NPO法人 地域福祉協会

清掃事業  森林事業(植栽・剪定)

教育の研究。 -学問と実践について-

2017-08-25 | コラム
私の個人的な話で恐縮ですが
どうしても本音で語らねばならぬ時代が来ました。

私は
勉強で生き残るしかないという野望によって
いわゆる富山県の御三家(高岡、富山、中部高校)の一つである中部に入学しました。

しかし
進学校特有のエリート意識や
冷たい感じになじめませんでした。

また
ナチュラルで圧倒的な学力を有する神童を散見して
学校はさぼることに決定しました。

そして
古文や国語の山下先生の授業だけに参画するといった
生活に堕落しましたが

その間に
漢籍の素養を身に着けたことは
不幸中の幸いでした。

ここで
最も大きい点は
私の人生観が
高校時に決定づけられたことです。


すなわち
知識人の自己欺瞞の発見と
知識、学問に対する不信感であります。


その後
とび職のアルバイトや土方のアルバイト
運送業の仕分けのアルバイトや
介護や清掃業の仕事をしてきました。

そこにあるのは
現場作業員への尊敬と
頭でっかちな知識人、ホワイトカラー労働者への不信感であります。


吉本隆明氏は
魚津のカーバイトで終戦を迎えられた
一介の労働者でありました。


彼の人間力や学問力の根源には
現場作業からくるものがあると思います。


すなわち
学問を究め
天下国家に貢献するにしても
何らかの現場作業や
丁稚奉公が必要だということであります。


リカレント教育や
社会人入学が
重要になってくる理由はそこにあります。


私が
中部高校生やそのOB(神通会)の皆様に言いたいのは

あなた方のミッションは

苦悩する民百姓を導く
北斗七星になることであって

銭にもならないエリート意識に惑溺することではない

ということであります。


陰ながら
石井知事や
森富山市長の活躍を
応援しております。


おわり


高橋(だらぶつ)





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