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(旧)税理士試験突破!「理論暗記」を中心とした私の税理士試験の勉強法

目指せ税理士試験!脱サラ税理士による各種資格試験の勉強法から脳の仕組み、速聴、記憶方法、脳力(右脳)開発まで!

■ランニングで記憶力増強

2005-06-07 10:32:58 | 暗記方法(その他)
◆先日ご紹介した「思考力UPドリル」には、集中力だけではなく、「発想力」「論理力」などのさまざまな「スキルのUP」方法が紹介されており、当然(?)「記憶力」についても言及されていました。

本日はその「記憶力」に関する記事をご紹介します。


◆しかし、タイトルにありますように「ランニングで記憶力増強」というのは、どうなんでしょうか(汗)?

以下、引用・抜粋です。

○”走る大脳生理学者”の異名を取る日本福祉大学の久保田競教授によると、記憶力はランニングでアップする、という。

○「最初のテストを記憶した後に、次の課題を行い、その後最初のテストを解答する」という時間差の記憶実験を行ったところ、週に2~3回、12週間ジョギングしたグループは、全く走らないグループより正答率がはるかに良かった。

○最初はどちらも70%の正答率だったが、12週間後には95%対72%と大差がついた。これは、「前頭連合野が担う短期の記憶力がアップしたから」と久保田教授。

○この際、走り方にはちょっとしたコツがあり、「呼吸がラクな速度で、周囲に目配りしつつ、さまざまな事を考えながら走る」のが良い。これは、いくつものことを同時に考えながら走ることが、脳を使うことになるからである。



◆相変わらず(?)この本は、その仕組み等について詳しく書いてないので、今ひとつピンとこないのですが、詳細は久保田先生の著書の「ランニングで頭が良くなる」でも読め、ということなんでしょうか(汗)?

残念ながら(?)私もこの本は読んだ事がありません。


「タバコが脳に良くない」というのの反対で、「走ることによって脳に新鮮な酸素を供給する」というのが良いのかもしれませんね。

それに加えて、以前の記事(■運動としての歩行)でご紹介しましたように、「大腿筋を動かすときの刺激が、脳に良い影響を与える」効果も望めそうですし。


◆いずれにせよ、本試験まで12週間ありませんので、今からやるにはちょっと・・・(汗)。

■再び「集中力を高める」

2005-06-04 14:35:43 | 暗記方法(その他)
昨日の記事(■「ど忘れした場合」)について、お世話になっているRotさんから
私は浪人時代予備校の先生に、
「試験中にど忘れしたら、斜め上を見ながら中指を引っ張れ」
って言われました(笑)。
とのコメントを頂きました(ありがとうございました)。


◆そう言えば、「"斜め上を見る"って、どこかで聞いたような・・・?」と思って本棚を漁っていたら、

日経ビジネス Associe 特別編集 『実践 「読む&解く」で潜在力が自然に開花 思考力UPドリル』

といういわゆる「図解本」でこういう記事を発見しました。
【一瞬で集中力を高める】

○人は誰でも自然に集中できる方法を元来身につけている。

○あなたは何かを思い出そうとする時「えーっと」と言ったりしながら視線を少し上げるのではないだろうか。

○実は約20度上に視線を傾ける姿勢が、自然と脳を集中モードに切り替えている状態なのだ。

◆ふーん。そうなんですか・・・。
って、その理由や仕組みについては、全く言及されていないのですが(汗)。

一応自分でも検索かけてみたのですが、手ごろな記事が見当たりませんでした(スイマセン)。


◆ただ、これも特に訓練等が必要な方法ではないので、「ダメ元」で試してみて、効果があったら取り入れてみてはどうでしょう?

ちなみにこの本では中指を引っ張るというのは載ってませんでしたよ、Rotサン(笑)。
(一種のアンカリングかもしれませんが・・・。)

■ど忘れした場合

2005-06-03 10:42:45 | 暗記方法(その他)
◆今から縁起でもないですが、試験中にど忘れした場合の対処法について、お馴染み「記憶力を奇蹟的に伸ばす技術」に掲載されていましたので、ご紹介します。

(もちろん、そうならないのが一番ですが(汗)。)


○ど忘れした場合には、何でもいいから糸口をみつけ、そこから記憶をたぐり寄せる

○その際、重要な糸口となってくれるのが、ふだん勉強するときに使っている、ノートやテキストである。

○まずテスト勉強をしていたときの様子を思い出してみる。

○対象がノートに書いてあったか、テキストに書いてあったかを思い出す。

○それが左ページにあったか、右ページにあったか、さらには、ページのどの辺だったのかを思い出す。

○このようにして順番にたどっていくと、その近くに書かれていた事柄を思い出す事が多い。

○最後は、それを手がかりにたぐり寄せれば、探していた答えに行き着くハズである。

○写真や図が手がかりになって思い出すこともある。

○実はど忘れしたことを思い出すには、このようにして「書かれていた場所」を絞っていくのが、もっとも確率が高い方法だ。

○というのは、人間は空間的な位置づけについて、すぐれた能力をもっているからである。



◆どうでしょうか?

