少年と金魚とビートルズ

息子の成長と、大好きな金魚とビートルズの話と、その他いろいろ。

DOUBLE FANTASY JOHN&YOKO つづき

2020-11-29 05:10:36 | 日記
前回のブログの続きです。
↓↓↓

とても象徴的に展示されている
ジョンの眼鏡とヨーコのサングラス。

ジョンの丸眼鏡は
英国国民保険サービス眼鏡。
国から支給される眼鏡のようです。
1966年、ジョンは
「ジョン・レノンの僕の戦争」の撮影から
丸眼鏡をかけるようになりました。
展示されているのはその最初期のものだそうです。

ヨーコのサングラスは
1970年代に愛用していたもの。
うんうん、写真や映像で見慣れているやつですね。

一年ごとにまとめられた展示は
二人の足跡をたどるのに
とてもわかりやすい。








“失われた週末”を経て
ヨーコのもとに戻ったジョンは
アメリカの永住権も手に入れ
待望の子供も授かります。

そして主夫となり育児に専念。
1977、78、79年と3年連続で
夏を日本で過ごしています。

リバプール会場には無かった
JAPAN EXCLUSIVE(日本限定)コーナー。

出来たら
日本各地に残っているはずの
この時期の3人のスナップ写真を
かき集めて展示してほしかったなぁ。
ジョンは
イメージをイラストにしながら
日本語を覚えていました。

そして音楽活動再開!
この変な形のギターは
主夫時代にずっと壁にかけてあって
いつかこれを使う日が来るのかなぁと
ジョンは常々思っていたそうです。

この展覧会のタイトルにもなっている
ダブルファンタジー。名曲揃いですね。

そして12月8日が来てしまうのです。

ジョンの死後、
初めての母の日を迎えたヨーコとショーン。

ヨーコさんはとても強い。
その強さは、冷たいものではなくて
とても温かくて、とにかく強い。

ポルシェのサングラス。
これをかけてヨーコさんは
自分を守っていたのかもしれない。

血がついたままのサングラスを撮影。

ショーンの言葉。

ダコタハウスでのヨーコとショーン。

ヨーコの言葉。

ヨーコ77才の誕生日には
プラスティック・オノ・バンドを再結成!
エリック・クラプトン、クラウス・ヴォアマン、ジム・ケルトナーと
ギターはジョンの代わりにショーン。

この展覧会では
貴重な品々や写真、映像の他に
たくさんの言葉が展示されています。
その中に
40年前を思い出す
2007年のヨーコの言葉がありました。

“1967年にはじめて彼の家に呼んでもらった…
そこで「実はこの庭に例の灯台を建ててもらえないか聞きたくて君を呼んだんだ」と彼に言われて
「違うの。あれはただの概念的な発想で
実際には建築する術なんて私にはないわ」と言って笑ったわ。
でも、あのとき、彼はこの光の塔が欲しいと言ったの。40年も前のことよ”
ジョンの願いは
40年後の2007年に
ヨーコによって実現されました。

イマジン・ピース・タワーは
アイスランドの首都レイキャビーク沖合の
ヴィーズエイ島に2007年に建設されました。
毎年、10月9日~12月8日の間
天上に向かって光の塔が立ち上ります。

お馴染みの参加型アート。



ウィッシュ・ツリーで
世界中から集められた願いは
イマジン・ピース・タワーの台座の下に
納められます。

ヨーコさんの
「ねがいつづけましょう」という言葉が
とても印象的です。
この人は本当にぶれない人だ。

今、世界の国々で
国の中で分断が生まれ
コロナ禍で更に
人々の生活が脅かされています。
日本ももちろん例外じゃなく
苦しんでいる人が大勢います。
他人を思いやれない人が増えています。
他人を思いやる余裕が無い人も増えています。
こんな世の中にこそ
ジョンとヨーコが
そしてジョン亡きあとも
ヨーコがずっと発し続けているメッセージが
とても心に響きます。
多くの方に見てもらいたい展覧会です。
2021年1月11日までやってます。

染谷知孝ウェブサイト「金魚スタジオ





DOUBLE FANTASY JOHN&YOKO 再訪

2020-11-22 22:30:00 | 日記
六本木で開催中の
DOUBLE FANTASY JOHN&YOKOに
行ってきました。2回目です(*^^*)

同じ展覧会に2回行くなんて
なかなかできない経験。贅沢だなぁ。

ビートルズは
デビューから解散まで僅か8年弱。
その間に残した名曲の数々や
ビートルズ自身の目まぐるしい変化と
世界中に与えた影響を思うと愕然とします。
そして、ジョンとヨーコの
出会いから別れまでは僅か15年弱。
音楽やアートに留まらず
平和運動からアメリカとの戦い、
失われた週末やら主夫・育児まで
どんだけ濃い生き方してんだ(>_<)

