衛星劇場HD
12時30分~
【原作】太宰 治「グッド・バイ」
【脚本】ケラリーノ・サンドロヴィッチ
【演出】生瀬勝久
【出演】藤木直人、ソニン、真飛 聖、朴 ロ美(*ロ=王偏に「路」)、長井 短
能條愛未、田中真琴、MIO、YAE、入野自由、小松和重、生瀬勝久
【演奏】杉田のぞみ(Vn.)
【声の出演】岸 祐二、上山竜治、安東弘樹
【収録】2020年2月10日/東京 シアタークリエ
【上演時間】3時間05分 (一幕:1時間45分、休憩:15分、二幕:1時間05分)
昭和23年の春、戦後の東京。
文芸雑誌「オベリスク」編集長・田島周二は、編集の仕事のかたわら、闇商売で大儲けしていた。
文壇の大家の葬儀の席で、文士の連行と久しぶりに会った田島は、何人もいる愛人を整理し、闇商売から足を洗い、疎開先にいる妻子を呼び寄せたいと思っている......と話す。愛人の人数は、もはや自分でも分からないほど。
その中でも頻繁に会っているのは4人だという。
連行はそんな田島に、美人を連れてきて”ウソの女房”に仕立て上げ、一緒に愛人たちを歴訪し「グッドバイ」を告げていくのはどうかと提案。
そのアイデアに乗った田島は、闇米の取引で顔見知りになったかつぎ屋永井キヌ子に高額の報酬を払い、”別れの行進”に取り掛かるがー。