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Snowman's Cafe Annex

演劇関連のテレビ・ラジオ情報です。

喝采

2017年11月06日 00時00分00秒 | BS Premium

NHK BS Premium
00時00分~


【作】クリフォード・オデッツ
【訳】小田島恒志、小田島則子
【演出】松本祐子
【出演】加藤健一、竹下景子、浅野雅博(文学座)、林次樹(Pカンパニー)
    寺田みなみ、山路和弘(青年座)、大和田伸也
【収録】2017年8月 日 本多劇場
【上演時間】2時間40分(休憩15分)

プロデューサーのクック(大和田伸也)と演出家のバーニー(山路和弘)、作家のアンガー(浅野雅博)、舞台監督のラリー(林次樹)は、陰鬱な表情で黙り込んでいた。
初日を間近に控えた舞台の主演俳優が、突然いなくなってしまったのだ。
その代役として、かつての名優フランク(加藤健一)に白羽の矢が立つ。
彼は酒びたりで落ちぶれていたが、バーニーの熱烈な説得に負けて役を引き受け、長いブランクと酒の誘惑に苦悩しながらも、新人女優のナンシー(寺田みなみ)らと共に稽古に励む。
妻ジョージー(竹下景子)も、献身的に夫を支える。

地方公演の幕が開け、初日の劇評でナーバスになったフランクは、ジョージーともぶつかり自暴自棄になってしまう。
そして白日の下に晒される、夫婦の過去と真実の姿。
急接近するバーニーとジョージー。
ブロードウェイの初日は容赦なく迫る―――。

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子午線の祀り

2017年10月02日 00時00分00秒 | BS Premium

NHK BS Premium
00時00分~03時50分
http://www4.nhk.or.jp/p-stage/

【作】木下順二
【演出】野村萬斎
【出演】野村萬斎    … 新中納言知盛
    成河      … 九郎判官義経
    河原崎國太郎  … 大臣殿宗盛
    今井朋彦    … 梶原平三景時
    村田雄浩    … 阿波民部重能
    若村麻由美   … 影身の内侍
    佐々木梅治、観世葉子、小嶋尚樹、星 智也、月崎晴夫、金子あい、円地晶子、篠本賢一
    内田潤一郎、時田光洋、松浦海之介、嵐市太郎、岩崎正寛、浦野真介、駒井健介、西原康彰
    神保良介、武田 桂、遠山悠介、三原玄也、森永友基、宇田川はるか、香織、田村彩絵、吉川依吹
【収録】2017年7月19・20日 世田谷パブリックシアター
【上演時間】3時間55分(一幕:1時間45分、休憩:20分、二幕:1時間50分)

歴史上名高い源平の合戦。次第に平家の旗色は悪くなるばかり。
兄・平宗盛(河原崎國太郎)に代わり平家軍を指揮する平知盛(野村萬斎)は、一の谷の合戦で、源義経(成河)の奇襲を受け、海へ追い落とされる。
以来、武将となって初めて自分に疑いをもちつつ、知盛は舞姫・影身の内侍(若村麻由美)を和平のため京へ遣わそうとする。

平家を支える四国の豪族・阿波民部重能(村田雄浩)は、三種の神器を楯に主戦論を唱え、知盛を立てて新しい日本国の存立を画策しようとする。
知盛は平家滅亡を予感しながらも、後白河法皇の過酷な要求を拒絶し、徹底抗戦の道を選ぶのだった。
 一方、源義経は、兄頼朝から目付役として遣わされた梶原景時(今井朋彦)と対立しながらも、源氏方の先頭に立って慣れぬ海戦も乗り越えますます勢いづいていく。

そしてついに両軍は壇の浦の決戦の日を迎える――。


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陥没

2017年09月04日 00時00分00秒 | BS Premium

NHK BS Premium
00時00分~03時11分
http://www4.nhk.or.jp/p-stage/x/2017-09-03/10/66024/2646206/

【作・演出】ケラリーノ・サンドロビッチ
【出演】井上芳雄、小池栄子、瀬戸康史、松岡茉優、山西 惇
    犬山イヌコ、山内圭哉、近藤公園、趣里、緒川たまき
    山崎 一、高橋惠子、生瀬勝久
【収録】2017年2月15日 シアターコクーン
【上演時間】3時間20分(一幕:1時間50分、休憩15分、二幕:1時間15分)