この展覧会に1回目に来たときに
じっくりじっくり4時間もいたんですが
↓↓↓
1回目の感想

2回目の今回も
まだまだ再発見も多くて
た~っぷり3時間楽しんできました。

そもそもこの展覧会は
2018年5月からリバプールで開催。
2019年4月までの予定だった会期を
11月まで延長し70万人を動員しました。
ビートルズとサッカーチーム、
旧市街は世界遺産にもなっている
さすがリバプール!って、
ちょっと調べてみたら入場無料だったみたい。
今回の東京のはチケット2,500円。
トホホのホ。

さて、展覧会は
ふたりの生い立ちから始まります。
そしてジョン・レノンは
ビートルズとして大スターとなり
一方、オノ・ヨーコも
前衛芸術の世界で有名になります。
ふたりが出会う2年前の1964年、
ジョン・レノン初めての著書
「絵本ジョン・レノンセンス」出版。

同じ1964年にオノ・ヨーコは
「グレープフルーツ」を出版しています。

展示されているのは
ヨーコが後にジョンに送った1冊。
限定500部の第1版だそうです。
ジョン・レノン、読み込んでますねぇ。

ここから
名曲「イマジン」が生まれるわけです。

ちなみに
展示されているこの自筆歌詞はレプリカ。
ある番組で、
芸能人がこの歌詞のまえで腕を組んで
「イマジンの自筆の歌詞かぁ」って
唸ってましたけど
残念、レプリカです(T_T)

1966年に出会ったふたりは
1969年に結婚。

1969年3月20日(木)、ふたりは
イタリア半島にあるイギリス領の
ジブラルタルで結婚、その後パリで過ごし
25日(火)にオランダはアムステルダムの
ヒルトンホテルにチェックイン。
自分たちの注目度を逆手にとって
大いに平和をアピールしようと
「平和のためのベッドイン」を行います。

1回目のベッドインは
窓の貼り紙が黄色だったんですね。

これがその実物。ジョン・レノンの自筆です。

7日間に渡るベッドインを31日(火)に終え
ふたりはオーストリアのウィーンにて
白い袋に入って記者会見に臨みます。
偏見や差別なく対話をする
「バギズム」という試みです。
4月14日(月)には
ジョンはポール・マッカートニーと
アビーロード・スタジオにて
「ジョンとヨーコのバラード」をレコーディング。結婚からの一連の平和活動を
面白おかしく曲にしました。
それをビートルズで発表しちゃうのが
ジョン・レノン!
22日(火)には
ジョン・ウィストン・オノ・レノンへの
改名を申請。
そして、5月26日(月)
カナダはモントリオールの
クイーンエリザベスホテルにて
2回目の「平和のためのベッドイン」。

2回目の窓の貼り紙は白色。
この白地に黒の文字が
ジョンとヨーコのイメージですね。
7日間に渡るベッドイン最終日には
「平和を我等に」をレコーディングします。

会場には
このジョンのギブソンのアコギが!
本物です。凄い存在感!
(埼玉のジョン・レノン・ミュージアムで
展示されていたのはレプリカだったらしい)

ビートルズの数々の名曲でも活躍した
このジョン愛用のギターは
2回のベッドインにも持ち込まれ
ジョンは記念に
二度とも自分たちの似顔絵を描きました。

だいぶ長くなってしまいました(^^;
お付き合いいただきありがとうございます。
続きは次回のブログ記事で。

染谷知孝ウェブサイト「金魚スタジオ




























最近のこと

2020-11-10 20:30:00 | 日記
うちのりんごほっぺ・スター(息子)
すっかり少年ぽくなりました。
来年4月から小学校ですからね(*^^*)

今年のハロウィンは
幼稚園で作ったカボチャのお面に
ライフジャケット、
流行りの“鬼滅”みたいな刀を持ってポーズ!


DAISOのプチブロックが楽しい。


親が少し手伝います。
大人でもけっこうむずかしい。

幼稚園の絵画教室の発表会にて。

カニは本物を見て描いたんだって。

池袋に新しくできた
としまキッズパークに行きました。

もうちょっと小さい子向けかな。
うちのりんごほっぺには物足りない感じ。

サッカー始めました!

サッカーボールとサッカーシューズ
似合うでしょ(#^^#)

染谷知孝ウェブサイト「金魚スタジオ










ザ・バンド~かつて僕らは兄弟だった

2020-11-07 00:10:05 | 日記
映画「ザ・バンド~かつて僕らは兄弟だった」を観ました。

ラッキーなことに
初日の初回に行けたので
特典のステッカーをゲット(^^)v

映画館のロビーにパネル展示が。

映画館はこうでなくっちゃ。

ボブ・ディランかっこいい!