試す機会がないことを祈ってますが、もしそういう状況になってしまったら、試して見てください。


◆ちなみに、私は以前申し上げました(「■個別センテンスのエンクローズ」)ように、「ページのどの辺にどんなマークがあったか」を記憶することによって、理論を「想起」していました。

これも「空間的な位置づけ」を認知する力を用いていたんですね(知りませんでした(汗))。

■「分散学習」と「対連合」

2005-06-01 10:49:46 | 暗記方法(その他)
◆以前の記事(「■暗記を促進するためのシチュエーション」)で、電車の中での暗記をオススメしたことがありましたが、おなじみの本、「記憶力を奇跡的に伸ばす技術」に関連記事(というより踏み込んだ内容)が記載されていましたので、ご紹介します。

○勉強はまとめて長時間やるより、毎日短時間ずつ「分散」させた方が効果がある

○「レミニセンス現象」の面からも同様で、たとえば社会人の場合、土日にまとめて3時間勉強するよりも、毎日30分コツコツ勉強した方が、学習効果が高まる

○ゆえに、社会人は「通勤時間を学習時間」と定めて毎日実行するのが良い

○また通勤電車で勉強することにより、「対連合」を作りやすくなる、というメリットもある

○「対連合」とは2つのことをセット(対)で覚えることであり、例えば、覚えたいこととその時の周辺状況、天気等をセットで覚えると、それらを思い出すことにより、覚えた対象がつられて思い出されやすくなる、というものである

○電車の中では勉強部屋とは違い、窓外の風景が刻々と変わるので、これを利用するのだ

○電車内で勉強中にひと区切りつくごとに、窓の外を眺め、覚えようとする内容と外の風景を「対」にする

○後で風景を手がかりに「対」の相棒である、覚えようとした内容を思い出すのである

○この場合、目に焼き付ける景色は毎日見るものなので、「対」としてはいつでも引き出しが可能である



◆どうでしょうか?

私は合格してからこのブログをやっているわけなので、実際に受験に試したことはないのですが、個人的には試してみたい手法のひとつです。


◆と言うのも、自分の暗記方法が「対象を目に焼き付ける」スタイルだからです。

暗記法には、他にも「自分の身体の各部位に結び付ける」やり方や、「ストーリーを考える」やり方などがありますが、

★画像として焼き付けて
★手がかりになるものが忘れにくい


という点で、「私には適している」と感じました。

・・・皆さん自身に向いてなかったらしょうがないんですが(汗)。


◆全部をこの手法でやるのはやぶさかではないものの、絶対に忘れたくないものについては、一度試してみてはいかがでしょうか?

■アクビの効果

2005-05-31 10:22:59 | 暗記方法(その他)
◆今日は(今日も(?))小ネタです。

お馴染み「記憶力を奇跡的に伸ばす技術」より、「アクビの効果」


◆退屈な授業(暴言!)だと、つい出てしまうアクビ。

さすがに授業中だとかみ殺してしまいますよね。


◆しかし「生理学的」には、むしろアクビはした方がいいとか。

その効用は

○頭がすっきりする

○集中力が回復する


といい事づくめです(笑)。


◆その理由は以下の通り

○人がアクビをするのは、脳の働きが鈍くなるとき

○このときアクビをすると、口が大きく開き、ふだん使わないあごのまわりの筋肉が引き伸ばされる

○すると筋肉の中の神経が刺激され、その信号によって鈍くなっている脳の働きが活性化する

○また、アクビをすると、深呼吸と同じく、体内にたくさんの酸素が送り込まれる

○その結果、脳に新鮮な血液が送られ、意識がはっきりする



◆なるほど、ですね。

やはりアクビをかみ殺して口を大きく開けないのは、良くないみたいです。


◆ちなみに背伸びも本来「起きたぞ」というサインを脳に伝えるためのものだそうで。

そこで、記憶力・集中力が鈍ってきたと感じたら、積極的に伸びをすると良いとか・・・。


◆当たり前ですが、いずれも授業中は謹んで下さいね(汗)!


■集中力の大切さ

2005-05-22 16:26:25 | 暗記方法(その他)
◆先日ブックオフ(笑)で購入した「頭のいい人悪い人、その差はここだ!」(高橋 浩(著))という本の「あらゆる頭の働きのベースになる集中力」という章に、「集中力に関するコメント」がいくつか載っていましたので、紹介させていただきます。

(本自体は、特に税理士試験や資格試験に関係するような箇所はありませんでしたが、この部分だけは皆さんにとっても得るものがあると思います。)


○「独創的な研究成果を上げる大原則というのは、いったん取りかかった後は、遮ニ無二集中して研究をやることである。そのことに集中してトコトンやっているうちに、だんだん勘が研ぎ澄まされ、そこで閃きというものが出てくる」

(東北大学学長で光ファイバー通信の発明者の西澤潤一教授)


○「相手の心の動きを事前に読めるのは、長年の訓練の賜物です。それには現在対応していることそのものに集中する、そういう訓練を長年くり返していると、一瞬のうちに相手の心の動きを察知できるようになるのです」

