羽田空港での海保機とJAL機との悲惨な事故、世界で有数の過密空港である羽田に常駐機としている「海保機に非搭載だった」と海外メディアが報じている装置とは。
欧米ではその装置の搭載が義務化されており、世界の常識と照らし合わせると考えられないことのようです。
その装置とは「TCAS」を進化させた「ADS-B」と言う放送型自動従属監視(航空機同士が相互に位置情報を交わすことができる)装置です。
この装置が海保機に搭載されていたなら、数々の人的ミス(見逃し)があったとしても着陸モードにあったJAL機の計器版に海保機の位置が表示されていたとのことです。
今回の事故は、少なくとも海外では回避できた可能性があると海外メディアは伝えている。
ICAO(国際民間航空機構)は両装置の普及を呼びかけていた。日本はICAOの理事国であったにもかかわらず、海保機に未装備でした。
ADS-B装置に興味のある方はWikipedia を検索してみて下さい。
写真は独立行政法人電子航法研究所より。