SANYO HIT(4.2kW)の発電データ
3月25日(金)晴れ
太陽光発電量 25.0kWh
EF発電量 6.3kWh
W発電量 31.3kWh
消費量 19.0kWh*
売電量 12.7kWh
買電量 0.4kWh
W発電自給率 164.7%
W設備利用率 26.6%
日照時間 10.9h
*PW充電量3.1kWhとPHV充電量9.6kWhを含む。
連系以来 4607日(12年224日)
3月22日の東電の電力逼迫が回避出来たのは9つある揚水式発電所が持つ最大768万kWの電力だったようです。この揚水式発電所は太陽光発電などの余剰電力で揚水して置き、電力不足時にこの溜めた水を使って発電し不足電力を賄う働きがあります。(東電の説明では需要の少ない夜間電力で揚水するとしています。これは以前は出力調整が得意でない原発の夜間電力を使って揚水していたと言う事で現在原発が稼働していない東電ではその必要はなく、太陽光発電量が多い昼間に揚水しておいて電力不足に備える運用ができます。)
つまり、太陽光発電の電力をためる超大容量のバッテリーになります。太陽光発電出力は天候により変動するので専用バッテリーを新たに設置するコストが掛かると言われますが、発電し過ぎた電力を揚水式発電所の水を揚げる電力に使う事でバッテリーと同じ働きが追加コストなしで実現出来るのです。
一部に今回の電力逼迫に便乗して原発の再稼働必要論を持ち出そうとする動きがありますが、悪乗りです。現状の太陽光発電など自然エネルギー発電電力と揚水式発電所のコンビで電力不足危機が回避できることを実証したのですから、今後の進むべき道は揚水式発電所の強化(既存水力発電所を揚水式に改変なども含む)と再生可能エネルギー発電の推進であり、地震や津波で取り返しのつかない事故を起こしかねない原発の再稼働ではない事は明らかです。