福島被災動物レスキュー(NPO法人SORAアニマルシェルター)

東日本大震災等で行き場を失ってしまった動物達の保護活動をしています。
「世界一楽しいシェルターにしよう」を合言葉に…。

活動報告⑥

2011年04月07日 | 活動報告
4月2日 南相馬市 浪江町

前日にUKCジャパンさんと栃木県手前の白河ICで待ち合わせをして、ロッキーちゃんと道路で寝てた(仮名 どうちゃん)を湘南にあるUKCジャパンさんのシェルターに搬送して戴き、次の日出来たら、秋田犬を保護しようと、シェルターを貸していただける様に聞いてみたら「それはいいんですが、秋田犬は噛むから気をつけてね、無理はしないで・・・」と、快く引き受けて下さった上に、ご心配までして戴いたのですが
「南相馬市でおばあさんが1人で犬の世話を数匹やってるので、それを明日UKCで南相馬入りしてシェルターに運ぶので、おばあさんが餌をやってるところから、UKCが行く所まで運んでほしい」という話になり、手伝うことになりました。

その話だと元々どこかに繋いであるのを歩いても移動出来るようだし、それはすぐに終わらせて、あとは秋田犬のところに行って・・・、なんとか噛まれないように頑張ればいいんだと・・・

わたしが自分なりに考えてる捕獲の教訓。
動物には自分の首と目さえ噛まれなければ、自分は生きてはいける。
自分が捕獲しなかったら、動物達は生きていけない。

UKCジャパンさんに教えて貰った住所をナビに入れると、30㎞圏内突破、20km突破、途中犬の世話をしているというおばあさんのOさんと直接連絡をとって、無事にOさんの所にたどり着くと、ボランティアで集まってきたという方達が男女5~6人・・・

犬を移動させるだけだったら、わたし達が来なくても良かったんじゃない?と思って、牛にご飯をあげに行ったというOさんに電話をすると「みんな、犬を触れないっていうのよ・・・」と・・・

ここから色々と話はあるのですが抜粋して書いていきますね(>▽<;;

結局、移動ど聞いてたのが、捕獲でした・・・。

まず、Oさんが牛のご飯のあとに1匹連れて来るというので、その場に車を数分走らせたら大型犬をOさんが連れてて、またさっきと違うボランティアさんの車もその場に・・・

ケージ、ケージとみんな騒いでるので、私が綱を持ち、パジェロミニの後ろを開けて、荷台に少し綱を引っ張ったら、自分でちゃんと乗ってくれました。


(やせ細ったボルゾイ)



(自分の車にこんな立派な犬が乗ってるのが不思議です)

すっごい可愛いボルゾイ。
普通、大型犬を飼っていると、一緒に車に乗ったりするので、ある程度は自分で車に乗る癖がついています。

わたしはこのボルゾイを犬を触れないボランティアさんのたまり場に運んで、まゆちゃんは別の柴犬の捕獲に行きました。

まゆちゃん、シバ犬保護。

ボルゾイに引っ張られても、まゆちゃんがシバ犬の重いケージを運んでても、誰も手を貸してくれません・・・

その後、ラブラドール他数等が居るというので、別の場所へ車4台で移動ということに・・・

Oさんとボランティアさんが運転してる車の後ろを付いて、車を走らせて15秒の場所で待ってても、誰も後ろについてきません。

10分、20分待っても来ません・・・

こっちは秋田犬を捕獲に行くことが目的なのだし、今居る場所が正直、18km圏内なのか、11キロ圏内なのかさっぱりわかんない場所なのだし、まゆちゃんはまだ新婚さんでこれからの人だし、1分1秒でも早くやることをして、動物達を数多く助けたいのに!

ようやく後に1台ついてきて、もう一台の様子を聞いたら、ガソリンが心配だというお話で・・・、ガソリンを入れてから来ると・・・

まゆちゃんと私も車内で怒り爆発!

とりあえず、私達の車の後ろの車に大きなケージを積んであるので、その車さえあればいいということで出発・・・

10分後・・・、後の車は居なくなりました・・・

途中あちこちで猫のご飯をOさんがあげてたし、ゆっくり走ってたしなんで後の車が付いてこなくなったのか意味がわかりません。

よくわかりませんがOさんが以来されてた犬を1匹保護(あたし達2人で!)

