パトリオット

☆☆☆☆
２０００年　１６５分　監督　ローランド・エメリッヒ
出演者　メル・ギブソン、ヒース・レジャー、クリス・クーパー

かつて戦争の英雄だったベンジャミンも今は7人の父親になり、亡き妻の願いでもあり暴力とは無縁の平穏な生活を送っていた。
やがて独立戦争が勃発し、イギリス軍がアメリカに侵入してくる。
平和主義を貫くベンジャミンはこの戦いに乗り気ではなかったが、長男が参戦し、目の前で次男がイギリス将校に殺され、再び銃を手にすることを決意する・・・。

南北戦争を舞台にした戦争映画ですが、家族愛を主題にしていて予想外？のお勧めの映画です。
「風と共に去りぬ」を思い出させるシーンが所々出てきました。
メル・ギブソンもピッタシの役どころで、ローランド・エメリッヒ監督の技量を再確認しました。
「パトリオット」とは「愛国者」の事で、もっと良い邦題でもつけていたらヒットしていたかも？

第７３回アカデミー賞で、撮影賞、作曲賞、音響賞の３部門にノミネートされました。

（The Patriot）

さよならさよならハリウッド

２００２年　１１３分　監督　ウディ・アレン
出演者　ウディ・アレン、ティア・レオーニ、トリート・ウィリアムズ、マーク・ライデル

落ち目のオスカー監督ヴァルに、ハリウッドの大手スタジオから話題作の演出依頼が来る。
だがその作品のプロデューサーは、自分を捨てた元妻で、現在はその会社の重役と恋仲のエリーだった。
再起のために仕方なく契約をし、撮影が始まるが、突然、ヴァルは視力を失ってしまう・・・。

主人公の神経症の天才監督はウディ・アレン監督自身のパロディ？

（Hollywood Ending）

エニイ・ギブン・サンデー

☆☆
１９９９年　１５１分　監督　オリバー・ストーン
出演者　アル・パチーノ、キャメロン・ディアス、デニス・クエイド、ジェイムズ・フォックス

４年前はリーグ優勝を成し遂げていたトニー・ダマトのマイアミ・シャークス。
だが、今のマイアミ・シャークスはどん底状態・・・観客の減少、戦勝の高齢化に苦しんでいた。
父の後を継ぎオーナーになったクリスティーナはスポーツをビジネスとしか考えず、選手のリストラを敢行・・・現場でも叩き上げの鬼コーチと選手が対立する
そんな中、ベテランのクォーターバックが怪我のために離脱・・・急遽、起用したウィリーが予想に反して大活躍をするが・・・。

ちょっと長すぎる映画でした。
最初から最後まで、あまりにも目まぐるしいカット割り、スローモーションの多様、コマ送り、そして不必要なくらいのドアップ等など・・・映画館だけで見る映画なのかな？
アメフトの試合シーンの迫力・・・ぶつかり合う音とか凄かったですが・・・ミュージックがかかり過ぎて緊迫感も欠けました
最初からぶっ飛ばしての力作なのですが、映画、ドラマを見たと言う満足感はありませんでした。

（Any Given Sunday）

隣人は静かに笑う

☆☆☆
１９９８年　１１９分　監督　マーク・ペリントン
出演者　ジェフ・ブリッジス、ティム・ロビンス、ジョーン・キューザック

ワシントンでテロリズムを研究する大学教授マイケルは、街で瀕死状態の少年を救う。
少年は近所に引っ越してきたばかりのラングの息子で、これを契機にマイケルは一家と仲良くなっていく。
やがて彼はラングの隠された過去と国家を揺るがすほどの陰謀を察知してしまうが・・・。

この映画は珍しく、主人公が、子供のために正義のためにガンバってガンバって・・・でも最後に死んでしまいます。
それも爆破犯の汚名を着せられて・・・とても後味の悪い映画でした。
まぁ、後半の畳みかけるような展開と、ラストのどんでん返しのシチュエーションは、興奮しましたが・・・。

（Arlington Road）

最後の恋のはじめ方

２００５年　１１８分　監督　アンディ・テナント
出演者　ウィル・スミス、エバ・メンデス、ケビン・ジェイムズ

恋愛の達人のデート・コンサルタントのヒッチは、多くのカップルを誕生させてきた。
そんな彼が新聞記者サラに出会い恋に落ちる。
だが彼女にデート・コンサルタントの仕事がバレててしまうが・・・。

