池田 悟≪作曲家≫のArabesque

・・・深くしなやかに・・・(音源リンクしてます)

父母金婚式

2009-07-19 | 家族・子供の頃

父母は平成天皇、皇后と同じ今年の5月に金婚式を迎え、長年の夢だったスイスのツアー(8日間)に参加した。
氷河特急からのアルプスの眺めは360度、感嘆の声を上げるほどの絶景だったそうだ。
お土産を色々送ってもらった。カマンベールチーズ、チョコレート、チーズ味のスナック菓子、ウィスキー、ブーツ型の置き物に入った小さな色鉛筆、そしてインフルエンザ予防用マスクの余り。

今夏も僕が帰省する代わりに、今日夕方から日帰りで、両親が来てくれる事になった。二人の誕生日がこの時期なので、それも兼ねて祝う。
昨年は父が外食を奢ってくれたが、それではつまらないと母は思っていたそうだ。
今年はカレーを作った。作って3日目のカレーが美味しいので、2日前に作った。僕が好きな黒ビールと一緒に味わうにはライスよりナンが良い。カレールーもナンも市販品だけれど。

両親が到着してまず、替えたばかりのピアノを披露。「何か弾いて」と母に言われ、クライスレリアーナ第1曲を弾くと、「現代音楽みたい」。
カレーは「プロ並み」と父。ナンは実家周辺のスーパーでは見た事が無い、と母が言う。切っただけのトマトまで「さすが東京!」と父に褒められると、親ばかでは?

母から写真を見せてもらいながら、臨場感に満ちたスイスの話を聞く。時々父が話したがるのは状況説明と推理。
「長い距離はロープウェイを乗り継ぐようになっていた。その訳は…」
「ロープウェイは山頂までは至らず中腹まで(でないと山が崩れるのだろう)、そこからは水平にトンネルを進み、垂直方向にエレベーターで山頂に上る」…等。
現地の食事はバランスが悪く、不満だったそうだ。

その後、作曲中の作品をPC.で聴いてもらった。母は作品の感想を随時発する。父はむしろPC.に関心がある。
それが済むと予定の電車よりもずいぶん早く、父から帰る宣言をされた。
暑い中の外出を父は嫌がったそうだが、部屋着持参でよく来てくれたと思う。有言、無言の励ましを受けた。
…そうそう、あの有名な映画に、チェロを弾く子役として孫が出ているのも見たとの事。



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2 コメント

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こんにちは、いつもお世話になっております。 (norisuke)
2009-07-21 12:55:33
すてきなご両親様ですね。また先生の応対も見事です。
ベートーヴェンやメンデルスゾーン、ブラームスなどドイツロマン派の音楽に関心があるわりには、彼らの残した器楽曲についてはほとんど知らないのですが。シューマンのクライスレリアーナというピアノ曲を現代音楽のように解されたお母様の感性はすばらしいです。もしかして先生、そのように弾かれたのですか?
大変遅くなって申し訳ありません。あさって池袋に参ります。地味な課題ですがよろしくお願いいたします。一昨年前地元の楽器店で買った¥3,000の教本ですが先生にお会いするまではおそらく価値などなかったでしょう。
というわけで感謝しております。
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norisuke さん、コメントありがとうございます。 (I)
2009-07-22 00:25:47
クライスレリアーナは極力普通に弾いたつもりです。
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