こっちに積んでる中型ケージに入れ、次の場所へ・・・

途中、明かりが一つも点いてない真っ暗な長いトンネルを潜り抜けて、ラブラドールの元に到着。

でも、大きいラブラドールを入れるケージの車が来てないし、自分からも車に乗ってくれない・・・。

時間がどんどん遅くなって、日も傾いてくる中、こっちは秋田犬の方に向かわなくちゃいけないし、嫌がるOさんと一緒に居たボランティアさんに無理無理、さっき捕まえた犬をそっちにあるダンボールの中に入れて、あとリードを車の中に繋げられる棒を探して、そこに動けないように固定して移しました。


(とても大人しくて可愛いわんこです)

こんな時なんだから、使えるものは何でも使えよぉ・・・と思ってやってるのに、こっちがやってることは文句言われっ放し・・・><


(かなりでかいラブラドール)

いざ、中ケージにラブラドールを入れようと、まゆちゃんと奮闘。


(Oさんと一緒に居た方は一眼レフカメラを持ってたので、こっちの緊急用コンパクトカメラを渡して1枚撮って貰いました)

ケージに中々入らなくて、暴れまくるのを「可哀想」「もうこんなになっちゃったら2度と捕まえられないわね」と傍から見てる二人に「手伝って下さい!!」と声をかけて、やっともう少しで蓋が閉まるというところで、ボランティアさんが「もうダメ」と力を抜いてしまったので、まゆちゃんがバカ力を出してくれて、ようやく保護成功。

重くて、どう考えても二人じゃ車に乗せられないのをまた見てるだけなので「手伝って下さい!!」とまた声をあげる・・・

ここの場所にたどり着くまでにパトカーに止められて「今、こっちの方、放射能がかなり高くなってるから、すぐに出て行ってください」と言われたし、2度と捕まらないじゃなく、こっちは絶対に捕まえるって覚悟で来てるのに・・・
しかも、ただの移動、歩いて行けるくらいの距離を散歩感覚で移動させるだけって感じに伝えられてたし、20圏内ですか?って聞いた時も、20km圏内じゃないと聞いてたし・・・

しかも!UKCジャパンさんからOさんには、捕獲のプロが二人行くからって話が来てたそうです。

うちのまゆちゃん、犬を飼ったことさえないんですが・・・
あたしも犬は大型も小型もアライグマも飼ってるけど、大規模に捕獲するなんて今回が始めてで、物凄い意を決して来ただけなんですけど・・・

あとは猫の餌と言ってたので、私達は秋田犬の方に向かいます!と言って、Oさん達を置いてその場を後にしました。

また途中であの真っ暗なトンネルを通り、まゆちゃんと「こえぇぇーーーー、すっげぇこえぇぇよぉぉーー、このトンネル、抜けられなかったりしてぇぇぇーー」とか騒ぎながら車を走らせてると、少し道に迷ってしまい牛に出会ってしまいました。



2匹は自分で逃げたのが、放し飼い状態で、牛舎の中には餓死してる牛ゴロゴロ・・・
逃げようと必死にロープを引っ張ってる牛・・・
親がそこに居るのか、離れてるのに牛舎から出ない子牛・・・




ごめんね、ごめんね
今度生まれ変わったら、絶対に牛には生まれないで・・・
放射能で20km圏内からは神様さえ逃げてしまったとしか思えない光景・・・
神様たすけて





ごめんね
あたし達にはどうすることも出来ない・・・



ラブラドールをボルゾイ達が居るボランティアさんのたまり場に置いて(また2人で)、リードが全然無いのに、こっちから持ってきたリードは直ぐ切れちゃうーとOさんに言われてしまったので、周辺を探して牛用のロープ等で繋いで来ました。

中型ケージに入れてる姿を見て、後を結局来なかった大ケージを積んでた車の女の人に「こんな狭い所じゃ可哀想」とまゆちゃんが言われたそうで、「大ケージを積んでたのはあなたじゃないですか!」と言ったら、「だってぇ、見失っちゃったんだもんっ」と・・・

で、すぐに自分達は建物の中に入る・・・

正直、わたしはたまり場に着いた時点で、この人達は無理だ・・・と思ってたので、ボランティアの人達が何人居たのかが全然わかってなく、まゆちゃんに色々と教えてもらいました。



いざ!秋田犬!!

・・・と向かって、しばらくすると、2匹の放浪犬発見・・・


(若いまゆちゃんの匂いに引き寄せられてる図)


(一度繋いで捕獲準備)

ちょうど、その時UKCジャパンさんがボランティアのたまり場に着きそうだと連絡があり、先日ロッキーちゃんとどうちゃんに使ったケージも返して下さることになってたので、とりあえず、今ここで1匹捕獲して、UKCジャパンさんの車に乗せて運んで貰おうという作戦をまゆちゃんと立てました・・・

犬1匹捕獲




もう1匹は張り紙をして、なんか書いてあるポールに繋いでおきました。

たまり場に出発・・・と走って、1分ほどで、横から黒い物体発見。

近くで捕獲してるのを見てたのか、車に近寄ってきたようです。

黒ラブ・・・

うちの自宅に居る黒ラブはかなり性格が荒くあたしの事も噛むので、黒ラブ要注意・・・

まゆちゃんとご飯だけ置いていこうか・・・



(よくみるととても優しい顔の黒ラブ)

・・・という話にもなったのですが、あとで後悔しそうだったので、もうどうにでもなれーという気持ちで捕まえ、大きいし、無理にケージに入れる時間も無いので、車に猫缶で誘導しながらそのまま乗せて、もうリードも無かったので、パジェロミニのシートベルとをぐいぐい引っ張りだして、首輪にグルグル撒いて固定して、たまり場に向かいました。