（Hitch）

スクリーム３

☆☆☆
２０００年　１１６分　監督　ウエス・クレイブン
出演者　デビッド・アークエット、ネーブ・キャンベル、コートニー・コックス・アークエット

ウインザー大学を卒業して３年半、シドニーは平穏な日々を送っていた。
だが、ハリウッドでウッズボロー連続殺人事件のその後を描く映画「スタブ３」の撮影が始まったことで、静かな生活は終わりを告げる。
「スタブ３」の出演女優連続惨殺事件が起こり、その殺人犯からシドニーへ電話がかかってくる・・・。
そして殺人鬼の魔の手はシドニーへと迫っていく・・・。

大ヒットした「スクリーム」シリーズの完結編です。
３となるとさすが新鮮味にはかけましたが、無難にまとめていたと思います。

（Scream 3）

オープン・ウォーター

２００３年　７９分　監督　クリス・ケンティス
出演者　ブランチャード・ライアン、ダニエル・トラヴビス、ソウル・スタイン

倦怠期のダニエルとスーザンの夫婦は、休暇を取りカリブ海にバカンスにやってくる。
翌朝、ダイビングツアーに参加するが、２人だけでダイビングを楽しんで海面に上がってみると、なんとボートはすでに去っていて陸が全く見えない海で２人は取り残されてしまう。
日が暮れて周りにはサメの姿が・・・。

実話を元に映画化した作品で、サンダンス映画祭で最も怖い実話として評判になった作品です。

（Open Water）

将軍の娘 エリザベス・キャンベル

☆☆☆
１９９９年　１１６分　監督　サイモン・ウエスト
出演者　ジョン・トラボルタ、マデリーン・ストウ、ジェイムズ・クロムウェル

ジョージア州マッカラム陸軍基地。
女性大佐エリザベスが基地内の市街戦訓練所で全裸死体で発見される。
死体は手足をロープでテントの杭に縛り付けられ、死因は絞殺・・・頬には涙のあとが・・・。
彼女は基地の最高責任者であり、次期副大統領として政界入りも噂されているジョー・キャンベル将軍の一人娘だった。
犯罪捜査部のブレナー曹長とレイプ犯罪の専門家であるサンヒルが捜査担当になるが、彼に与えられたタイムリミットは３６時間・・・スキャンダラスな事件は表沙汰になってしまう。
エリザベスの交友関係を調査し始めるが、優秀な軍人だったエリザベスにはもうひとつの顔が・・・。

ネルソン・デミルの全米ベストセラー小説の映画化作品です。。
この映画のテーマは犯人探しというより、殺された将軍の娘と父親の絆や対立にあるのだと思います。
隔絶された基地内での殺人事件・・・。
最初は期待をして見ていたが、内容とか設定に少し無理があるようで、今一歩でした。
誰にでも勧めれる映画ではないですね・・・後味もかなり悪いものでした・・・映画自体は悪いというのではないのですが・・・。
久しぶりに見たマデリーン・ストウが、かなり濃い目のメイキャップで印象がかなり違いました。

（The General's Daughter）

フォーガットン

２００４年　８２分　監督　ジョセフ・ルーベン
出演者　ジュリアン・ムーア、ドミニク・ウェスト、ゲイリー・シニーズ

飛行機事故で９歳になる一人息子サムを亡くしたテリーは悲しみから立ち直れずにいた。
あんなある日、思い出の写真からサムの姿が消え、そしてホームビデオの映像もサムだけが消えていた。
動揺するテリーに夫や精神科医マンスは「息子などいなかった。」と告げる。
自分の記憶を信じるテリーは、サムの存在を証明しようとするが・・・。

（The Forgotten）

ワーロック

☆☆☆
１９８９年　１０３分　監督　スティーブ・マイナー
出演者　ジュリアン・サンズ、ロリ・シンガー、リチャード・Ｅ・グラント

１７世紀に悪魔と契約した魔導士ワーロックは、３つに分断した悪魔経典を手に入れようと現代にタイムリップしてやってくる。
彼の後を追ってやってきた戦士は、呪いをかけられた女性と共に戦いを挑むが・・・。

