NPO法人 地域福祉協会

清掃事業  森林事業(植栽・剪定)

環境林と経済林。

2017-07-24 | コラム
現在の
国の林野政策は稚拙である。

それはあたかも

介護福祉現場を知らない
厚生労働省の官僚の皆様の
さかしらの知恵によって

介護業界が混乱の極みに陥っているのと
同じである。

何時間かの研修などによって
優良な介護人材ができるといった
浅はかな考えがまかり通っている。

つまり
日本は
木材の販売・流通に資する経済林に固執するのではなく

環境林・防災林・奥山林(原生林)を保護・育林し
自然そのものの価値を高め

世界遺産等による
観光資源として
収入を得るという

観光立国が良いのだ。


高性能林業機械で
伐採から玉切りまで
一瞬で行うために
その人材を育成するといった
林野政策

いまだにスギの植林に固執している森林政策は

今後の人口動態や高齢化を指摘するまでもなく

メンテナンスや伐採そのものが
不可能になるのであり

中長期的に実施困難になる施策である。

現時点でも
森林組合の作業班は
高齢化と人不足である。

いうまでもなく
建設業も人材不足である。

つまり
大規模な建設業を基準とした
社会の構成を
変革せねばならぬ。


高齢者やハンデ者が
活動、活躍できる

小規模な社会を
構成する必要があり

建築は木造平屋を基準にすべきなのだ。

いずれにしても
林野庁や自治体の官僚の皆様には
まず
林野を実地に踏査して頂きたい。

所有者・境界が不明な林野・農地を
公益法人に贈与して頂き
その管理を任せて頂きたい。

国有林・県有林等は
公益法人が管理すべきであり(共益ではなく)
そのディファクトスタンダードは
本会が創造することになる。


高橋記






この記事についてブログを書く
« 自然学の倫理について。 | トップ | 社会保障政策に関する序説。 »
最新の画像もっと見る

コラム」カテゴリの最新記事