わたし達がたまり場に着いて、すぐにUKCジャパンさんも到着。

「お疲れ様でーす」と明るく挨拶をしたら、いきなり関西弁のおじさんに
「あんたらなー、遊びに来てるとちゃうんやでー!!」と怒鳴られました・・・

へ?、あたし達、UKCジャパンさんから頼まれて、手伝いに来たんですけど・・・と言う暇も無く、怒鳴られ続け・・・

こっちは放心状態で言葉も無く、代表の細さんはOさんの元へ・・・

どうやら、Oさんが犬に触れないボラさんの事を代表の細さんに文句を言っていて、あたし達はその方達と勘違いされたようです・・・

その後、Oさんから説明をされたようで、少し態度が変わり犬の簡単な捕獲方法を教えてくれて、「ねぇちゃん達なー、女二人でやってると、泥棒だの色々いるんやさかい、あっという間に殺されてしまうで!」とご心配の言葉を承り、今はもう1匹繋いで来た犬の元へ早く向かわなくちゃいけないのと、秋田犬の事が優先だったし、使い易そうなケージを2個貸して貰って、その場を離れました。

いいの・・・
こっちの言いたいことは後から言えばいい、今は繋いできちゃった犬と秋田犬。
せっかく教えて貰った捕獲方法も腸煮えくり返ってる状況でまゆちゃんと聞いてたので二人ともよくわかってませんでした。

「まゆちゃん、説明聞いてた?、あたし全然わかんなかった」

「あたしも聞いてなかったです、いいんですよ、あたし達にはあたし達のやり方があるし!」

「そうだよねーー!!」

空も薄暗くなりかけてます・・

この場所にたどり着くまでに、あちこち道が津波で遮断されてたり、陥没してたり、橋が落ちてたりして、ナビが正確じゃないので、暗くなると非常に危険。。

現にロッキーちゃんの元に向かう時に、側溝に右後のタイヤが嵌ってしまい、まゆちゃんに押して貰って抜け出したし・・・

繋いできてしまった犬に到着。

すると、何故かもう1匹・・・



ギャーーーという気持ちを抑えて、2人とも黙々と捕獲準備。

日も薄暗いを通り越してきました、あたし達のやり方の捕獲方法で苦戦して

「さっき聞いたのやってみる?」とやってみたら、あたし達のやり方の半分の時間。

2匹目もその方法でササッと・・・

細さん、ご指導をありがとうございました。



この後で秋田犬は日もどっぷりと沈んだ頃になってしまうので、泣く泣く秋田犬捕獲は諦めました。

ご飯だけはまだ開けてない大袋も2袋、犬小屋近辺の倉庫に残ってたし、やつだったら勝手に袋を開けて食えるし、餓死することはないだろう・・・

この2匹は東京からレンタカーで友人のOさんが迎えに来てくれて、UKCジャパンさんのシェルターに運んでくれる手配をまゆちゃんがしてくれたので、ここから福島市まで2時間半、そこから、矢板ICまで1時間半運転して、無事に友人Oさんに渡しました。

福島市の自宅に帰ってきたのが、午前1時過ぎ・・・

もう福島市にシェルターが無いと、現地での捕獲、県外までの運搬はかなり体力的にもきっついです( ノω-、)

どうかどうか、シェルター設置にご協力くださいm(_ _)m

三菱東京UFJ銀行 立川支店
普通 0085844
一般社団法人 SORA (シャダンホウジン ソラ)
代表理事 菅野利枝(カンノリエ)

コメント (19)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ご支援のお願い

2011年04月07日 | ご支援のお願い
現在福島市でシェルターの準備を行っています

ご支援のご協力を心から切実にお願い致します


三菱東京UFJ銀行 立川支店
普通 0085844
一般社団法人 SORA (シャダンホウジン ソラ)
代表理事 菅野利枝(カンノリエ)



コメント (29)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

福島被災馬 近況報告①

2011年04月06日 | 福島県被災馬情報
沢山の方からの被災馬救助の情報を戴きました。

心から感謝感謝です。


(あの馬ではないのですが、餌も無いということで、馬でさえもその辺に放してしまってるところもあります、写真は野良馬です)


本日、NPO引退馬協会様と連絡がとれまして、
今後の対応を考えて下さるというお話をさせて戴きました。
こちらで、あのおじさんのお名前と住所と携帯番号を聞いていたので、NPO引退馬協会様にお伝え致しました。

ただ馬の数が多いことと、道が悪いのと、あのおじさんの馬たちは数日前の時点ですでに
餓死しているということなどを含めて、どこまで出来るか正直まだわかないので、現時点ではまだ保留ということですが、8日頃に千葉県からわざわざ福島入りして下さる段取りになっているということなので、その時は菅野さんにもお手伝いをお願いするかもしれませんという話になりました。