2009年の『東京月光魔曲』と2010年の『黴菌』で、昭和の東京をモチーフに作品を発表し、「昭和三部作」を目指したケラリーノ・サンドロヴィッチ。7年という時間を挟んで、いよいよ完結編となる3作目が誕生する。

第一弾『東京月光魔曲』は、経済的な発達が始まり、庶民の生活にもモダンと呼ばれる西洋趣味が入り込んで、独自の文化を生み出した昭和初期が舞台。カフェ、探偵事務所、富豪の屋敷、小さな民家など、次々と場所を変えて描かれたのは、猟奇的な殺人事件、姉と弟の禁断の愛、新興宗教などで、東京が華やかさをまとうほど濃くなる影の部分だった。

第二弾『黴菌』の舞台となったのは、恐慌と戦争で価値観の転換を迫られる昭和中期。没落に向かう富豪一族とその周囲の人々を描いて、ひとつの家から生まれるシニカルな喜劇、デリケートな悲劇を、時代全体に投影してみせた。
稀代のストーリーテラーにとって、自身が生まれ育った東京と、懐かしさと未知が混在する昭和は、つねに好奇心と創造性を刺激する対象だ。

そして「昭和三部作」の締めくくりにKERA が選んだのは、昭和の東京オリンピックを目前に控えた1963年頃。

約50年前の日本を、空前の高揚感で包んだ東京オリンピック。
それは、わずかな年月で敗戦から復活を遂げたこの国が、輝かしい成果を世界に示す晴れの舞台だった。
メインであるスポーツ競技とは別のところで、道路の拡張と舗装、区画整理、さまざまな施設やビルの建設、新幹線の走行など、真新しく、立派になっていく街の様子を、当時の人々の大半は誇らしい想いで眺め、興奮したはずだ。
それを機に一攫千金を目論んだ人も、実際に豊かになった人も少なくない。
さまざまな向上心、野心、情熱、欲望が、工事の音ともにこの街に渦巻いただろう。
だが一方で、その時代、その場所に居合わせながら、なぜか時流に乗り遅れた人々もいた。
この作品は、それでも捨て切れないオリンピックとの因縁に翻弄される人々の群像劇である。
2020年の東京オリンピックを前に、再び熱狂へのカウントダウンが始まろうとしている今、この作品は「あったかもしれないオリンピックの物語」を通して、昭和と東京、さらには、平成の東京オリンピックまでも照らし出すはずだ。

今年の読売演劇大賞最優秀作品賞と優秀演出家賞、芸術選奨文部科学大臣賞と大きな受賞が続いたが、KERA の巨大な想像力と緻密な演出力は守りに入ることなくますます奔放さを発揮して、観客を近くて遠い時代、ここにあってここにない場所まで連れていくことだろう。


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ハムレット

2017年07月03日 00時00分00秒 | BS Premium

NHK BS Premium
00時00分~
http://www4.nhk.or.jp/p-stage/x/2017-07-02/10/66028/2646198/

【作】ウィリアム・シェイクスピア
【翻訳】松岡知子
【演出】ジョン・ケアード
【出演】内野聖陽、貫地谷しほり、北村有起哉、加藤和樹、山口馬木也
    今 拓哉、大重わたる・村岡哲至・内堀律子・深見由真
    壤 晴彦、村井國夫、浅野ゆう子、國村 隼
【収録】2017年4月22日 東京芸術劇場 プレイハウス
【上演時間】3時間20分(一幕:1時間35分、休憩15分、二幕:1時間30分)

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クレシダ

2017年04月10日 00時00分00秒 | BS Premium

NHK BS Premium
00時00分~


【作】ニコラス・ライト
【翻訳】芦沢みどり
【演出】森 新太郎
【出演】平 幹二朗、浅利陽介、碓井将大、藤木 修、橋本 淳
    花王おさむ、高橋 洋
【収録】2016年9月14日 シアタートラム
【上演時間】2時間30分(休憩15分

1630年代頃のロンドン、グローブ座。
劇団は男性によってのみ構成され、女役は若い少年俳優が演じていた時代。
かつての名優シャンクは、晩年、ここの演技指導者になっていた。そこへ養成所から少年スティーヴンが入所を希望する。
彼の話し方は非常に幼く、シャンクは入所を断るのだが……。

『トロイラスとクレシダ』の上演を控え、ヒロインを演じることとなったスティーヴン。
その裏に隠された思惑とは?
そしてシャンクによる猛レッスンが始まる……。

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