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son59の海外旅行記

もっと遠くまで行きたい

2013/12/28 ダナキルツアー1日目

2014年01月17日 | 201312エチオピア
 07:50ツアー開始。ツアーはラリベラから一緒のフランス人二人と昨夜旅行会社で出会ったイタリア人女性一人、そして自分の4人であった。変な4人組だが、運よく4人になったから変則的ツアーが組まれたのだろう。非常にありがたかった。
 ダロールに向けて4WDで移動。途中から道は未舗装。アフリカらしい感じが出てきた。砂埃を巻き上げながら凸凹道を進む。塩湖の手前で警備の護衛兵が3人登場。一緒に回ることになる。
 景色がコロコロと変化する。山道から未舗装の道、茶色の土が広がる平地、塩湖と変化する。
 塩湖にある塩の採掘場、銅水湧き出る泉、砂と塩?が混じったような渓谷、そして最後に硫黄の色が鮮やかなメインイベントとなるダロールへ。
   

 ダロールでは黄色や白の景色がところどころに点在している。思ったより小さい印象だがこんなものか。水が枯れたのか茶色く変色して、水があるところが黄色や白くなっており水が吹き出ている。こんなきれいな色が自然と出るのは信じられない。自然ってやっぱりすごい。
 夕方になり塩を乗せたラクダやロバで構成されたキャラバンが町に戻る様子を見学。それにしてもすごい数のラクダやロバだ。
 

 時間も遅いので早めに帰るが、いきなりタイヤがパンク。今まで乗ってきたミニバスとかにタイヤが積んであるのを見て、どうしてだろう?と不思議だったのだが、やっと理解できた。自分はなんて鈍いのだろう。これが人生初の生パンクなので仕方ないんだけどね。タイヤ交換の道具が完備しており、慣れているのだろう、15minくらいでタイヤ交換は終了。
 

 メケレに向けて真っ暗で未舗装の道を爆走する。よく走れると感心する。ホテルに戻ったのは20:30ごろだった。シャワーのお湯が出ることを確認して夕食。部屋に戻りシャワーを浴びて就寝。楽しい一日目だったが慣れない悪路でかなり疲れた。

ダナキルツアーについて

2014年01月17日 | 201312エチオピア
 年末年始など観光客で混雑するときのダナキルツアー事情についてレポートしようと思う。
 ダナキル訪問で使用した旅行会社はEthio Travel and Tours。旅行会社は特に決めておらず日程にあう旅行会社にする予定だった。
http://www.ethiotravelandtours.com/tours/danakil-depression-4-days/

 1日くらい待機で潰れることは覚悟してたが運良く時間のロスなしで回れた。これは時間がない人間がたまたま4人集まり粘り強く交渉したこと、旅行会社の担当者が頑張りアレンジしてくれたこと、たまたま車が空いていたという幸運が積み重なったことよるものだろう。
 年末年始など混む時期において待機日なしでダナキルツアーに行く際の注意点は以下の通りだと感じた。
・開催日は事前にコンタクトをとり確認したほうがいい。
・エルタアレ訪問には旅行会社が取得するパーミットが必要となる。取得に1日かかるような雰囲気なので、予約を入れればスムースに取得できてタイムロスをなくせる。
・車の台数が限られている。混雑期は要注意。ツアー終了後にダナキルツアーに申し込めず困っていた旅行者を見た。
・4日ツアーは毎日開催されている?よく分からない。
・一日待機日を設けてTigrayへ観光に行くという手もある。トレッキングするときれいな景色が見れるらしい。