また、進展がありましたら、ブログで報告させていただきますね。


コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

福島県被災動物ボランティア募集

2011年04月05日 | 福島県被災動物ボランティア募集
福島県動物救済ボランティア募集

条件

・犬・猫のボランティアに係わった事がある方(大型犬でも怖がらない方)

・宿泊場所を自己負担で確保できる方

・福島市までの交通手段を自己負担で確保できる方

こちらにある誓約書に同意して、プリントアウトをしてご持参戴ける方

・自動車運転免許証のある方(要相談)

・獣医師の方


お問い合わせ先

sora-shelter@wing.ocn.ne.jp
024-529-6267(am11:00~pm17:00)

コメント (28)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

活動報告⑤

2011年04月04日 | 活動報告
4月1日南相馬市
朝から大量の動物達のご飯などを積んで、速攻で南相馬市入り。


前の日に立派な車が2台あるお家に置き去りにされてるレトリバーの世話をしてくれてたiおじさんから電話があり、もう一匹近所に置き去り犬を見つけてしまったので、犬のフードを届けて下さいと電話を戴いたので、
留守中のおじさん宅にフードの大袋を3袋届けてきました。


仲良し2匹の1匹で飼い主が家にいた方のモフモフの犬は繋がれていたので、一応そこにもごはんを大盛りあげて、もう一匹のモフモフの彼女と思われる彼女犬は相変わらず帰って来てる様子が無いけど、彼氏が側にいるからと、保護は今はやめて、ご飯とお水を山盛り5杯分くらいあげてきました。


(彼氏のモフモフももしかして置いていかれた?)


(彼氏を心配そうに見ている彼女ちゃん)


(彼女ちゃんの家には小さな子供が住んでた形跡があるし、もしかしてずっと戻って来ないんじゃないかな・・・
本当は保護したいけど、彼氏から離してしまうのも可哀想だよね・・・、もうしばらく様子をみよう)

そしてロッキーちゃんの住むおうちの住所をカーナビ通りに進むと津波の酷い道路に案内されてしまい、そこで馬を飼ってる方を発見してしまいました。

餌を運んでくれる人も居ないし、道は悪いしで、津波の被害は酷いけど、せっかく助かった馬たちを餓死させるしか無いということでした。

すでに馬小屋では飢えて死んでる馬も居て、おじさんもかなり気が立っているようだったので、世間話などを交えながら話を進めて、ちょうど私の十数年前に亡くなった叔父が競馬関係者だったので、その名前を言うと、声が明るくなって、連絡先も教えてくれて、そして、ぼそっと「おれもよぅ、今まで馬に食わせて貰ってたから、最後まで面倒みるしかねぇべ」と言ってました。
別れ際には「お互いにがんばっぺねー」と手を振ると「がんばるしかねぇっぺー」と明るく手を振ってくれました。

馬のおじちゃんとの全貌がわかる動画↓



そこは競走馬だったのを食用の馬として飼ってるところでした。
競馬馬だったのが食用になってしまうって話はチラッとは聞いた事があるのですが、本当にそうだったんだ・・・と始めて知ってショックを受けたのと、頑張って走ってたのに競走馬として終えることも出来ず、結局食用にもなれず、餓死していくのを待つだけの馬って・・・

わたしは馬が好きで、競馬も足を折ったりするんじゃないかとか怖くて見れないくらいの馬大好きな奴で、自宅から10分くらい山の方に向かうと、レンタルの馬屋さんがあるので、よく息子と一緒に馬やポニーを見に行ってました

かなり動揺してしまい、道がわかんなくなって変な道を走ってしまい、道が遮断されているのに道に色々と転がっているのでUターンすることも難しい状況でも、この動揺の中で一番苦手なバックでこの道なのかなんなのかわからない所を走るよりはまだ100回切り返してもUターンした方がマシだと思い、大きな木をどかしたりしながら約80回程の切り返しでUターンすることが出来ました。

ロッキーちゃん待っててね!!

ようやく普通に通れる道路に抜け出て、向かうはロッキーちゃん。

どうか元気で生きててくれますように・・・

そして、ナビが案内するままに車を進ませると、目の前には「危険20km圏内立ち入り制限中」と書かれた文字が目の前に。。

でも、ナビはそこを進めと出ているし、行くしかない!

いざ突破しようとした瞬間、目の前から警察が・・・



こちらの事情を話すとすんなりと入れてくれました。
まゆちゃんの東京のチップ入りの免許証を見て「はじめてみたぁ」と感動してました。

この時の様子も動画に撮ってたので、やり方がわかり次第アップします。

しばらく走ると、目の端っこに横たわっている犬を発見。

ガ・・・ 餓死??