パネル見てるだけでも幸せ(*^^*)

そして、観ました。
凄かった。知らなかった。感動しました。
少し涙しました。
初めて見る映像や写真もたくさんで
一度じゃ消化しきれない(>_<)

と言うことで
もう一度、観に行きました。
無意識に選んだ座席が前回と同じ(^^;

で、2回目も大感動(#^^#)

わたし、
「ラストワルツ」は相当観てるんです。
映画館では思い出せるだけでも5回。
ビデオはそれこそ何百回観たか。
VHSテープを2本ダメにしましたから。
で、その解散コンサートに至る
メンバー間の意識の違いや
解散後の確執も
なんとなく知ってて
そんなもんだろうと深くは考えなかった。
ああ、そうだったのか。
そういうことだったのか。
なんて悲しい、なんて切ない。
タイトル通り、
かつては兄弟のようだった
そのメンバーの関係が
だんだんと壊れていく物語。
特に
ロビー・ロバートソンとレヴォン・ヘルムは
トム・ソーヤとハックのようだった、と
ロニー・ホーキンスが回想するほどの
親友だった。
そんな二人の間に
いつからか溝ができて…

ロビーの生い立ちから
ホークスの結成、
ディランとの出会い、
ザ・バンドとなり、世界の頂点に立ち
解散コンサート「ラストワルツ」へ。

初公開のライブ映像や写真も
じゃんじゃん出てきて
ワクワクドキドキもたっぷり。
でも、残るのは大きな悲しみ。
少しの救い。
やるせない。どうしようもなかったんだろうなぁ。

まだ、消化しきれていません。
DVDになるのを待ちます。

染谷知孝ウェブサイト「金魚スタジオ






HBJL#3 映画IMAGINEと銀ブラの珈琲

2020-11-02 13:21:00 | 日記

Happy Birthday John Lennon!
ジョン・レノン生誕80周年を記念して
ジョンの誕生日10/9(金)から
上映されている「IMAGINE」を見ました。
これは映画と言うより
映像集と言ったほうが正確で
アルバム「イマジン」の収録曲それぞれを
イメージした映像が並んでいます。
(DOUBLE FANTASY ジョン&ヨーコ展より)

DVD化されているので
ご覧になられている方も多いと思いますが
映画館で大きい画面と音で見ると
やっぱり良いですよ~♪
(DOUBLE FANTASY ジョン&ヨーコ展より)

ニューヨーク時代のジョンをよく知る
カメラマンが
“ジョンはコメディアンだから
ユーモアのセンスがないとジョンとはつるめない”
と言っていたそうですが
この映像集を見ると
ジョンとヨーコは
ユーモアのセンスがぴったり
合っていたんだろうなぁと
容易に想像できます。
(DOUBLE FANTASY ジョン&ヨーコ展より)

ジョンとヨーコのおうちに
この作品が3つ並んで飾ってありましたよ。
(DOUBLE FANTASY ジョン&ヨーコ展より)

映画のあとは
銀座のカフェーパウリスタへ。

“銀ブラ”の語源となった
(銀座のカフェでブラジルを飲む)
この老舗の喫茶店も
ジョンとヨーコの縁の店です。

1979年に
ジョンとヨーコは三日三晩通いつめたとか。
ジョンが好んだオールドブレンドをいただきました。

深いコクと苦味の美味しいコーヒーでした。
ジョンとヨーコが座った席は先客がいたので
その近くの席で
当時の雰囲気を感じながら
贅沢な時間を過ごすことができました。

ジョン・レノン縁の場所巡り、
楽しいなぁ(*^^*)
↓軽井沢に行きたい!(GO TOで?)

ジョン・レノン生誕80周年記念では
これも同じく10/9(金)に
新しいベストアルバムが発売されました。

CD1枚や2枚組、アナログ盤や、
ブルーレイ付きのデラックス版など
いろんな形で売られてますが
僕はCD2枚組を買いました。
新たにリミックスされた楽曲は
奥行きのあるふくよかな感じ。
ヘッドフォンで聴いてます。
しみじみと良い(#^^#)
ショーン・レノンがプロデュース。
選曲も彼かな。
5歳で父を突然失ったショーン。
父が残したレコードを
それこそ何万回も繰り返し聴いて
父親の面影を
その温もりを
たくさんのメッセージを
自分なりに受け取って
消化していったんだろうと思います。
最後の3曲
グロウ・オールド・ウィズ・ミー
~ハッピー・クリスマス(戦争は終った)
~平和を我等に
の流れがとても良いです。

染谷知孝ウェブサイト「金魚スタジオ