少年と金魚とビートルズ

息子の成長と、大好きな金魚とビートルズの話と、その他いろいろ。

カタストロフと美術のちから展

2018-10-16 14:35:00 | 日記
昨日は
うちのりんごほっぺ・スター(息子)の
4才の誕生日(*^^*)
午後、どこかにお出かけしたいと言うので
行ってきました、六本木!
森美術館で開催中の
“カタストロフと美術のちから展”!!
難しいかなぁ、難しいよなぁ…
でも君(息子)と一緒に
オノ・ヨーコの参加型のアートを体験したいのよ。
ということで
完全な親のエゴでしたが
結果的には、行って良かった(^^)!
息子の誕生日に
とても良い時間を過ごせました。



アイ・ウェイウェイの作品。
難民問題をテーマにした巨大壁紙です。
戦車やヘリコプターや大きなトラック…
そして、悲しそうな表情の子供たち。
「なんで?なんで?」と繰り返す
うちのりんごほっぺ・スター(息子)



池田学のとても精密なペン画。



自然災害の恐ろしさ・凄惨さの中に
小さな希望がたくさん描かれていました。



そしていよいよオノ・ヨーコの
「色を加えるペインティング(難民船)」



“あなたの言葉も作品の一部になる。
難民問題解決を願う参加型インスタレーション”
(展覧会パンフレットより)




父と子の打ち合わせ。



願いを込めて描きました。




うちのりんごほっぺにとって
参加できる=触れる、というのが
とても良かったです。

森美術館の15周年企画展。
40組のアーティストによる作品は
かなり見応えがありました。
大人はもちろんですが
4才児も4才児なりに
いろいろと感じられた展覧会だったようです。

(↓森美術館ホームページより)

東日本大震災やアメリカ同時多発テロ、リーマンショックなど世界各地で絶えず発生するカタストロフ(大惨事)。多くのアーティストがこのような悲劇的な災禍を主題に、惨事を世に知らしめ、後世に語り継ごうと作品を制作しています。その私的な視点による記録は、マスメディアの客観性を重んじる記録とは異なり、多勢の世論の影に隠れて見えにくくなったもう1つの事実を私たちに提示します。そこにはまた、社会の矛盾や隠蔽された問題の可視化を意図するものや、個人的な喪失や悼みを表現するものもあります。

カタストロフは私たちを絶望に追い込みますが、そこから再起しようとする力は想像力を刺激し、創造の契機となることもまた、事実なのではないでしょうか。東日本大震災以降、国内外の数多くのアーティストが復興・再生への願いを込めて理想や希望を描き、より良い社会のために新しいヴィジョンを提示しようと試みています。

戦争やテロ、難民問題や環境破壊など、危機的な問題が山積する今日において、美術が社会を襲う大惨事や個人的な悲劇とどのように向き合い、私たちが再生を遂げるためにどのような役割を果たすことができるのか。本展は、負を正に転ずる力学としての「美術のちから」について注目し、その可能性を問いかけます。



染谷知孝ウェブサイト「金魚スタジオ