ここをもう少し走らせると、ロッキーちゃんのおうちに着くはず、この犬が餓死しているってことは・・・と、横たわった犬に近付くと、まゆちゃんから「りえさ~ん、生きてます~」と聞いてほっとしました。
全然吠える事無く近付いてきてきたのですが、足がピョコピョコと変な動きをしてます。

鎖も外されてるし道路にも出てきたし、足は怪我してるしで、もうこれは保護しかないな・・・と、保護しようとしましたが、どうやってもバリケンに入りません。

ロッキーちゃんのことも気になるし、とりあえずその子にはリードを繋げたままロッキーちゃんの家に向かいました。

ナビの案内が終了したので、車を降り、庭に入ると犬がこっちを見て吠えまくってました。
鎖に繋がれてるというお話でしたが、誰かが外したのでしょう。



それでも、ロッキーちゃんは家を離れず、おばあさんが帰って来るのを待っててくれたようです。
ご飯も全部ぺろりと食べてくれたし、リードもすんなり着けさせてくれたし、ケージにもすんなりと・・・と思っていたのですが、やっぱりここでおばあさんが帰って来るのを待っていたいらしく、中々入ってくれないのを、まゆちゃんと二人で力ずくでケージにいれました。

ロッキーちゃん無事に保護!

待っててくれる家族の方が居るロッキーちゃんを保護することが出来て本当に嬉しかったです。

その後、リードを着けてきた犬のところに車を向かわせると、今度は道路でべっ・・となって寝てました。
一瞬轢かれた??と思ってかなり焦ったのですが、




かなり気合を入れて無事保護出来ました。
入れる時にかなり踏ん張っていたので、この調子だったら足もそれほど悪くはないと思います。

その後、猫を見かけた付近で雨に濡れ無そうなご飯置き場を探していたら、道路から犬小屋が見えたので、中に入ると、犬のご飯が大量に散乱しているのに、3戸ある犬小屋は全部空っぽ・・・。
鳥小屋に鳥がいるくらいで、中を覗くとご飯も水も無かったので、鳥小屋の脇にあった鳥のご飯をあげて、水も周りにあった鍋に水を入れて置いておきました。
すると、うしろから小さな声で「りえさ~ん」と呼ぶ声がするので振り返ってみてみると、立ったらまゆちゃんより遥かに大きそうな秋田犬がまゆちゃんの隣に居ました。



とても人懐こそうな秋田犬で可愛かったのですが、もう車には乗るスペースがありません・・・
それにここにはご飯が山ほどあるし、まだ開けてないフードもあったので、しばらくは大丈夫だろうと言い聞かせて、秋田犬が居た家の裏の軒下に猫の乾燥フードを置いて、猫缶を出して、終わったーと思ったら、秋田犬がのそのそとまたやってきて、猫缶だけをペロっとたべてしまいました・・・。

他にも猫の姿を見た近辺で猫のフードを置いてきたり、動物を飼ってる人で家にまだ残ってた方が居たので、その方の家の裏の方に定期的にごはんをあげてくださいとフードを渡して頼んできました。

そしてすぐにUKCジャパンさんに電話をして、白河ICで待ち合わせをすることに決めて、ロッキーちゃんを白河でお渡ししました。

ロッキーちゃんは車酔いのせいか途中で苦しそうな素振りをしてたかと思ったら、熟睡してたりして、途中で死んじゃったりしないか凄く心配だったのですが、次の日には湘南のシェルターに運んでもらって、無事に元気な姿でAさんのおうちに行くことが出来ました。


(あたし達が見た時とロッキーちゃんの表情が全然違う事に驚きました!とってもしあわせそうです(*^o^*))
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

活動報告④

2011年04月04日 | 活動報告
3月31日
前日保護したビーグルの雑種、仮名ビタワンを洗いとりあえず家に置いておくことになりました。
主人が思いがけず気に入り、うちの庭で昼間は放し飼い状態です。
・・・がっ、私の実家の農地に建てた家なので、隣が結構離れてるのですが、半径500m以上に響き渡る高音量の鳴き声を食う、寝る、一緒に遊ぶ以外の時はずぅーーーーーーっと続けてます。
うちに元々いる犬2匹も最初は一緒に吠えてたけど、付き合いきれないという感じで冷ややかな視線を送ってます・・・

とりあえず、ビタワンの事は自宅で仕事をしている主人に任せて、まゆちゃんとこれから先の打ち合わせをしながら、家を出て以前にも行った福島市にある一番大きい避難所のあづま総合運動公園の体育館に向かいました。

自宅で数匹はシェルターが出来ると甘く考えてたものの、ビタワン級の犬が数匹居たら、うちの近所は専業農家が多く、放射能汚染問題でピリピリしているのにますます追い討ちをかけてしまいそうだ・・・と、折角保護しても行く先を考えなくては・・・と、まゆちゃんと頭を悩ませてる中、避難所の玄関の横にある避難ペットの物資置き場になってる脇にとても素敵な張り紙を見つけてしまいました。




早速電話をすると、こちらで保護した犬をシェルターとして使わせて下さるとお話!
しかも、栃木県の那須まで運べば、神奈川県にあるシェルターに運んでくださる!!

