潟東減農薬米生産者の会日記 URL http://yamagara-club.com

昭和63年設立の個人経営生産者組織
会の別名称 「やまがら倶楽部」
会員数14名
業務提携先 丸山光一商店

穂肥を見合わせ、PTB紅菌を散布

2010-07-10 14:38:16 | 日記
 当会のコシヒカリは幼穂形成期(出穂前25日)となっています。例年だと有機100%肥料の「農魂743」の散布適期ですが、今年のコシヒカリは茎数は少なめですが、葉色がやや濃い状態であり、草丈も長めで、このままでは倒伏の危険が大です。昨日から吉崎会長や高木副会長と相談し、その結果、会としては穂肥の施用を遅らせる事にしました。

 その代わり、会員の皆さんは栽培指針で予定していた光合成細菌資材「PTB紅菌」を土壌潅水します。PTB紅菌は稲の根腐れを抑制する為、倒伏に強く、対病性も強化し、秋落ちを軽減して品質と収量の向上が期待されます。JAS有機でも使用可能で、当会の様な減農薬栽培にはもってこいの資材です。

 田植え後の5月中旬、高木副会長の圃場で試験してみましたが、例年だと稲ワラの醗酵によるワキ現象が多い圃場で、PTB紅菌の効果なのか、明らかにワキ現象が少なかったとの報告を受けています。