ダナキルツアーのアドバイス的なものとしては、
・昼間は暑く夜は寒い。体調管理に気をつけるべき。自分は風邪にやられたが欧米人は元気で体力の違いを痛感した。
・夜寝るときは寒い。旅行会社から寝袋を借りるか持参すべき。テントなど風除けがあるなら持参したほうがいい。
・旅行会社が水を支給してくれるので用意する必要はなかった。
・旅行会社隣のホテルの部屋にトイレットペーパーが完備されている。宿泊するならこれを持参すべき。用を足すのにないと困る。自分は鼻水が止まらなかったので是非とも鼻をかみたかった。
・2日目の湖の傍には温泉がある。一部のツアー参加者は大はしゃぎで温泉につかっていた。このツアーは風呂に入れないので、どうしてもという人は水着を持参し入るとよいかと思う。

 このツアーで訪れるダナキルはエリトリアとの国境付近で数年前に外国人観光客殺害事件があった。そういう事件が起きた危険な場所であることは認識しておくべきだろう。ただガイドによると、この外国人観光客殺害事件はエリトリアに買収された人間による犯行のもので、事件に関わった人間やその部族の人間は処罰されたらしい。またエチオピアとしては自動小銃を持った護衛をつけるなど安全面を強化している。そういうことになっているので安全だよとガイドは強調していた。不安な人は本当かウラをとって参加してください。
 正直500ドルというツアー代は痛い。4日という期間も長い。詰めれば3日で回れるのではないかというのが一緒に回った人との共通意見だった。しかしエルタアレとダロールは神秘的な美しさがあるし、なにより一緒に回る世界中の旅行者と仲良くなれる。有意義な時間を過ごせるのは保証できるので興味と機会があれば参加すべきだろう。
 以下に自分が体験したダナキル4 daysツアーを記す。この日程は旅行会社による特別アレンジバージョンであって、通常の工程はHPに記されているとおりなので留意して読んで欲しい。

2013/12/27 ラリベラ~メケレ

2014年01月17日 | 201312エチオピア
 この日はラリベラからメケレへの移動。
 ラリベラのホテルを出たのは5:00。メケレに到着したのは19:00ごろと一日がかりの移動であった。移動工程は以下の通り。
 ラリベラからWoldiaまでバスで5.0時間ほど。
 WoldiaからAlamataまでミニバスで1.5時間ほど。
 Alamataからメケレまでバスで4.0時間ほど。
 相変わらずバスが満員になるまで待つのが長かった。

 移動の感想を少し…。
 ラリベラ発Woldia行きで同じくメケレへ行くフランス人二人組と出会い一緒にメケレへ行くことになった。彼らとはダナキルツアーも一緒に回った。
 Woldiaから先ではラクダや水牛?が道路から見えたりと面白い。Alamataからはサボテンの数が増えラクダだらけになった。エチオピアは地域ごとに文化が異なっていて面白いと前日の旅人が語っていたがやっと実感できた。
 Alamataからメケレへのミニバスでは隣席に自動小銃を持った年寄りが座りさすがにビビった。とりあえずサラームと挨拶だけはしておいた。印象がよかったか後にお菓子をくれた。ちなみにエチオピア北部で自動小銃を持って街を歩いている人を時折見かけた。こういう国は初めてで最初はビックリしたが慣れてしまえば怖くない。

 19:30ごろメケレ到着。自分はダナキル訪問の旅行会社は特に決めていなかった。フランス人が予定していた旅行会社に向かう。時間は遅いが旅行会社はやっているだろうか? 心配だったがやっていた。
 早速ダナキルツアーの申し込み。エルタアレ訪問にはパーミッションが必要で、パーミッションをとれたら翌日のツアーに参加できそうとのこと。フランス人は帰りの飛行機の都合上、なんとかしろと言っている。自分も時間がないフリをして急かしておいた。交渉をしているとイタリア人女性が疲れきった様子で旅行会社にやってきて、自分たちの後に受付をしていた。
 旅行会社隣のホテルにチェックイン。このホテルには結局数泊したが、お湯が出る部屋と出ない部屋があるので要注意だ。お湯が出ない部屋の場合はお湯が出ると思われる部屋のシャワーを借りることができる…。
 しばらくすると旅行会社からお呼び出しがあり、話をすると、なんだかんだでエルタアレのパーミッションは取れないとのこと。しかしDallolはパーミッションが不要で先にこちらを回る変則的なスケジュールを組んで翌日から4日ツアーを回れることになった。時間のロスがなくなるのでこちらとしてはありがたい。
 ということでダナキルツアーの準備をして就寝。明日は7時開始となる。

2013/12/26 ラリベラ

2014年01月17日 | 201312エチオピア
 今日も朝からセレモニー見学。ゲルギウス教会は暗くて誰もいないので撤退。この日も北西の教会群のほうで見学。賛美歌、聖書を読み上げる声、鳥の鳴き声、普段と全く異なる風景に戸惑いを感じつつも気持ちがよい。大きめの教会よりもおまけで作りましたよ的な小さな教会のほうが雰囲気があって好みかも。

 ゲルギウス教会へ。この日もセレモニーらしきことはなし。写真だけ撮って引き返す。
 早めにランチを食べ、Asheten Mariam Monasteryまで山登り。登山道の入口が分からず道を尋ねると学生2人が教えてくれて山頂までついてきた。スマホの地図はあるし、ガイドはいらないのにな、面倒なので金は出さんと最初に釘を刺しておく。それでもガイドらしくついてくるのにはちょっと困った。
 彼ら2人の後ろで歩きながら変な気分になってきた。外人に登山口を聞かれて、山頂まで案内する学生が日本にいるだろうか? しかもコンビニに行くようなサンダルで自分より軽々とスイスイ登ってく。エチオピアの学生は大したもんだと感心した。
 山頂までは2時間。斜面が急なので軍手があるとよかったと後悔した。牛やロバと時折すれ違いながら進む。道中は山道のようなところもあれば、畑のようなところもあり家畜が農地を耕していた。景色に変化があり美しいのは嬉しい。

 Asheten Mariam Monasteryを見学。牧師さんが教会の宝物?を見せてくれた。こういう十字の金細工はどこの教会にもあるようだった。

 Asheten Mariam Monasteryの上からの景色は素晴らしかった。どの方向を見ても道路など人工物がなくどこまでも自然が広がっている。iphoneのバノラマ撮影が大活躍。こんな景色は始めてで感動。一時間ほどのんびりする。



 下山は1時間と少し。最後に急斜面で滑ってしまい手を擦りむいた以外は問題なし。現地人が木とか石とか重そうな荷物を運んでいる。しかも速度は自分より速い。すごい体力だ。
 最後にガイドらしきのに本を買うから金をくれとか言ってきたが、誰かに借りろと冷たく突き放した。コーラくらいはご馳走しようと思ってたが、現金手渡しは嫌なので断る。そもそも成功するためには常に考え続けることだと、偉そうに言ってやった。なんて自分はひどい人間だろう。
 夕陽見学に今日もゲルギウス教会へ。この日も夕陽が美しい。写真を取り巻くる。夕陽が完了するとおみやげ探し。教会で見た現地人が身に着けていた白いスカーフが欲しかった。いい品は見つけたものの、値下げ交渉に応じずめんどくなり断念。後で買えばいいと思ったのだが、後にラリベラのスカーフを売ってる店はなかった。ちょっと後悔している。

 街中を散策していると停電発生。しばらくして復旧。こういうこともあるのね。
 昨夜と同じレストランで夕食。昨夜より欧米旅行者が多い。挨拶して旅の情報交換。こうやって世界中の人と話せるのは楽しい。少しして昨夜も来店したオランダ人が仲間をたくさん連れてきた。遅くまで話して解散。翌日はみんなバラバラとなる。これも旅である。
 風呂と充電セットして寝る。さすがに疲れた。同じ宿に三泊もしたのはかなり久々のように思える。移動がないのは楽で助かる。

2013/12/25 ラリベラ

2014年01月17日 | 201312エチオピア
早朝にチケットを購入して北西の教会群を見学。それにしても50USDとは物価から考えるととんでもなく高い…。
 早朝には教会でセレモニーが行われているらしい。セレモニーの定義はよく分からないが、セレモニーらしきことは行われていた。教会の壁に頬ずりをする人々、祈りを捧げたり即興のような歌を歌ったり、聖書を読み上げたりとさまざま。信仰深い人が多く集まっている。行ったことないけどエルサレムみたい。
 
 

 それにしても岩をこれだけくり抜いたのは不思議だ。どうしてこんなことを始めたのか? 道も入り組んでいてちょっとした迷路のようだし。そして今も普通に使われているというのが素晴らしい。
 ゲルギウス教会へ。メインの教会。シンプルな作りだ。時間が遅いからか掃除をしていて人が少なくセレモニーなどなさそう。
 

 昼ご飯を食べてマーケットに向かうが終了している。残念。お昼休みで教会も閉まっている。暑いのでホテルに戻って休憩。
 

 涼しくなった頃を狙い南西の教会へ。こちらは午後だからかお祈り人もいない。岩が入り組んでて迷路っぽい。ワイルドで楽しい。こちらのほうが町外れにあるためか自然との融合が素晴らしい。改めて写真を見ると、ここも行ったことはないのだが、ちょっとペトラのように見えなくもない。
 
 

 夕日鑑賞のためゲルギウス教会へ戻る。雲の隙間から沈む太陽が見えた。ゲルギウス教会と夕日を一枚に納めるのは難しい。片方のみしかきれいに撮れない。技術が未熟で情けない。
 

 夕食へ。ランチが大量だったせいか腹が減らないが遅くなるよりいいと、昨夜と同じレストランへ。
 チキンピカタ、普通に美味。さすがにロンプラに載っているレストラン。欧米人旅行者や地元の人が集まってくる。食後に行われたコーヒーセレモニー見学。エチオピアコーヒーは美味。ブラックだが量が少なく普段コーヒー飲まない自分でも飲める。
 宿に戻りシャワー、洗濯後に就寝。

2013/12/24 ゴンダール~ラリベラ

2014年01月13日 | 201312エチオピア
 この日はゴンダールからラリベラへの移動。
 ゴンダールバスターミナルに5:00着。ラリベラに到着したのは16:00ごろと一日がかりであった。移動工程は以下の通り。
 ゴンダールからDebre Taborまでミニバスで2.5時間ほど。
 Debre TaborからGashenaまでミニバスで3.0時間ほど。
 Gashenaからラリベラまでバスで2.0時間ほど。
 バスが満員になるまで待つのが長かった。

 移動の感想を少し。
 道中は緑が多く山の景色がとてもきれい。今回の旅で一番感動した車窓かもしれない。
 エチオピア北部は山岳地帯である。エチオピアはアフリカ諸国の中で植民地化されなかったいうがこの山道を見て納得した。アフガニスタンなんかも同じらしいがいわゆる山岳地帯は攻めにくく守りやすい。この地形がエチオピアを守ってきたのだろう。
 同時にこの山をトレッキングしたら楽しそうとも思えた。シミエンマウンテンのトレッキングに参加するか実は迷ったのだが、ダナキルに行けなくなる恐れがあるので割愛した。こんなに美しい景色が見れるならやればよかったと少し後悔した。

 16:00ごろラリベラ到着。バスターミナルからラリベラ市内へ歩いて移動。狙いの宿は簡単に見つかる。クリスマス直撃なので空室を心配してたが空室あってよかった。価格もクリスマス価格ということはなさそう。
 まだ明るいので軽くラリベラ散策したが、すぐ暗くなったてしまったのは残念。夕食を食べてシャワーを浴びて洗濯して就寝。

2013/12/23 バハルダール~ゴンダール

2014年01月13日 | 201312エチオピア
 深夜にトイレで目が覚める。変な時間に目が覚めてしまうのはつらい。時差ボケもあるのかも。
 昨夜ゴンダールに行きたいとホテルの人間に話すと、バスが6時に迎えにくるとのことだったが誰もこない。やはりこういう展開になるんだね…バスターミナルに歩いていく。前日に場所をチェックしておいてよかった。
 バスターミナルには客引きがいてゴンダール行きのミニバスに押し込められる。06:30にフルになり出発、なかなか窮屈でしんどい。
 

 バスが発車して明るくなると美しい景色が目に入る。遠くの山々まで何もなく大地の形状がよく分かるのが新鮮で美しかった。ところどころに村があり雰囲気抜群。アフリカらしい風景で本当にアフリカきたんだなーと実感した。
 ミニバスの中は全員現地人の中に東洋人の自分だけという状況。カメラをどこかにセットしこの状況を客観的に見てみたかった。
 道路事情についてレポートする。道路は最近作られたのか舗装がよかったのは予想外。自動車の数も少なくスピードは出るが、ところどころ未舗装の箇所があったり家畜が道路上を歩いていたりで減速することがある。アフリカであることを考えると想定以上に道路事情はよかったのではないか。
 ゴンダール到着。怪しい客引きに怪しいホテルに連れてかれチェックイン。一泊だけと油断しやすい。
 まずは町の南側にあるバスターミナルやマーケットを見学。やはり良人が集まる北斗の拳の市場という感じ。食べ物系の市場がないのは残念。
 

 昼過ぎに城へ。ロンプラにはRoyal Enclosureとある。久しぶりの城見学。廃墟感もあり素晴らしい。こういうのも嫌いじゃない。ヨーロッパらしいのをエチオピアで見れて嬉しい気持ちもある。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%B8%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%B2%E3%83%93

 Debre Berhan Selassie Churchへ歩いて向かう。途中は住居が立ち並ぶ住宅地という感じ。道中のアフリカらしい景色が美しかった。教会内部は前日のZege半島の修道院みたいな感じ。修道院のほうが印象的だがこれを見たら行く必要ないかも。
 

 教会の帰りは街をブラブラする。意外だったのがジムがあったこと。いい筋肉してるのだからわざわざ鍛えなくてもいいのに。
 

 夕食。昼抜きなのでスパゲッティ。野菜不足なのでアボガドジュースも追加。アボガドジュースは美味で安い。スパゲッティは茹ですぎ。ミートソースはちょっと辛かったが耐えられるレベルなので問題はない。唐辛子の天日干しをよく見かけたが、これらを料理に使っているのだろう。
 ホテルに戻るが道は真っ暗。夜道が明るい日本に慣れてしまっているのでかなり怖い。恐ろしく冷たい水シャワーを浴びて就寝。明日も早朝移動なのはつらい。

2013/12/22 アディスアベバ空港~バハルダール

2014年01月10日 | 201312エチオピア
 空港ベンチで朝まで寝る。4時間くらい横になるが寒くてしんどかった。
 5:30にバハルダール行きの飛行機のチェックイン。飛行機はボンバルディアのプロペラ機Q400。最近はこんな妙な飛行機が増えてきたな。

 バハルダールに到着。空港から街中への移動はちょっと心配していたが、ホテルの客引きに捕まった。空港からの移動費こみで一泊80ブル。まあ一泊だしいいか。
 荷物を置いて街中散策。バハルダールの名物はタナ湖のボートツアー。安い半日ボートツアーを探し町を歩いてると客引きに捕まった。後にもあったが「何人か集まっているぜ」という勧誘方法は手口っぽい。まともに信じないほうがよさそうだ。
 ボートはいたって普通。アフリカらしい濁った湖を進む。エチオピアの人が5人と多く、あとはドイツ人と自分だった。Zege半島に到着。ロンプラにはオススメとある修道院Ura Kidane Meret(のはず)へ。外見は倉庫みたいで修道院らしさはないが内部の壁画は特徴的で面白い。顔が特徴的。こういう壁画はエチオピアだけなのではないか。
 半島にはまだ修道院があるが、ボートは待ち時間が短く他の修道院は見れなかった。かなり残念、一緒だったドイツ人は怒っていた。
 
 

 その他に寄ったところは見所としてはイマイチ。移動時間が長い割りに見所は半島の修道院一つだけだからちょっともったいないかな。
 ボート後は街をぶらぶら。湖の近くにあった怖そうな観覧車。ウズベキスタンの観覧車にのったことがあるが、これはそれを100倍怖くしたような観覧車だ。しばらく移動してマーケットへ。マーケットはいい人が集まる北斗の拳の世界という感じ。舗装されてない路上に色んなものを並べている。まだ不慣れで治安が悪そうな感じがしたので早々と撤退。
 

 夕日を見たくて湖へ戻る。湖は西向きではなく夕日は見れず残念。暗くなる様子を眺めるのは清々しい感じがする。
 

 暗くなったのでホテルに戻りインジェラを食べる。誰が言ったか分からないボロ雑巾インジェラ。一口目はいけそうと思ったが、食べ続けると段々しんどくなる、不思議な食べ物だ。エチオピア人は毎日食べると言っていたが毎日は無理だな。
 それにしても眠い。部屋に蚊がいるのでかならビビりつつ寝る。肌を露出しないような服装で寝るが顔は出るからなー。部屋に備え付けの蚊帳に入って就寝。
 あわよくばすっ飛ばそうと思っていたバハルダール。やっぱりすっ飛ばしてもよかったかも…。しかしこれだけノンビリして歩きやすい街は後になかったことを考えるとエチオピアに慣らすという意味でいい街だったと思う。

2013/12/21 機内泊~ドバイ~アディスアベバ空港泊

2014年01月10日 | 201312エチオピア
 以前旅人と三大つまらない都市について話した時に、シンガポール、クアラルンプール、ドバイが挙げられた。当時は勉強不足でそんなもんかとしか思わなかったが、ドバイはこの地域の中心都市だ。どんな街かトランジットの6時間を利用して街を散策してみよう。
 空港を抜けてまずはドバイマリーナへ。意外と遠くてドバイメトロで1時間くらいかかった。メトロから見る景色にビックリ。どこを見ても建築中のビルばっかり。こんなに急ピッチで開発されている街は始めてかも。

 マリーナ散歩。随分開発されてるが未だ開発は継続中で建設中のビルが近くにある。海沿いにレストランがあってここで食事をするのもよさそうだが、それはセレブのやること。縁がない自分は早々と撤退した。

 パルムジュメイラまで歩くつもりだったが暑い上に実は遠いので断念。タクシーで行こうかとも考えたが面倒になり撤退。パルムジュメイラのモノレールがメトロに接続してくれるとありがたいが、そういう計画はあるのだろうか?
 メトロでバージュハリファBurj Khalifaへ。最寄駅からバージュ方面へ歩いていく。ここも当然のようにビルを建設していた。
 ドバイモール地下の出口から外に出ると噴水とビル群が現れる。池の周りを歩いてバージュの足元へ。高い。写真に入りきらないじゃないか! バージュから離れてはシャッターを切るを繰り返す。バージュからどんどん離れてくと上手く撮れた。

 バージュに上りたい気持ちもあったが上るには事前に予約を入れないといけない。時間を守る煩わしさと今まで高い塔に上っても印象が残っていないことから上ることは見送った。それに現在世界各地で建設中のビルがより高くなるらしく、興味が薄れてしまった。
http://gigazine.net/news/20110411_hyper_building_project/
 自分が今まで見てきた現代高層建築はKLのペトロナスツインタワーとバージュだろうか。ペトロナスの実物を見てバージュの写真を見たときは同じ設計者なのかなと思ったが違うようだ。建設会社はバージュがサムスン物産で、ツインタワーはサムスン物産とハザマらしい。デザインが現在の高層建築の主流なのか? 同じサムスン物産の建物だから似てるのだろうか? その辺はよく分からない。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9A%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%8A%E3%82%B9%E3%83%84%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%AF%E3%83%BC
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%AB%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%BB%E3%83%8F%E3%83%AA%E3%83%95%E3%82%A1
 バージュを見たことで満足してしまい予定だったスーク見学は中止。モールの中にスークっぽいのもあったしよしとしよう。モールをぶらぶらして空港へ戻る。
 ドバイではこの地域の中心と思えるような場所を見学したかった。どこだか分からなかったがこれだけ多くの人が世界中から集まっているのが、この地域の中心である証拠なのだろう。そう思い込んでドバイ観光は終了。初ドバイの感想はやっぱり建設中のビルが多く、少ししたら景色が大きく変わりそうだなということ。オイルマネー恐るべし。
 空港に戻りエチオピア航空が入っているターミナル1へ移動する。エチオピア航空のカウンター前にエチオピア人らしき人の長い列ができている。やっぱり回りは黒人だらけ、これがアフリカなんだなと早くもアフリカに到着したことを実感した。

 それにしても行列が長く時間間に合うのか?と心配に。結局2時間くらい遅れた。またカウンター処理はのろい。よく見るとタイヤとか変な荷物が多い。ドバイに出稼ぎにきて物を持ち帰るのだろう。エチオピア入国時の税関も時間かかりそうだな。
 アディスアベバ空港到着。ラゲッジクレームのほうに歩いていくとアライバルビザの申請場所が開いていた。ビザオンアライバルは取れそう。日本でとることなかった。
 それにしても寒い。とにかくひどい寒さだ。慌てて着込む。
 荷物を受け取り税関の外に。両替できるかと思ったがあいにく銀行がない。税関の中に戻って両替。レートはそんなに悪くない?
 続いてエチオピア航空オフィスで国内線の航空券手配。場所が分からず空港内をさまよったが出国カウンターの近くにあり深夜も開いてる。予定していたゴンダール行きはフル。ラリベラ行きもフルとのこと。いきなりつまづいた感じが気に食わないが仕方ない、バハルダール行きのチケット発券。90USDだった。
 これでこの日予定していた作業はすべて終了。01:30に空港のベンチに横になる。



2013/12/20 自宅~羽田空港~機内泊

2014年01月10日 | 201312エチオピア
 出発は12/20金曜の深夜。この日は金曜なので普通に出勤。帰宅して羽田空港へ向かう。時間にゆとりがありノンビリ出発できた。
 今回の旅はアフリカという超アウェーであることやマラリアなどの感染症でかなりびびっている。最近読んでいる高野秀行さんの本には以下のようなことが書かれている。
「アフリカ大陸は他の土地より緊張する。周りの黒人ばかりという状況は、やはりインパクトあり慣れるのに時間がかかる」
 何度もアフリカを訪れている高野さんもこんなもんなんだ。肝っ玉の小さいビビリな自分は緊張や憂鬱になって当然だろう。12月に入ってからは体調がイマイチな日々が続いた。高い山に挑むアルピニストが山に飲まれるとことがあるように、自分もエチオピアに飲まれていたのだ。
 今回のエチオピアはエミレーツ航空でドバイまで、ドバイからアディスアベバはエチオピア航空となる。エミレーツのカウンター前は長い列となっている。自分のように頑張れば16連休だ、当然だろう。
 エミレーツの飛行機。新聞付きの飛行機は久々かも。席も広いし、CAも親切、USBつきはポイント高い。初のエミレーツは好印象。唯一の難点はマイル。エミレーツに貯めてもね…
 離陸時は記憶なし。食事がきたが眠かったのでスルー。しばらくして目が覚めてしまうと緊張で眠れない。11時間のフライトだったが3時間も寝てないはずだ。こんなに眠れない深夜便は記憶にない。ドバイ観光、もつだろうか?