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総帥 ラボ

総帥(何の総帥かは、秘密)の自己満足ブログ;宗教をベースに世界を騙ります♪

various angles

2006年12月15日 | 音楽・映画・芸術など
クリント=イーストウッドの硫黄島の戦いをモチーフにした新作映画が
話題になっているってのを聞いて、「またアメリカ主体の映画か」と最初は
くだらないなぁって気分でした。

クリント=イーストウッドの映画って「勧善懲悪」のイメージありますしね。
アメリカって善か悪かの二元論好きですしね。

でも、硫黄島の戦いを二元論で話作られたらたまらんなぁ、とストーリーが
気になってHPを覗いたら…あれ、まぁ!
良い意味で期待を裏切ってくれてますね。

http://wwws.warnerbros.co.jp/iwojima-movies/

「日本の皆様へ」と題したクリント=イーストウッド監督のメッセージがあります。
親切に日本語に訳してくれてて、有難く読んだらその内容に感動しました。

「最も美しい戦争写真」と言われた、硫黄島で星条旗を立てている6人のうち
生き残った3人が政治に利用されたことをテーマにした「父親たちの星条旗」と
いうアメリカ視点の映画も同時に作っていたんですね。
さらに、「硫黄島からの手紙」では日本の視点から作ってくれているんですね。

名言集に是非載せないといけないメッセージもあります。

惜しむらくは…翻訳した人、若いですね。
気になる表現が少しばっかり見られるのが残念です。
「太平洋戦争」は、まぁアメリカ人からしたら間違っていないからいいけど。
「生きざま」なんて日本語、ここで使っちゃいかんでしょう。
格調が落ちてしまいますよ。
原文欲しいな、と思いましたがどこにメール送ったらいいのか分からないので
それについてはひとまず我慢しときます。
…と、ろくに翻訳できない私が思いました(^^;

「私が観て育った戦争映画の多くは、どちらかが正義で、どちらかが悪だと描いてました」
これは、もう、その通りですね。
「そんなもん」とか「仕方ない」と言われればそれまでなんですけど。

西部劇では勇敢なカウボーイと“野蛮なインディアン”が戦うお話ばっかりです。
ベトナム戦争では、嫌らしい“ベトコン”相手に勇敢な米兵が立ち向かいます。

初めてインディアン(今はネイティブアメリカンか)の視点で描かれた映画が
「Dances with Wolves(ダンス・ウィズ・ウルブス)」らしいですが、
これって1990年でしょ?
それまでずっと白人視点の映画ばっかりだったんですな。

ちなみに、ベトナム戦争映画で初めてアメリカ人がアメリカ批判した作品が、
私が知る限り「Platoon(プラトーン)」でこちらは1986年。
こちらは結構早いですね。

今度の映画は、「どちらか」ではなくて「両方」からある事象を眺め、それを
描こうとしている点で画期的ですし、アメリカが対日戦争の映画でこのような
試みをしていることに柄にも無く感動しました。
…泣けるぜ。←わかるかい?

クリント=イーストウッド監督には敬意を表して、2作とも観に行こうと思います。




80's

2006年12月06日 | 音楽・映画・芸術など
手違いに手違いが重なったのか、今日は何時間も待たされてしまった!
腹が立つので気分転換にブログでも書こう(^^

昨日、装置の修理っていうか部品交換やってる時にブラックメガネ君や
き○ち△い君からコメント貰った。
「EU崩壊っていつですか?」
「クルド人国家とかできるんですかねぇ」
とか
「アメリカが日本を民主化したなんて間違ってますよね。
日本は民主国家だったんだから」
とか。

中々、いいとこ突いて来るね。
私が年取っている分、知識が多いと優位に立ってたつもりだったけど、
うかうかしてらんないな。

それにしても国際関係には興味あるようだから、今度も国際関係書こうかな、
今度はアフリカだな、と思ったけれど…話が作れないっす。
一応、トピックスだけでも海外の情報も仕入れているんですけどね、
内乱ばっかりですよ、アフリカは。
内乱して和平交渉して、難民溢れて…

なになに、
「国連環境計画(UNEP)が13日に公開した報告書によると、
気候変動の結果として水不足に直面しているアフリカの国々でも、
雨水利用を効率的に行えば、国によっては現在の数倍の人口にも
対応できると指摘した。」
ふーむ、アフリカは気候変動で水不足なのか。
ということは普通は水不足じゃないのか。
“I bless the rains down in Africa”ってフレーズあるから、
いっつも水不足かと思ってた。
しかも、この曲のメロディって夕陽のサバンナをイメージさせるんだよね。
懐かしいなぁ。
聴いてみたいな。

で、YOU TUBE にて「toto africa」で検索かけたら、あった(^^
何でやねん!と思いつつありがたく視聴しました♪
いや~いい曲っすね。
じゃあRossanaもあるのかな、と「toto rossana」で検索すると…あります(^^
何でもあるな、ここ。
ダウンロードはできないのかな?

