日本パッシブハウスセンターが共催する
パッシブハウス見学会が下記日程でそれぞれ開催されます。
・5月9日(金)建築関係者・報道関係者向け
・5月10日(土)エンドユーザー向け
詳細およびお申込みにつきましては、下記サイトをご参照ください。
日本パッシブハウスセンターが共催する
パッシブハウス見学会が下記日程でそれぞれ開催されます。
・5月9日(金)建築関係者・報道関係者向け
・5月10日(土)エンドユーザー向け
詳細およびお申込みにつきましては、下記サイトをご参照ください。
前回からの続きです。
その点、日本の空調機器は
世界のトップレベルで牽引している存在。
昨年11月のフランスBATIMATの展示会でも
ダイキンと三菱のブースの大きさと展示品の多さには驚愕しました。
問題は空調機器では
いくら省エネをしても消費エネルギーがゼロにならないこと。
だからしっかりと気密断熱をして
伝統土壁の外断熱などを補強断熱として使い、
蓄熱性と呼吸性を持たせる。
そして換気でしっかりと湿度制御をおこない
結露やカビが発生しない家を作ることは可能な気がします。
壁体内の湿気移動は重要な要素ですが、
換気をしっかりと行えば湿気は外部に逃げていくもの。
汚れにくい熱交換換気や汚れが簡単に取れる熱交換換気などが
しっかりと稼働していれば結露の心配なく省エネが可能でしょう。
その点ダクトレス熱交換換気「ヴェントサン」は
ダクト内汚染の心配はないし、
本体部品はすべて自分で手入れできるので有効かも。
最後はPRでした(笑)
前回からの続きです。
建物を高気密高断熱化することで
エネルギーという制約からの脱却ができる。
これは重要なことだと思いましたし、
しなければならないことだと改めて思いました。
また、日本は、技術や社会システムをもっと磨き上げれば、
世界からさらに注目される存在になり、
活路が開かれる という話も
常々私が社員に言っていたことであり共感しました。
ドイツの省エネ製品を扱っているから
すべてドイツ贔屓という事はないんですよ(笑)
断熱材はほとんどが海外で開発されたもの。
私の知識では日本で開発された断熱材で
海外にない断熱材といえばフェノールフォームと
ケイ酸カルシウムボードくらいではないでしょうか?
しかしこれらは高価なのが欠点。
・・・続きます。
日本はまだ欧米ほど省エネ建築は普及していないが
日本の国民は長生きしているじゃないか。
じゃあ我慢したらいいのではないの?
そんな意見も時々耳にします。
もったいない精神が日本の省エネをもたらしているのも事実でしょう。
では冬季の風呂場での溺死事故が多いのはなぜでしょう?
約7割の人が冬季前後の4か月で亡くなっているのはなぜでしょう?
最近は私の周りで50代後半の方が冬季に
入浴中に具合が悪くなり入浴後に無くなっています。
溺死ではありませんが温度差と無関係でしょうか?
極端でひんしゅくを買うかもしれませんが、
亡くなった方だけでなく
お医者さんの世話になったなら医療費がかかります。
近畿大学の岩前先生の講義では
このままいけば日本の医療費は防衛予算を超えてしまうとのこと。
住宅の省エネ性能を上げることで
医療費の予算を抑えることが可能かもしれない。
ヒートショックを無くすことで国家予算を
抑えることができるかもしれないんです。
・・・続きます。
しかし、我々の業界では、
ともすれば省エネ建築は目的になっていないか?を
考えさせられました。
私たちはより豊かな生活を得るために
省エネを行っている。
文化を維持せずに省エネすることは理論上簡単!
江戸時代の生活に戻ればいい。
でもそれでは何のための文化文明かわからなくなります。
そして、作っては壊すスクラップアンドビルドからの決別。
建築研究所が省エネ改修推進事業を
進めているのは先を見越してのこと。
10年前にドイツで講義を受けたときは
当時のドイツでは年間建築数の9割がリフォームだと聞きました。
しかし昨年はなんと99%がリフォームだと聞きました。
伝統を重んじる国民性もあるでしょうが、
日本もドイツに負けない国民性があるはず。
いつかはこんな日が来ることを期待したいです。
どうして日本はドイツのように一挙に省エネ基準を義務化しないのかと
疑問に思っていましたが、
省エネ基準の義務化に反対の方が居られるのですね。
たしかに自然は大事ですが、
夏や冬に寒暖を我慢して省エネするというのは
前時代的だと思うし健康に良くないと思います。
・・・続きます。