ちょうど、その後に私が管理人をしているmixiの猫や犬等を捨てる人を減らし隊コミュにロッキーちゃん救助のカキコミを見つけて、Mさんに連絡をしてみるとUKCJAPANさんに頼んでいたけど返事が無いと・・・

これで、力の限り保護が出来る!!





ついでに被ばくスクリーニングをして貰いました
衣服は毎日洗っているし、シャワーもジャンジャン浴びてるので検査にひっかかる筈が無いと思いながらも、車の外は洗車をしていても、車の中はそのままだし、いつも簡易合羽を着ている時もあとそのまま車に乗っているのだし、本当に危ない数値の放射能があるなら、その車に乗っただけで少しは汚染されてるはずなのに、メーターはカタっとも動くこともなく、無事に異常なしのはんこを貰って帰ってきました。

明日はロッキーちゃんを保護出来る!
だけど、高齢ということと避難されてからの日数が経っているので、あたし達が行くことによって、余計に飼い主さん達を悲しませる結果にもなってしまわないかと、少し不安にもなったけど、とにかく、今は生きてることを信じて、ロッキーちゃんの元に向かわなくちゃ!

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

活動報告③

2011年04月04日 | 活動報告
3月30日南相馬市(原発から30km圏内、屋内退避、自主避難地区)

前日に打ち合わせをして、東京からボランティアで来てくれたARCのまゆちゃんと犬猫のご飯や生活用品、バリケンなどをモリモリ車に乗せて南相馬に向かいました。
福島市からだと相馬市を通り抜けるのですが、相馬市はホームセンターも開いてきたようで、相馬市の方は物資を届けるのをやめて、とにかく28日に見つけたシロちゃんとクロちゃんにご飯をあげることと、どうみても捕獲が必要な犬を捕獲しようと、ガンガン南相馬市に向かいました。

繋いで来てしまったクロちゃんがとても気掛かりだったので、まずはクロちゃんへ・・・と車を走らせると、放浪犬を見つけてしまい、途中で車を下りると平屋の借家が立ち並ぶところに入って行き、廃車の中に犬を見つけました・・・。



車から降りると、人が近寄ってきて「アニマルフレンズ新潟の方ですか?」と聞かれたので、こちらの名刺を渡して「福島市で動物愛護活動をしているSORAです」と説明をしている間に、今度はおばあさんが廃車の隣の家のおばあさんが来て、3軒隣の家の人が1ヶ月前に買ったばかりのミニチュアダックスを玄関前に置き去りにして、小さな子供を連れて避難してしまったと・・・。
可哀想だから自分の家に入れたけど、自分の家にも犬が居るので、その犬と相性が合わず仕方なく車に入れておいた。
自分の家には寝たきりの家族が居て避難出来なかった。
避難指示が出される前は寝たきりの家族は病院に居たけど、屋内退避支持が出た時に迎えに来て下さいと言われ、自分は迎えに行って連れて帰ってきたけど、迎えに来て貰えなかった方は避難させて貰えてたと・・・



その他にも色々自分の状況を滾々と説明をされて、このダックスも私たちに里親を探してくれと言われたので、おばあさんの話をしばらく聞いてから「おばちゃんね、もしかしたら、飼い主の方が帰って来るかもしれないし、すぐには里親は探せないんですよ」と言うと「家の前に捨てて行ったんだから、里親探しちゃっていいわよ!」と怒られて、とりあえず、こちらで一時預かりをするという説明をして、ミニチュアダックスをキャリーケースに入れました。



そして、やっと「アニマルフレンズ新潟の方ですか?」の方にお話を聞くと、動物のご飯を届けてくれることになっていたのに、約束の日から3日待っても届かないと・・・

27日の福島の新聞には「アニマルフレンズ新潟のイザベラさんは岩手・宮城・福島などで犬猫を20匹保護して・・・、石巻の動物病院に大量の物資を届けて、その後は避難所の方が動物と暮せる仮設住宅を建設できるようにと働きかけていく」と書いてあり、もうすでにイザベラさんは1歩先の方に進んでいているようだったので、こちらで持ってきたフードをお渡しすると、ダックスのおばあさんがあっちこっちの近所の方の方に声をかけてくれました。。


(おばあさんの家の前の置き去り犬)

次々にフードを渡し、このままじゃ、これから先のフードが足りなくなる感じだったので、隣の立派な家で置き去りにされてるゴールデンレトリバーの世話などをしているおじさんには「これでしばらくは足りますよね?」と聞くと「足りる~」と言うので、「またあたし達は来るし、福島市だからすぐに来れるから、なんかあったら電話頂戴」と名刺を渡して、その場を離れました。



(置き去りにされたゴールデンレトリバー写真に写ってない左側には高そうな車が2台、おじさんの話だとずーっと帰って来ていないと・・・)


(最初に見つけた放浪犬はどうやっても捕まえる事が出来なかったので、ご飯だけをおじさんに頼んで、ご飯場所と水置き場を作ってお願いしてきました)


(近所の犬の世話をしてくれているおじさん(iさん))


