少年と金魚とビートルズ

息子の成長と、大好きな金魚とビートルズの話と、その他いろいろ。

シーラカンス

2019-07-02 19:50:00 | さかな図鑑

2020.01.24更新(画像追加)
2020.01.26更新(加筆・修正)
2020.03.18更新(加筆・画像追加)




シーラカンス!


アフリカ・シーラカンス
(ラティメリア・カルムナエ)
学名 Latimeria chalumae
英名 Coelacanth
捕獲日 2007.3.26
捕獲場所 コモロ
捕獲水深 400m
全長 1198mm
体重 28kg
(アクアマリンふくしまにて撮影/2019.6)



インドネシア・シーラカンス
(ラティメリア・メナドエンシス)
学名 Latimeria menadoensis
英名 Coelacanth
捕獲日 2014.11.5
捕獲場所 インドネシア
捕獲水深 200m
全長 1301mm
体重 37.8kg
(アクアマリンふくしまにて撮影/2019.6)



シーラカンスは
4億年ほど前のデボン紀に出現し
世界中の水域(海水域でも淡水域でも)で
広く栄えていたとされています。
化石によって
その存在はよく知られていました。
しかし
白亜紀(1億4000万年前~6500万年前)以降の地層からは
化石が発見されなかったため
恐竜の時代に絶滅した古代魚だと思われていました。

ところが1938年、南アフリカで
生きているシーラカンス(ラティメリア・カルムナエ)が発見され
世界中を騒然とさせたのでした。


シーラカンス類の化石

(アクアマリンふくしまにて撮影/2019.6)





シーラカンスの化石

(アクアマリンふくしまにて撮影/2019.6)

(水田記念博物館にて撮影/2019.12)




1938年12月22日
南アフリカはイーストロンドンの
チャルムナ川の沖で
シーラカンスは発見されました。
この発見は
まるで生きた恐竜があらわれたように
世界の生物学者を驚かせました。
20世紀最大の生物学的発見とも言われました。
2匹目のシーラカンスは
それから14年後の1952年に
東アフリカとマダガスカル島の間に位置する
コモロ諸島で捕獲され
以後同島付近で200尾ほどが捕獲されています。
その後ケニア、タンザニア、モザンビーク、マダガスカルでも発見され
アフリカ大陸インド洋に広く分布することが分かっています。

1997年9月18日には
アフリカから1万㎞も離れている
インドネシアのメナド・トゥア島の魚市場で
“海の王”と現地で呼ばれる
特徴的な姿の大きな魚が見つかりました。
この個体は行方不明になりましたが
翌1998年7月30日に
初の標本が確保されます。
DNAの解析の結果
ラティメリア属の新種と確認され
ラティメリア・メナドエンシスと
名付けられました。
その後
ニューギニア島北部ビアク島での
生息も確認されています。
(水田記念博物館にて撮影/2019.12)



沼津港深海水族館では
1979年(昭和54年)に日本シーラカンス学術調査隊が
アフリカ・コモロ沖の西インド洋で捕獲した
シーラカンス5体を展示しています。
2体はガラス製の冷凍庫内で保存され
3体は剥製として展示されています。

冷凍シーラカンス!
(沼津港深海水族館にて撮影/2013.8)


剥製は細部まで観察が可能。
(沼津港深海水族館にて撮影/2013.8)







魚拓もありました。
(沼津港深海水族館にて撮影/2013.8)





現在も
アフリカの東側のインド洋と
インドネシア周辺の海に生息しているシーラカンス。
現在のシーラカンスは
体調180㎝、体重100㎏近くまで成長し、
水深200mほどの深海の海底付近で
魚やイカを食べて生活しています。
「生きた化石」シーラカンスの
特徴と言えば腕のような太いヒレ。
このヒレが
我々人間や他の陸上動物の
四肢の原型かもしれません!

アクアマリンふくしまには
シーラカンスの独特なヒレの動きを再現する
シーラカンスロボットがあります。

シーラカンスロボット!
(アクアマリンふくしまにて撮影/2019.6)




アクアマリンふくしまが撮影に成功した
シーラカンスの稚魚の映像。
(アクアマリンふくしまにて撮影/2019.6)



まだまだ謎が多いシーラカンス!
いつの日か水族館で
生きたシーラカンスの泳ぐ姿を見たいものです。

追伸:
東京都のシルエットって
シーラカンスっぽくないですか(*^^*)





染谷知孝ウェブサイト「金魚スタジオ


スポッテッド・ナイフフィッシュ

2018-10-11 11:51:02 | さかな図鑑

スポッテッド・ナイフフィッシュ


東南アジアを流れるメコン川や
チャオプラヤ川(タイ)に分布し
最大で70㎝くらいまで成長します。

(東京タワー水族館にて撮影/2018.9)


平たい体とスポット(斑点)が特徴。
古くから観賞魚として輸入されており
ナギナタナマズという和名もあります。

(東京タワー水族館にて撮影/2018.9)







ゴールデン・スポッテッド・ナイフフィッシュ


スポッテッド・ナイフフィッシュの
改良品種で
金色の体色をしています。

(東京タワー水族館にて撮影/2018.9)



染谷知孝ウェブサイト「金魚スタジオ

マルリウス・スネークヘッド

2018-10-11 11:49:01 | さかな図鑑

マルリウス・スネークヘッド


中国南西部からインドに分布し
最大で150㎝くらいにまで成長します。

(東京タワー水族館にて撮影/2018.9)




スネークヘッドは
「コブラ」「マルリウス」「イザベラ」の
3つのタイプに分けられます。
マルリウスは腹部がオレンジ色で
体の中央にかけて黒い大きな斑点があります。

(東京タワー水族館にて撮影/2018.9)





染谷知孝ウェブサイト「金魚スタジオ

ワラゴ・アッツー

2018-10-05 01:40:37 | さかな図鑑
2018.10.09更新(加筆)



ワラゴ・アッツー


“口裂ナマズ”の異名を持つ
大きく裂けた口を持つナマズです。
タイ、マレーシア、インド、インドネシアに分布し
最大で100㎝くらいに成長します。
体は褐色で、白い線が2本。
魚食性で、大きな魚を補食することもあります。

(東京タワー水族館にて撮影/2018.9)







染谷知孝ウェブサイト「金魚スタジオ