調子に乗って、懐かしの音楽を検索。
と言ってもタイトル覚えていないのは無理でしたけど。
「Mr. Mister Kyrie」
「Heart Never」
いいっすよ。
知っている人いないでしょうけどね。

80年代初期の名曲、これは皆さんご存知だと思います。
車のCMでよく使われています。
「Chicago Hard to say I'm sorry」
個人的にはこれよりも好きなのが
「Chicago Love me tomorrow」
です。
Chicagoよりもこの時のボーカルであるピーター・セテラを皆さんご存知かも。

いや~、懐かしい曲を視聴できて嬉しいな(^^
ライブは音がいまいちだけど、それは仕方ないね。
Journeyがこの時期プロモーションビデオ作ってなかったから、
それが見れなかったのが残念です。

上に紹介しているのはどれも名曲ですよ。
ぜひ調べてみてください。

…いつの間にか話が摩り替わっていますが。

最後に、オススメのクリスマスソングを紹介。
Wham!の Last Christmas が有名ですが、あれは悲しい詞ですからね。
「Bryan Adams Christmas time」
実はこの曲、あんまり日本で流行りませんでした。
何でだろ?
CDあったら欲しいんだけどな。



a mountain museum

2006年10月29日 | 音楽・映画・芸術など
今日、正午くらいに家の電話が鳴った。

間違い電話以外かかったことのない、と言っても良いくらい使われない電話。
また間違い電話かよ、と眠い目をこすりながら受話器をとると、
なんと10ヶ月ばかり音信不通だった我が悪友ではないか。

どうやらすぐそこまで来ているらしい。
私の携帯のバッテリーが切れているから家の電話にかけたらしいが、
相変わらず唐突で。

以前は突然研究室にやってきて「温泉行くぞ!」と拉致されて敦賀に行ったこともある。
安部清明神社に行って海見て“ウニ丼”食って帰っただけだったけど。

その他にも色々と、突拍子もない思いつきに付き合えるグウタラは私だけってことも
あってかよく付き合わされる。

んで、今日は待ち合わせの、近所のコンビニに行ったらヤツがバスケットボールに
空気入れてたからちょっと焦った。
「何だ、お前元気にしてたんか?」
てな挨拶もほどほどに「で、今日はどこ行くん?」
と聞いたら「ミ●ミュージアム行きたいねん!」と返す。

あぁ、信楽の方にあるやつね。
確かこないだ、サワーヨーグルトさんが行ったとか言ってたな。

「いいよ、行こ。結構いいらしいね」と賛同したら
「おう、世界有数らしいで」と。
そんな話は聞いたことないが。。。
まぁ肩書きなくとも楽しいものは楽しいからとにかく気にせず車に乗り込む。

「何とかジロウってのやってるらしいで」
「ふ~ん、その、何とかさんの何やってんの?」
「分からん」
「あ、そう…何のことか分かるか、ボケ!」

「古代エジプトの彫刻とか、あるらしいで!」
「エジプトの、彫刻???そんなんあんの?」
「おぅ、だから世界有数やって」
「(だったらいくら無知なオレでも知ってると思うけどなぁ)」

普通、美術館とか博物館とかいうものは街中にあるのが一般的で、
道が混んでなきゃいいけどな、とか考えてたけど甘かった。
なんと山の中。
AT車で山道走るのって慣れないんだよなぁ。