とにかく、クロちゃんに・・・と向かおうとしたら、15mも走らないうちに、2匹の放し飼い犬を道路で発見・・・。

犬は鎖を外されても自分の家の周りをウロウロしてる場合があるとの、福島県でも浜の方は都会では考えられないくらいかなりアバウトな考え方の飼い主の方が居て、発情期になると暴れて可哀想だから鎖を外す・・・という方も好くなからず居るし、この2匹の行動を見てみると、1匹は家の中に飼い主が居てもやっぱり放し飼い・・・、もう1匹は自分の家に案内してくれました・・・。


(最初に飼い主の居る犬が私達に近寄ってきて、安全を確認してくれてる感じで、もう1匹の犬に大丈夫だよと教えてくれてる感じです)


今は活動報告として書いてますが、この場でこの犬たちを見てると、こうして書いてる間にもふっと自分の力を抜くと涙が止まらなくなります。


(ここが私の家なの・・・と案内してくれた犬)

その後、どうやっても自分の家がわからない犬を保護しました。


(ミニチュアダックスが静かに車に乗っているのに、めっちゃめちゃ車中泣きまくるビーグル雑種)

この犬は余りにも吠えて、一時的に保護して下さるという方にもとてつもなく迷惑をかけてしまいそうなので、除染してから、結局、我が家で預かることにしました(;´▽`A``

ようやく、クロちゃんの元に着くと、車があり家に行ってみるとお家の方が帰って来てコタツでまったりしてました。
猫も居るそうで、今回の原発問題は長期化すると聞いて帰って来ることにしたそうですo(^▽^)o


(全然パニクッてないクロちゃん、繋いでしまった時には物凄い責任を感じてしまったけど、結果的に車に轢かれる事無く、おうちの方と無事に遭えて本当に良かったです)

その後、今度はシロちゃんの元に・・・。
どうかシロちゃんの家にも飼い主さんが戻って来てますようにと願いながら・・・。



(南相馬地区は屋内避難地区なので遺体捜査さえ殆ど進んで居ません)

車を走らせてると、人が居たのでこちらの活動の説明をすると、うちでも犬のご飯が無くて困ってたんだ~というおじさんにフードを渡しすると、向こうに馬が津波で流されて、3匹死んでて1匹はまだ生きてるという情報を戴いてしまいました・・・。


(馬あっち・・・と、案内される図、おじさんの手には大事そうに抱えた犬のご飯)


相馬市、南相馬市(平成18年に原町市、相馬郡鹿島町、相馬郡小高町に市町村合併で出来た新しい市)は地名に馬が付くくらいだし、「相馬野馬追祭」というのがあるので、馬を飼ってる方がとても多いのです。



馬の話を福島県警の方に話を聞くと、自分たちは今、人間の遺体捜索中だから馬の事はわからないと・・・。

ここにはまだ人間でさえご遺体があるのか・・・と、胸の奥がギシギシ鳴り始めてるのを今は自分の出来ることを先にと、自分の心を抑えながら、車を進ませると、「馬が居る!!」とまゆちゃんが叫んだので、道路の直ぐ脇を見ると、馬が横たわったまんまで居ました・・・




数日間放置されたままで目さえ腐り落ちてる馬・・・
本当は優しいまなざしがそこにあったはずなのに・・・

もうここにこの馬の魂は無くて、きっと天国の緑の草っぱらを走り回ってると思いながらも、あまりにも痛々しい姿で、今まで色んな事に耐えてきた感情がそこでブワっと噴出してしまい、涙があふれ出して、なんか軍手で馬を触るのも失礼な気がして、軍手を取り、頭を撫でて天国で幸せで暮してねとお話してきました・・・

その後、シロちゃんのところに着いて、シロちゃんの様子を見ると、前々日とまったく変わらず、ポストに入れてきたSORAの名刺もそのままだったので、また水とご飯を沢山あげてきました。

犬を置いて避難された方のお話では(シロちゃんの飼い主じゃありません)、現在避難地区に泥棒がかなり居るそうなので、留守中の番犬として置いて行ってると言ってますが、私達女2人で近付いてもご飯をあげると尻尾を振る状態で、とても泥棒避けになるとは思えません。

避難地区に入り放射能さえ気にしない泥棒が犬を恐れるはずがどう考えても無いに等しいです。


(早く早く飼い主さん迎えに来て下さい( ノω-、))

その後、ミニチュアダックスを里親さんに出してと言ってたおばあさんから連絡があり(色々信じられないような事を言われましたが、この話は少し落ち着いてから書きます、避難地区に居る方には動物だけじゃなく、人間のケアもかなり必要だと思います)、ミニチュアダックスはおばあさんの元仕事の後輩Kさんが預かって下さることになり、福島市の笹谷に届けて来ました。

