少年と金魚とビートルズ

息子の成長と、大好きな金魚とビートルズの話と、その他いろいろ。

⑦スイホウガン

2018-10-11 11:52:40 | きんぎょ図鑑


2018.10.19更新(画像追加)



スイホウガン/水泡眼/Bubble-eye


冗談みたいな顔のスイホウガン。

(すみだ水族館にて撮影/2018.9)


その名前から
大きな袋の眼と思いがちですが
その袋は眼球の角膜※のみが膨大したもの。
中身はリンパ液だそうです。
(※注釈:本によっては角膜ではなく
結膜が膨れたもの…という記載もあります)
英名もズバリ、“バブルアイ”。

袋の眼というより
ほっぺたを膨らませたような姿が
とても愛くるしいスイホウガン。
非常に危うそうな水泡ですが
実は結構丈夫な上皮で覆われていて
簡単に潰れるものではありません。
むしろ眼のまわりのクッションになり
出目金より丈夫で
輸送にも強いんだとか。

(すみだ水族館にて撮影/2018.9)



この水泡が傷つけられて小さくなったり
また水泡の出が悪かったりすると
ハマ・トウ・ユウイという魚とそっくりなため
日本名で「ハマトウ」と呼ぶこともあります。
ハマ・トウ・ユウイは
スイホウガンの原型とも言われる中国宮廷金魚で
長い間、門外不出とされていました。
スイホウガンより水泡が小さく
頭の形がガマガエルの頭に似ています。

(水元公園金魚展示場にて撮影/2018.10)



“金魚のふる里”奈良県大和郡山市の
やまと錦魚園が昭和30年代初期に
国交がなかった中華人民共和国より輸入し
繁殖に努力して
日本式(郡山式)養殖方法によって
大量生産に成功しました。

(すみだ水族館にて撮影/2018.9)



日本におけるスイホウガンは
体型が徐々に固定化され
体が丸みを帯び背中がきれいで
ランチュウよりやや長い体型をしています。

(すみだ水族館にて撮影/2018.9)



スイホウガンは
上見(うわみ)で観賞すると
その愛くるしさが引き立つかもしれませんね。

(東京タワー水族館にて撮影/2018.4)







染谷知孝ウェブサイト「金魚スタジオ





スポッテッド・ナイフフィッシュ

2018-10-11 11:51:02 | さかな図鑑

スポッテッド・ナイフフィッシュ


東南アジアを流れるメコン川や
チャオプラヤ川(タイ)に分布し
最大で70㎝くらいまで成長します。

(東京タワー水族館にて撮影/2018.9)


平たい体とスポット(斑点)が特徴。
古くから観賞魚として輸入されており
ナギナタナマズという和名もあります。

(東京タワー水族館にて撮影/2018.9)







ゴールデン・スポッテッド・ナイフフィッシュ


スポッテッド・ナイフフィッシュの
改良品種で
金色の体色をしています。

(東京タワー水族館にて撮影/2018.9)



染谷知孝ウェブサイト「金魚スタジオ

マルリウス・スネークヘッド

2018-10-11 11:49:01 | さかな図鑑

マルリウス・スネークヘッド


中国南西部からインドに分布し
最大で150㎝くらいにまで成長します。

(東京タワー水族館にて撮影/2018.9)




スネークヘッドは
「コブラ」「マルリウス」「イザベラ」の
3つのタイプに分けられます。
マルリウスは腹部がオレンジ色で
体の中央にかけて黒い大きな斑点があります。

(東京タワー水族館にて撮影/2018.9)





染谷知孝ウェブサイト「金魚スタジオ