潟東減農薬米生産者の会日記 URL http://yamagara-club.com

昭和63年設立の個人経営生産者組織
会の別名称 「やまがら倶楽部」
会員数14名
業務提携先 丸山光一商店

食味コンテストに申込む

2010-07-29 10:40:24 | 日記
 久しぶりの雨でした。猛暑が続き、稲の生育が早まっています。コシヒカリも止葉が出て、もう直ぐ走り穂が出そうです。当会では80アール分のコシヒカリを違う栽培方法(堆肥+土改剤+光合成細菌)で食味コンテト用に栽培しています。結果が良好ならば、23年産の栽培の参考にする試験栽培も兼ねています。

 
茎数が少なく(坪42株植えで平均20本位)太陽光線が根元まで届いています。葉色は周りのコシヒカリより現時点ではやや濃いが、倒伏の心配は無いと思います。現時点の栄養状態はまずまずだと思います。



本日、静岡県で行われる「お米日本一コンテストしずおか2010」に正式に応募しました。出展したのは当会の一般的な栽培指針で栽培したコシヒカリと上の写真にあるコンテスト用に栽培しているコシヒカリの2点です。

同コンテストは22年度で7回目となり、静岡県が主催し、農林水産省が後援しています。更に特別協賛としてサタケ等の各食味機械のメーカーも参加し、毎年全国の食味に自信のあるお米が300~400点応募されます。審査は一次審査~三次審査(最終審査)まであって、書類審査、食味機械審査、最終審査はお米の専門家による官能審査を経て順位が決定します。

当会のコシヒカリは現時点で生育は順調ですが、葉色がやや濃い状況で、上位を目指すには食味計による玄米タンパクの値が高くなることが懸念さます。但し今から栄養不足では粒張が劣り、本当の美味しいお米にはなりません。その辺が米作りの難しさです。今後の重点管理は根の活力を重視した水管理が大切になります。理想的にはもう少し葉色が薄く、出穂後も栄養不足にならないで経過できればと思うのですが、自然相手の米作りでは思うようには行きません。秋の稲姿が楽しみです。

「米王国新潟県」も静岡県を遥かに上回る規模で全国・世界を意識したお米のコンテストを開催したら如何でしょうか。