NPO法人 地域福祉協会

清掃事業  森林事業(植栽・剪定)

王政の諸相。

2019-05-04 | 学術

私は

ボダンやフィルマーの

いわゆる

王権神授説には与しない。

 

 

王は

無謬とも

神聖不可侵とも

思わない。

 

 

ダビデもソロモンも

道を外れたし

 

自らの離婚事案のために

アングリカンなる国教(日本の国家神道と同様、不自然かつにわか仕立ての新興宗教であり、イギリスも早晩カトリックに回帰すべきだろう)を

作った愚鈍なイギリス国王もいた。

 

 

言うまでもなく

昭和天皇も

大東亜戦争については

判断を誤った。

 

 

 

すなわち

私の唱導する

この国の王政復古とは

16~18世紀の西欧絶対王政ではない。

 

 

まして

ナチズムやファシズムでも

明治憲法下の大元帥たる天皇でもない。

 

 

あるいは

古代ローマや

ヘレニズム的な世界国家でもない。

 

 

 

中世の

王権と聖権

貴族、領主、ギルド、村落共同体が

併存し

均衡を保っていた

緩やかな連邦国家のようなものである。

 

 

 

初期のフランク王国のような感じである。

 

 

 

現下の日本が志向しているのは

寧ろ

明治憲法と軍人勅諭、教育勅語の復活であり

常設の国軍であろう。

 

 

しかし

そのイメージが

間違っている。

 

 

 

絶対王政とは

カトリック的な世界連邦的普遍主義への

アンチテーゼであり

 

理論的に

王権神授説や

社会契約論

一般意思論が

利用されたに過ぎない。

 

 

ホッブスやロックの結論は

一方が絶対王政に帰着し

一方が市民革命、民主主義を準備したが

 

本当の思惑は

教皇様の意思(神の御旨)でなく

多数決(人民主権)という悪の意思に

民を服従させようとした

イルミナティズム(啓明主義)の陰謀である。

 

 

 

この国に於いて

自衛隊を国軍に明記し

国教的な国家神道で

 

国民国家なる

歴史の浅い共同幻想に依って

まつりごとを為さむとする流れがあるとすれば

それは迷妄である。

 

 

日本に必要な王政復古とは

 

明治憲法下の帝国の再現ではなく

 

江戸幕府と藩の連邦国家や

飛鳥天平のたおやかな日の本の

王統の再興である。

 

 

国民は

天皇皇后両陛下を支え

愛子様の玉座を

準備せねばならぬ。

 

 

 

 

 

高橋研究員(政治学)

 

 

 

 

 

 

 

 

 


新たなる日本の皇室。

2019-05-04 | コラム

令和の御代となり

穏やかなる天皇、皇后両陛下のご尊顔を

拝し

ありがたく存じます。

 

 

私は

かつて

全国「みどりの愛護」のつどい(富山県富岩運河環水公園)で

天皇陛下が

まだ皇太子の頃に

御顔を拝しております。

 

 

その時は

たいへんに優しそうなお方である印象を受け

皇太子様が天皇陛下になられる御代に

この国をお支え致したいとの

存念を持ちました。

 

 

皇后雅子様も

国道41線をお通りになった折に

御顔を拝し

 

一瞬にして

崇高なるお人柄を

拝察致しました。

 

 

すなわち

新帝は

先帝にない

固有の人となり

カリスマがあられます。

 

 

天皇皇后両陛下の御代に

天皇の地位を

元首とし

 

日米安保を解消して

独立自存の国づくりを

せねばなりますまい。

 

 

少なくとも

偏狭な視野で

国を誤った方向に導いた昭和軍部や

 

自らの国力を過大に見積もって

国を滅ぼした

カルタゴのようにならない事を

お祈り致します。

 

 

 

おわり

 

 

 

高橋記