ジュリアン・サンズが魔導士役を怪演しています。

（Warlock）

デンジャラス・ビューティー２

２００５年　１１５分　監督　ジョン・パスキン
出演者　サンドラ・ブロック、レジーナ・キング、ウィリアム・シャトナー

ミス・アメリカ・コンテスト爆破予告事件を見事、解決したＦＢＩ捜査官グレイシーは有名人になり潜入捜査に支障をきたすようになる。
そしてＦＢＩの顔としてＰＲ活動に従事するよう命じられ専属スタイリストのもとで１０ヶ月の改造プログラムをしゴージャスな美女に大変身しＰＲ活動に専念する。
そんな中、親友のミス・アメリカのフラーが何者かに誘拐される・・・。

２００１年に大ヒットした「デンジャラス・ビューティー」の続編です。

（Miss Congeniality 2:Armed and Fabulous）

キッド

　
☆☆☆
２０００年　１０４分　監督　ジョン・タートルトーブ
出演者　ブルース・ウィリス、スペンサー・ブレスリン、エミリー・モーティマー、リリー・トムリン

イメージ・コンサルタントとして多忙な毎日を過ごす４０歳を目の前にしたラスの前に、８歳の頃の自分が現れる。
そして「パイロットでもなく、家族も犬もいないなんて・・・。」と未来の自分に幻滅する。
そんな彼に接するうちにラスは子供のころの夢を何一つ叶えていない事に気づくが・・・。

最近のブルース・ウィリス主演作の中では僕は一押しの作品です。
子役の子も良かったけれど、Ｂ・ウィリスも子役に負けておらずとても良かったです。
この映画はディズニー映画で何を言いたかったのかも分かりやすいし、ファンタジー映画として良く出来ていていたと思います。

（The kid）

クローサー

　

２００４年　１０３分　監督　マイク・ニコルズ
出演者　ジュリア・ロバーツ、ジュード・ロウ、ナタリー・ポートマン、クライヴ・オーウェン

新聞記者のダンは、ニューヨークからやってきたストリッパーのアリスと出会い恋におちる。
アリスと同棲を始めて１年半後、ダンは処女小説の出版が決まり、写真家のアンナに一目惚れ、彼女もダンに惹かれていたがアリスとの同棲を知って身を引く。
半年後、ダンの悪戯からアンナと医師ラリーが出会いお互いに惹かれ合う。
やがてアンナの写真展に集まったこの４人の運命の歯車が狂いだす・・・。

第７７回アカデミー賞で、助演男優賞（クライヴ・オーウェン）、助演女優賞（ナタリー・ポートマン）の２部門にノミネートされました。

（Closer）

エリザベス

　

☆☆☆
１９９８年　１２４分　監督　シェカール・カプール
出演者　ケイト・ブランシェット、ジョセフ・ファインズ、ジェフリー・ラッシュ、リチャード・アッテンボロー　

宗教対立が激しい１６世紀のイングランド。
国王ヘンリー８世と愛人との間に生まれたエリザベスは、女王メリーに世継がなく２５歳で女王に即位する。・・・。
側近でさえ敵か見方かわからない中、彼女はその知性と勇気で困難をかわし、乗り切っていく・・・。

主演のケイト・ブランシェットは、決して美人ではないけれど、威厳ある女王としての風格とか、こまやかな心まで良く演じていたと思います。
彼女以上に脇の男優陣も味のあるイギリス映画らしい顔ぶれで、楽しんで見れました。

第７１回アカデミー賞で、作品賞、主演女優賞（ケイト・ブランシェット）、撮影賞、美術監督装置賞、オリジナル作曲賞（ドラマ）、衣裳デザイン賞、メイクアップ賞の８部門にノミネートされ、メイクアップ賞を受賞しました。

（Elizabeth）

ミリオンダラー・ベイビー

　

２００４年　１３３分　監督　クリント・イーストウッド
出演者　クリント・イーストウッド、ヒラリー・スワンク、モーガン・フリーマン、アンソニー・マッキー

ロザンセルスのダウンダウンでボクシング・ジムを営むフランキーのもとに３１歳の女性マギーが入門志願にやってくる。
だがフランキーは女性ボクサーを育てる気はないと追い返す。
それでもあきらめずジムに通いひとり練習を続けるマギーの熱意に負け、フランキーはトレーナーを引き受ける。
フランキーの指導でマギーは初試合で見事なＫＯ勝ちを収める・・・。

第７７回アカデミー賞で、作品賞、監督賞、主演男優賞（クリント・イーストウッド）、主演女優賞（ヒラリー・スワンク）、助演男優賞（モーガン・フリーマン）、脚色賞、編集賞の７部門にノミネートされ、作品賞、監督賞、主演男優賞、主演女優賞の４部門を受賞しました。

（Million dollar baby）