30km圏内に入ったら必ず洗車をしるようにしているので、洗車をして、自宅に着いたのは夜中の12時過ぎでした。
本当は洗ってから連れて来たかったのですが、外が余りにも寒くて、ここで洗ったら、自分も風邪をひいて、結局この後何も出来なくなったらおしまいだと思って、1年ほど前に他界した父の作業場にずっと高音で鳴きっ放しのビーグルの雑種を繋いで、家の前で服と靴を脱ぎ、裸同然の格好で家に入り、主人と息子が寝ている中シャワーを浴びて、震えながらコタツの中に潜ったままTHEペット法塾のHさんに電話をかけてしまい、疲れ果てて半分寝てるのに、あまりにもショッキングな事があり過ぎて、訳のわからない話しを延々としてしまいました・・・。
Hさん、本当に申し訳ないです><
コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

私が津波の被害が大きかった所と原発から30kmから20km圏内入りした活動報告②

2011年04月03日 | 活動報告
原発の30km圏内の方面に朝に向かっても、家に帰るのは夜中の12時過ぎなので活動報告が遅くなってしまってます((>д<))

福島県の原発から30Km圏内は、どう表現していいのか何度行っても相応しい言葉が見つかりません。

ニュースなどでは津波の後の潰れてバラバラになった家などを瓦礫という言葉で表現していることにとても違和感を感じます。
今回の地震や津波、放射能漏れが起きるまでは、ちゃんとそこに人間や動物達等が生きていて、今ガレキと呼んでる殆どに、そこで暮していた人間や動物達の証や思い出が刻まれていて、柱一つでも子供の背丈を記録していたり、数年前に亡くなってしまった猫の爪とぎ痕があったり、すべてに愛着を持って、そこで今になって思えば当たり前に幸せに暮していたのです。

私は動物が好きで、こうして現在は(社)SORAという動物愛護団体の代表理事をしていますが、同じ東北人、同じ福島県民、そして、8歳の息子が居る母親としての目線でも、福島の現状を伝えられたら・・・と思っています。



3月28日相馬市(津波の被害が大きかった地区)



海水浴場がある松川浦への道は完全に封鎖されていました。
この船は海水浴や犬と遊ぶ時には必ず立ち寄るコンビニの駐車場から撮った写真です。
海水浴場はまだだいぶ先にあるのに、このコンビニも水色のローソンが津波に破壊され、灰色になってました・・・。

避難所と公民館の方にペットのご飯が足りてるか聞くと、どこでも買えない状態で買えなくて困ってると言ってたのでフードを届けてきました。



とても喜んでくださり、私達が車に乗ると数人のおじさん達が「またきてけろ~」とニコニコしながら手を振って見送ってくれました。

その後、国道6号線から屋内退避地区の南相馬市入りです。

南相馬市(原発から30km圏内、屋内退避・自主避難地区)

南相馬市に入ると、津波の被害もとても酷いのですが、状況が一変してしまいます。
殆どの方が避難してしまっていて、残ってる方は残ってる事情があるので、まずその事情を私たちに眉間にシワを寄せながら説明するのです。

どう見ても家族は避難してしまい、繋がれて置き去りにされてる犬(勝手にシロちゃんと名前をつけました)に水と沢山のご飯をあげてきました。

その後、津波でぐちゃぐちゃになってしまった親戚の家を犬を連れて片づけをしている方がいらっしゃったので、フードをお届けしました。

犬が飼い主と一緒に居る事は当たり前の光景なのですが、この地区に入ると、とっても幸せな光景に感じました。

その方から、放浪犬が沢山居るという情報を聞き、そちらに向かうと、
途中で置き去りにされて寂しいのかパニクッて、人間が通ると車を無視してグルグル周りながら近寄ってくる犬を見つけてしまい、交差点で車も何気にスッと入ってしまうところだったので、このままじゃ絶対車に惹かれてしまう!と焦って、捕まえようとしましたが全然捕まらず、車に惹かれないように車に注意をしてもらえるように動きながら、ワタワタしていたら、近所の方が犬の散歩で歩いて来たら、その犬の後を着いて一緒に公園で遊び始めました・・・。
散歩をしている方に話を聞くと、交差点のすぐそばのお家の方のクロちゃんでいつも一緒に散歩をしていたけど家族は非難してしまったと教えて戴いたので、その方にクロちゃんにリードを渡すとすんなり捕まえてくれたので、とりあえずクロちゃんを自分の小屋に繋いで、ご飯とお水を沢山置いてきました。

その間にクロちゃんにパンを届けようとしてくれた方があちこちの犬にご飯を届けてるようだったので、何か困った事があったら連絡下さいと名刺を渡しました。

私は2時間半車で走れば来れる所だし、クロちゃんが私たちに捕まえられるのを嫌がったのは、置き去りにされてて車に轢かれそうになりながらも、その場で家族が帰って来ると信じてるクロちゃんの気持ちもよくかわるからで、何度か通って、これは真面目に帰って来る様子が無い・・・と感じたら捕獲しようと・・・



写真はご飯をがっついて食べてるシロちゃんです

どうかどうか少しでも早く避難している方も大変だとは思うけれど、シロちゃんとクロちゃんを迎えに来てくれますように。。。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする