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son59の海外旅行記

もっと遠くまで行きたい

クングスレーデン1日目 Abisko~Abiscojaure~Abiscojaureから15km地点

2017年09月27日 | 201708クングスレーデン
 この日はトレッキング1日目。AbiskoからAbiscojaureを経由しUnna Allksを目指した。
 この日は6時起き。雨で濡れたテントを片づけて7時にSTFの建物前を出発。一週間、頑張るぞ。
 スタートして川沿いの道。水音高く流れる川。削ってる感が高い。遊歩道はしっかり整備されている。看板も分かりやすいし迷うことはなさそう、と一安心。見慣れないのはスノーモビル禁止の看板。冬にノルディックで散策する人がいるようだが真冬にこんなところを歩くなんて信じられない。



 スタート地点は川の勢いも強く緑も多かったが、徐々に川の流れは穏やかになり緑も心なしか減ってきた。そしてぬかるんだ場所が増えてきた。ほぼフラットな道なのでペースよく歩けた。

 Abiscojaure方面に鋭い傾斜の山肌が見えた。あんなところ登れそうにない。

 11時頃にAbiscojaure到着。小屋でSTFのスタッフにUnna Allaksへの道について聞いてみる。

 Unna Allaksは地図の通り、クングスレーデンの本道から離れたノルウェーとの国境近くの小屋。ノルウェーを訪れる機会はないだろうから大回りになるけど行ってみたかった。Abiscojaureから25kmもあるので今日のうちに到着できるはずがない。道中のテントを張れる場所について聞いてみると、10km先のサーミ人集落の先ならどこでもいい、とのことだった。サーミ人の集落まではアビスコ国立公園の範囲内で、サーミ人集落は無人だがサーミ人へのリスペクトでテント設営は禁止とのことだった。この集落のある10km先まで歩かないといけないんだね…ちょっと面倒くさい気持ちになった。
 Unna Allaks方面へ。コースはいきなりつまらなくなった。道は湿地帯でぬかるみが多いうえに、樹木が多く展望が全くなかった。

 マイナールートなのでトレッカーはいなくなった。そして虻が大量にまとわりついてきてうっとうしい。そんな道を歩くこと3時間、ようやくサーミ人の集落の建物が見えてきた。
 サーミ人の集落は今は無人とのことだった。建物は5つほどしかないが、昔の古い建物から新しい建物まである。新しい建物は赤で目立つうえにソーラーパネルがあった。割と最近まで住んでいたのか別荘として使われているのかもしれない。こんなところでどんな生活をしているのだろう。

 先に進むと登りとなった。息を切らして登ると、サーミ人集落のほうに家屋がいくつも見えた。自分は建物5つしか見なかったが実はもっと大きな集落だったようだ。引き返したい気もしたが、体力をかなり消耗しているので先に進むことに。

 そこから先はかなりつらいトレッキングとなった。雲で薄暗くなりついに雨が降り始めた。もう30km近く歩いてボロボロ。テントを張って休みたいが、周りはぬかるみだらけの湿地帯でテントを張れる場所が見つからない。登山靴がうっすらしみてきて、休みたいモードが高まった。

 進行方向に湖が見えてその近くにテントが見えたが、自分が歩いている道は大回りして、湖をスルーしてしまった。そして雨が強まっていった…。クングスレーデンには雨を遮るような場所はない。
 雨の中さらに歩くとようやく平らな岩場を発見。ここならテント張れそうと早速設営。浸水しないことを祈りながら横になるとそのまま眠ってしまった。

01-02日目 自宅~ストックホルム空港~キルナ空港~アビスコ

2017年09月27日 | 201708クングスレーデン
 この日はアビスコへの移動日。スウェーデン入国後、キルナ空港経由でアビスコへ移動し、翌日以降のトレッキングの準備をした。
 暑い…。台風が通り過ぎ、暑さが一段とました日が出発の日だった。こんな暑いのにフリースなどの防寒具をいれた荷物を背負い空港に向かった。自分は何をしているのだろう?とぼやきたくなる。
 長い飛行時間を経てスウェーデンに到着。入国審査のとき、「ここにスタンプを押してくれ」と係員に伝えると「入国出来たらな」と言われた。こんなことを言われたのは初めてで、なかなかパンチが効いている国じゃないかと驚いた。
 入国スタンプを押してもらってスウェーデン入国。それにしても北欧にくる日がやってくるとは思わなかった。北欧のイメージは、物価が高い、寒い、大した見どころはない、と訪れることはないだろうとどこかで思っていた。そんな場所にやってきた不思議な感じとそんな場所でどんなことが起こるのだろうという楽しみが入り混じった旅独特の感覚が心地よかった。
 キルナ行きの飛行機に乗るため国内線ターミナルへ。国内線ターミナルは登山客だらけ。ここまで登山靴を履いた人間はマイナーだったが一気に増えた。

