(1)No.253で遭難記事のことを書きました。そのこともあるので、自分が辿ったコースを少しだけ振り返っておくことにしました。なお、北アルプスに旧御料地はありませんでした。また、神足勝記は、地質調査所時代に新潟から富山・福井などに巡回していますし、長野県松本から野麦峠を経て飛騨方面に向かうコースはたどっていますが、上高地や穂高には入っていません。ですから、私のこの山行は自分の訓練・余暇といったものです。
(2)【1日目】です。
東京立川から中央線で出て、松本駅で大糸線に乗り換え、白馬大池駅で下車。栂池〔つがいけ〕高原までバス。栂池高原からロープウェイで、「しらかば」―「つがのもり」と乗り継いで栂池平に到着。そこが下の地図の右端です。
地図に各地の到着時間が書いてありました。
8:30栂池平着・出発。樹林帯を抜けて天狗原を通過し、9:50分岐点。そのあと、ゴロゴロとした大きな岩の積み重なる一帯を抜けて、10:40乗鞍岳。
(2)つぎの写真は乗鞍岳から白馬大池を写したものです。
ここから、右方向へ降りて、池沿いにたどり、11:20正面にある白馬大池山荘着、小憩。
その後は、正面の左上に上がって行く道をたどり、13:40小蓮華岳着。14:30三国境〔朝日岳方面と白馬方面との分岐点〕着。15:25白馬岳着。16:00白馬山荘着。
(3)つぎの写真は、白馬岳山頂到着の時のものです。
バンダナを付けていますから、かなり汗をかいていたはずですが、わりあいまともな格好をしていて、余裕を感じさせる雰囲気と自分でも思うので、記念として載せることにしました。〔ヨカニセタイ!〕
靴は、買い換える時に立川のスポーツ用品専門店へ行って、先の予定を説明して、「高くてもいいから安心できるものを」といって紹介してもらったものです。イタリア製で、当時3万円余でした。
今、近場の山へ行くときはもっと軽いものを履いていますが、ガレバ〔岩の多い処〕が多いところへ行くときは、やや重いとはいえ、この靴の方が足を保護してくれ、とくに不安定な所でも踏み込みに都合がよいのでお勧めです。山は、水・食料のほか、足元・雨具・防寒具などは要注意です。
南アルプスの縦走と寸又峡林道40kmの走破の時もこの靴でした。もちろん、足には全く不安なく歩けました。でも、もうこの先この靴を使うことがあるかどうか・・・。靴の裏もだいぶ丸くなりました。
続きは明日に。
【コレクション 53】
きょうは『昭和とはなんであったか』です。
大きさはB5判で、4㌻です。〔B4判の用紙を二つ折りしたものです。〕
全体は、
1㌻ 上掲。「刊行にあたって」
読めるように大きめにしましたから、挑戦してみてください。
なかなか気合が入った企画と思います。この点、次の2㌻目もぜひお読みください。
なお、とくに説明が見当たりませんが、写真は「葉山御用邸の門」のようです。
2㌻ 執筆者から。
3㌻ 全7巻の内容と刊行予定
4㌻ 組見本
刊行仕様 四六版 平均210㌻ 定価・予価1600~1800円
昭和61年7月から刊行 日本図書センター
なお、全7巻の執筆者と標題は
長浜 功(東京学芸大学助教授) 昭和史の空白
高崎隆治(評論家) 戦争と戦争文学と
櫻本富雄(評論家) 燃える大空の果てに ー少年航空兵の精神―
今野敏彦(三重大学教授) 「昭和」の学校行事 ーその起源とあゆみ(仮)ー
ゆりはじめ(詩人) 青春たちのたたかい ー文学作品からみた相和精神史(仮)ー
中沢啓治(漫画家) ”ヒロシマ”の空白 ―中沢家始末記(仮)ー
青木正美(古書店主) 戦時下の庶民日記
以上です。用紙の色のせいもあり、身が引き締まる感じがします。
きょうはここまでです。
きょうの月