台になる小説だ。

主人公は20代後半のフリーデザイナー。
あるきっかけが元で会社組織にしようとしていくのだが、
流れ上で社長になった主人公が
作り手と経営者の葛藤の中で成長していく。

内容は読んで貰えばいいんだけど、
真っ先に思い出したのは、若い頃にいた
デザイン事務所のこと。

デザインのデの字も知らずに、
この業界に飛び込んで、貪欲に吸収していく傍ら
生意気で天狗になってた自分が見えた。

その時の社長の気持ちが、どうだったのかなんて
知る由も無かったのにこれを読んで少しだけでも
わかった気がする。

一人だって立派な社長だし、経営者はみんな社長だから
何も大きなことじゃない。

だけど、一つ気付いた。
自分は社長には向いてないと。

まだまだ小さいね。
成長せねば。

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