「こんなとこにミュージアム建てて、アホかっ!」
「どこのどいつが作ったんやろ?!」

と毒づくのは大体私なんだけど、ヤツもそれには賛同してた。
途中、宗教施設?と思わせるものがあったけど、それは関係ないよなぁ、と
通り過ぎてやっと到着。

きれいな建物で、無駄に凝ってて立派でした。
全くお金をケチった様子がみえない。

「MIH○ MUSEUM」だって。

誰がどういう意図でこのような山奥にこのような大掛かりな建築物を建てたのか。
パンフレット見ても、全くわからん。

いくら山奥でも、来訪者がやたらと多い。
有名なんですねぇ。

駐車場近くにチケット売り場とロータリーらしきものがあって、そこから電動バスに
乗るか、歩いても5分くらいのところに本館はあった。
私達は歩いたんだけど、道路沿いに庭園らしきものが施してあり、苔とか芸が細かい。
トンネルも仰々しく立派に造ってある。
「こんなん造るより、上に道通した方が安いのにね」
上通してもそんなに景観変わらないし、このトンネルが立派かもしれないけど、
全体の雰囲気を安っぽくしている気がした。
まぁ、貧乏庶民の感性無き感性かな。

で、ヤツがまた吹く。
「あ、ルーブルか何かフランスの美術館の前のガラスのピラミッド、
えらい評判悪いらしいけど、その設計者がここも設計したらしいで」

それって凄いことなのかい?
芸術もわからん私にはどういう反応したらいいのか、さっぱり分かりませんでした。

建物に入ると、窓の向こうにはおかしな建物が見える。
「何だ、ありゃ?」
「何か、宗教の施設っぽいな」
はっきりとは言えないけど“天理教の『道場』”と同じにおいがした。

来る途中にあった宗教の施設と同じ方角かどうかは私もヤツも分からないから、
あまり深く考えずに館内を見てまわろう、と。

何とかジロウさんは青山二郎さんだったようで、彼のコレクションを展示してあった。
相当な有名人らしいけど、はっきり言って知りません。
コレクションも、面白い!けど、それ以上の感想は無い。
幾ら目利きが集めた陶芸品とか展示されても「これは芸術品ですよ」的晒し方を
されると、「あぁそうですか」以上は考えることも直感が働くこともないのが
私の欠点でしょうかね。

青山さんのコーナー終わったあと、世界各地の石像やらを見に行ったけど
ありゃ凄かった。確かに、珍しいものがたくさんある。

仏足石を見たときゃ感動もんでしたよ。
あ、本当にあったんだ!ってね。

チャイナの南北朝時代かの仏像、その裏に彫られた絵や字をず~~つと眺めてたら
私の周りに人が集まってた(^^;
慌ててその場を去ったけど、曼荼羅でもない何かのストーリーにも見えなかった
あの絵は一体なんだったのか、もう一度見てみたい気がする。

エジプトの彫り物?も良かったっすよ。
とにかく、珍しい品々でした。
数は少なめでしたけど、くだらない物が多数あってもしょうがないしね。
私は満足です。
場所以外は。

「メシ、どうしよう?」
「そういや、そこ曲がったところで何かやってたよな」
「そこで食うか」

とよく分からないけど、普通のレストランっぽいところで注文したのが
写真の「山菜そばとミニ卵丼セット」
ダシが黒くて「うわっ」と思ったけど、味はちょいと濃い目でしたけど…うまい!
お漬物も、ご当地で作ったものらしく、臭くて旨い!

食にも満足して、帰りはちょっと違ったコースで帰る。
山を降りてびっくり。
いつもの大学がすぐそこにあるじゃないですか。
「休日なのに、なぜここにいるんだ?!」

なんだか遠くに行った気分だったんですけど、意外に近かったんですねぇ。

その後、調べたらミュージアムの正体が分かりました。
ふ~んなるほどねぇ、って思いましたとさ。

#建物の由来がどうであれ、見に行く価値はありますよ。
#佐○急便の美術館も同様に。



Livin' on a prayer

2006年09月18日 | 音楽・映画・芸術など
駅から大学まで歩いたんですが、台風の影響か湿度が高くて風が強くて
着いた時にゃくたくたですわ。

何と言っても途中にある犬屋だか犬の預かり所だかの横を通った時の臭さには
閉口しました。疲れ倍増。
あそこは一体なんなんだろう?
近所の住民は苦情を言わないんでしょうかねぇ。

家を出る前に柔道W杯とやらを観てました。
感想は…
なんだ、あの編集は!?
と日本代表の試合内容よりも番組制作が気になりました。

まぁテレビ放送されるだけでもまだマシなのかも知れませんが、
あれでファンが増えるのかな、と心配になります。

気になったといえば、その番組のテーマソングにしているっぽい曲。
80年代の名曲であるBon Joviの“Livin' on a prayer”ですが、
「なぜこれが柔道のワールドカップに?」とちと首をひねりましたな。