 キルナ空港到着。荷物を回収してバス乗場へ移動しアビスコ行きのバスを探した。バス乗場には行先や時刻表がなくバスの運転手に聞いて回ったところ、あとで来るから待てとのこと。なんてアバウト。
 飛行機に搭乗していたトレッカーの多くはFjällräven Classicと書かれたバスに乗ってゆく。Fjällrävenはスウェーデンの登山用品メーカーでそこが主催しているトレッキングイベントのようだ。後に参加者に話を聞いたが、クングスレーデンをトレッキングするイベントで、スタート/ゴール地点への移動や各チェックポイントで食料を提供されるので、手軽にトレッキングできるようだ。キルナ行きの飛行機が異様に高かったのはこういうイベントがあったからかと納得。チケットとれただけでもよかった。
 http://classic.fjallraven.com/
 Fjällräven Classicのバスが去ると賑やかだったキルナ空港はあっという間に静まりかえった。そして雨が降り始めた。雨はトレッキングの天敵。止んでほしいなあ。
 14:15にアビスコ行きバスに乗車。乗車券はクレジットカード決済のみでちょっと驚いた。これがキャッシュレス社会ということだろう。2時間ほど乗車してアビスコオストラで下車。
 アビスコオストラにはスーパーがあるのでトレッキング用の食料を調達した。トレッキングに肉が必須ということでハムを2袋購入。パンも欲しかったがなくて断念。北欧では意外とパンは売られていなかった。
 ここから2km先のクングスレーデン入口まで幹線道路沿いの遊歩道を歩いた。30minほど歩くとSTFの建物が見えた。

 まずはトレッキング情報収集。クングスレーデンのルールについて教わる。念のためオーロラについて聞いてみたが、あと一か月経たないと見れない、とのことだった。

 時刻は18時頃。まだ全然明るい。スタートしてもいいが、長い移動の疲れでそんな気分にならず、STFのキャンプ場にテントを張った。130SKR。テントを張って間もなく雨が降り始めた。初日からテントが濡れるのはつらい。
 雨が弱まったころにSTFの建物の裏の遊歩道を下って川のほうを散策した。雪解け水で川の勢いはすごい。遊歩道沿いは緑が豊富でとくにコケが見事。そしてまとわりつくアブがうっとおしかった。



 キャンプ場に戻りシャワー。シャワーとトイレはきれいでお湯も出た。なんとも快適なキャンプ場。
 夜11時ごろ、周りは明るいが就寝。

クングスレーデン行きの経緯と準備

2017年09月27日 | 201708クングスレーデン
 北極圏に興味を持ったのは、2015年7月にソロベツキーを訪れたときだった。深夜まで薄暗かったのを体験して、白夜の世界とはどんな世界なのだろう、さらに北上して北極圏に進むとどんな風景が見れるのだろうと興味を持った。しかし北極圏に行きたいと思ったものの、具体的な場所がなくて宙ぶらりんのような状態が続いた。
 そして時は流れ、クングスレーデンを知ったのは201612タンザニア旅行のサファリの時だった。一緒になったスウェーデン人に、「スウェーデンにクングスレーデンという美しいトレッキングコースがあるぜ」と聞いた。帰国後に調べてみると、言葉通り美しいトレッキングコースであることを知り興味を持った。しかし一週間近くテントや食料をかついでのトレッキングは長い…と及び腰になった。
 そして夏休みの予定を決めないといけない日がやってきた。数々の候補地の中から、飛行機運賃と夏休みの長さからクングスレーデン縦走がちょうどいい、ということで飛行機を予約した。今回のクングスレーデンの旅はいくつもの旅の副産物によって生まれた自分としては稀有な旅となった。
 今回の旅行準備はトレッキングのみ。完全な体力勝負となるので。6月7月はきっちり登山トレーニングを行った。完走への障害となるのは体調不良、怪我、悪天候だろう。そこでわざと体調悪いときや悪天候のときにも登山をした。
 荷造りは出発の一週間前から行った。食料を重さや容量に合わせて調節するのに一苦労した。トレッキング前にガスを購入できるか分からなかったので、入手できない想定で食料は菓子類がメインとなった。肉類は現地調達する予定。
 ビザや予防接種などは不要。