信州ななめよみ

長野県政をはじめ長野県に関することを思いつくままにつづるもの

中途半端に話題になる人

2005-06-23 22:52:31 | Weblog
長野ローカルではあるものの、時々名前が出て話題になる人がいる。そんな一人がこの人。

 浅川・千曲川治水対策会議:公開質問状回答めぐり市に抗議文 /長野
  長野市浅川のダム建設に反対する流域住民約50人でつくる「浅川・千曲川治水対策会議」
  (山岸堅磐代表)のメンバー6人が22日、4月に鷲沢正一長野市長へ提出した公開質問状
  の回答内容について「説明責任がなされていない」などとする抗議文を市に提出した。
   山岸代表は、質問状に提示したダム建設計画による災害誘発の危険性や、基本高水のピー
  ク流量を柱とする治水安全度などについての市側の回答を「回答になっていない」と批判。
  また、県が基本高水の検討委員会を設置したことに疑問を呈した鷲沢市長に、改めて説明を
  求めた。【川口健史】毎日新聞 2005年6月23日

この代表の人の名前は「かきわ」という。日本共産党長野県議団の石坂県議の地元後援会関係者らしく、実際のところ長野県治水・利水ダム等検討委員会の浅川部会(石坂県議が座長)の委員にも名を連ね、長野市では比較的名を知られた方で、最近の言葉で言うところの「プロ市民」の方だ。ひょろっと背が高く、目につきやすい。教育関係の仕事をしていたらしく、弁もたつ。
ダム建設を例にすれば、今までの行政が理屈をつけて何がなんでもダム建設ありき、というスタンスであったのと全く対照的に、何がなんでもダム反対ありきという立場でもある。これは日本共産党に共通する考え方らしく、個別の大規模道路や砂防ダムや新幹線については建設整備促進を唱える日本共産党の政治家がいる中で、ダムだけは賛成をする人物がない。数多の公共事業の中で、ダムだけを毛嫌いしている理由について合理的な説明を聴かせてほしいものだ。

長野市長へ公開質問状を送ったとされているが、その質問状がどこに公開されているのか、あいにくと知らない。赤旗などには掲載されたかもしれないが、あいにくと赤旗は購読していない。中身を見ずともおよその内容は想像できるとはいえ、こうした記事を取り上げるのであれば、新聞記者は公開質問状がどこに公開されているのかくらいは付記しておくべきではないかと思う。
でないと、「ああ、またあの山岸堅磐が鷲沢にクレームつけたのか」だけで見過ごしてしまう市民が多いだろう。
長野市長の名前が出てきたが、そろそろ長野市では市長選を迎える。現職が続投表明をする一方で、日本共産党は独自候補の擁立を目指している。長野市長への質問状は、こうした市長選へ向けての政治活動の一環に違いないし、それであれば公開質問状の公開場所を明示するか、あるいはこの記事じたいを報じないか、どちらかにすべきではなかっただろうか。

県議会はじまる

2005-06-23 22:23:43 | Weblog
6月の定例県会が始まった。
しなやか会によるさまざまな問題、浅川治水問題、仕事放棄の監査委員、任期満了の公安委員など、話題には尽きないがどれもこれも県政の本道とはあまり関係のないことばかり、しかも県議会は付き合わされた側。
県民はしっかりと、自分達の目で、県政でどのような茶番が行われているのかを見ておくべきであり、それこそ県民としての責務。