「祈りを捧げて生きている」とか、無理に訳すとそんなタイトルなんですけど
(良い訳があれば教えてください)、全く柔道やらワールドカップやらとは
関係ないように思えますが。

歌詞もTommyとGinaが貧しいながらも手を取り合って生きている、毎日祈りを
捧げながら、って感じの信仰心溢れる内容なんですけどね。

いや、いい歌なんですよ。でもね、これに使うのはちょっとというか大いに
違和感あるんですよね。
元々洋楽好きな私としては、もちょっと考えて使って欲しかったな、というのが
正直なところです。

あちらのロックやポップスは80年代が最も良い時代だったと勝手に思っています。
曲だけでなく歌詞も、よくできていると思います。
洋楽好きな方はそちらも注目してみたらもっとのめり込めるのでは?と思いますよ。

80年代の終わりごろ、Eurobeatやrapが流行りだしてから洋楽に対して全く興味を
失ってしまいましたが、あの頃の懐かしき名曲を聴くと嬉しいものがありますね。

今の洋楽がどんなものかは知りませんけど、hip hopとかいう時点で
自分とは合わないな、と。

洋楽に興味をなくしてからは坂本龍一の影響で民族音楽に興味を持って、
行き着いた先が沖縄音楽。
どちらかというとこてこての民謡よりボーダーレス化された曲が好きです。

歌詞もとっても気になります。
沖縄とは縁もなく、あまり調べもしなかった人が作った、「沖縄」を前面に
出したやや政治臭い歌詞もあって、ちょっと気分悪くなることもあります。
こういう曲ってどうしても忌避してしまいますね。

49ers(アメフトチームではない)の間で流行った“Clementine”のように
音韻を考えて歌詞を作ることも必要でしょうけど、美しいメロディと詞が調和した
曲はいつ聴いても素敵ですね。

それにシチュエーションが合えば最高!なんですけどね。
どういう意図なのか知りたいなぁ >フジテレビさん


言の葉

2006年04月13日 | 音楽・映画・芸術など
通勤に公共の交通機関を使うと本を読める。
車で出勤だと音楽聴ける。
誰もいないから、歌える。
ん~幸せ。

いつもは沖縄音楽ですけど、最近は昔の名曲。
Stevie Wonder の A Place in the Sun を聴いて思う、素敵な歌だ、と。
歌詞が素晴らしい。
全部載せて良いか分からないので、少しだけ紹介します。

Like a long lonely stream
I keep runnin' towards a dream
Movin' on, movin' on
Like a branch on a tree
I keep reachin' to be free
Movin' on, movin' on

'Cause there's a place in the sun
Where there's hope for ev'ryone
Where my poor restless heart's gotta run
There's a place in the sun
And before my life is done
Got to find me a place in the sun

#実は、この曲いいなぁ、と思って歌詞は調べたんですよ。
#きちんと聞き取れた訳ではありません。

昔、浜田省吾がカバーしてて、最近、また誰かがカバーしたのを出したらしいですね。
日本語訳にしても、良い歌詞です(景山民夫、やるやん)。

何処までも続くせせらぎのように
僕は自分の夢に向かって走る
休まずに進み続ける
空に向かって伸びて行く枝のように
自由を求めて手を伸ばす
休まずに進み続ける

何処かに必ず陽の当る場所がある
誰もが希望に満ちあふれていて
僕の疲れ果てた心さえも癒してくれる場所
そんな陽の当る場所がきっとあるから
僕の人生が終わってしまうまでに
陽の当る場所にたどり着かなければ

私は喜納昌吉の「花」も好きです。

平易な言葉の集まりでも、奥行きあって心の琴線に触れますね。
歌う人の背景が分かれば、もっと味わい深くなるかも知れません。
古今和歌集の仮名序を思い出すのは私だけでしょうか。

逆に、単に、美辞麗句やそれなりの言葉の羅列ではその人まで薄っぺらに見えてしまいます。
例)小柳ゆき 小田和正 松坂投手の奥さん (あくまで私の主観)

私も、分かり易い表現で奥行きある文章を作りたいとは思っていますが、これが中々できません。
まだまだ修行が必要です。


先ほど、ちらと背景と書きましたが、ある表現の裏に見え隠れする背景、事情を忖度できれば
これまた世界が変わるでしょう。白に見えていたものが黒く映るかもしれません。


そういうことを紹介できるブログになったら良いな、と思います。


祝20回ということで。