(筆者の禅の師匠で直心影流の剣の達人大森曹玄老師)


○「勝負の世界では、いつの時代も、戦力に大差がなければ、勝負は集中力の差によって決定される。むしろ逆に、いかなる戦力も背後でそれを支える集中力がなければ、戦力とはなり得ない」

(全日本サッカーチーム監督であった長沼健さんの話)


○「レーサーの場合は、自分のパワーで走るわけではない。だから肉体より精神面のコンディショニングが大切だ。レースでいかに集中できるかが、勝負に勝つためのすべてだ」

(カーレーサーの星野一義氏)


◆個人的に気になったコメントのみを抜粋させていただきました(肩書きはこの本が出版された当時(1992年)のものです)。

・・・そういえば、長沼サンって、監督やってたんでしたっけ(汗)?

それはさておき(笑)、確かに高橋さんも言われている

「(筆者が)アレコレ抽象的な効能書を書き並べるよりも、集中力がいかにあらゆる能力の基本かということについて、事実をもって端的にご理解頂けたのではないかと思う」

と、いう一説には、私も賛成です。


◆実際、以前このブログでご紹介した弥永真生サンも、書かれた本(「ハウツー勉強」)を読むと、「集中力の鬼」だったようですし・・・。

というか、あの本読んだ限りは、弥永サンの秀でた特長(?)は、『集中力のみ」なのではないか?』とまで私は思いました(暴言)。


◆また、冒頭の高橋さんのご本によると、「釈迦は、坐禅の方法で集中力のトレーニングを行い、それによって経典の研究でも難行苦行でも解けなかった「真実の自己とは何か」という問題を解いた(悟った)」そうで、集中力の訓練がいかに頭の働きを促す基本であるか、ということがわかります。

もちろん簡単な事ではないですが、自分で意識しない限り改善もされません!


◆これからは、勉強中に今までより少しでも「集中するよう」意識してみてくださいね!

■もうひとつの記憶増強法

2005-05-20 10:25:15 | 暗記方法(その他)
◆今回もお馴染み(?)保坂栄之介サンの名著「記憶力」からです。

(いや、ホントにこの本は中身が濃いです(汗))


◆今まで「プラス回路」のお話を中心にしてまいりましたが、これとは違った方法での記憶増強の要素があります。

それは「切迫感を与える」というものです。

人間、「追い詰められると本領を発揮する」わけですね(笑)。


◆これには人間の生存のための本能である「無条件反射回路」が深くかかわってきます。

「無条件反射回路」とは(保坂先生の本では詳細に説明されているのですが)、簡単に言えば、「自分の肉体を守ろうとする無意識の動き」です。

例えば

○寒い外気にあたると、鳥肌が立って毛穴が小さくなる

○熱いやかんに触ると、思わず手を引っ込める

などが該当します。


◆もうちょっと重大な「切迫感」があるとどうなるか?

これについては、「事故をおこした時」を考えてみて下さい。


「山に登り、岩場から足を滑らせて落ちていく瞬間」、又は「車に乗って衝突する瞬間」、私たちは過去のいろいろな出来事を思い出します。

これは「命を守るための情報が記憶装置の中に入っていないか、無条件反射回路がものすごいスピードで情報を検索するために起こる現象」です。

よって、助かった瞬間に頭に浮かんだイメージは消えてしまいます。


◆皆さんは別に事故を体験する必要はない(笑)ですが、そのくらい必要に迫られると脳は本領を発揮するということです。

だからといって、「追い詰められるまで勉強しない」というのは勘弁してくださいネ(笑)。

そろそろ気合を入れ直しましょう!


◆そういう私も、5月申告に気合入れないといけない状態になってきました!

かなりの切迫感(汗)であります!!!

■イメージすることの大切さ(「シェヴレルの振り子」その2)

2005-05-18 10:28:34 | 暗記方法(その他)
前回の記事で、「シェヴレルの振り子」の実験の内容と、その原理についてご説明しました。

それでは、このことと頭脳のよしあしには、どのような関係があるのでしょうか?


◆前回の記事でも申し上げましたように、

「手や指の動きに関する情報は、本人が意識する、意識しないにかかわらず頭脳に記憶され、その時の体の動作と結びついてしまう」

わけですが、実はこのような情報は、無意識のうちにすべて頭脳の中に記憶されており、ある一定の状況で「どのような行動や考え方をしたか」ということと結びつきをつくっています。

これは成功したときだけでなく、逆に失敗した時の情報は、失敗した時の行動や考え方と結びついています。


◆ですから、もし記憶力を高めようと思ったら、うまく記憶できた時や、スムーズに記憶している自分自身のイメージを描くようにするのが良いわけです。

そして多かれ少なかれ、成功している人は、この原理を活用しています。

「あの時覚えられたから、今度も覚えられるだろう」というようなプラスイメージを持ってこの原理を活用しているのです。


◆ここで便宜上、上手くいった時の「情報と行動の結びつき」「プラス回路」、失敗した時の結びつきを「マイナス回路」と呼ぶ事にします。

過去の成功体験等により、勉強をすることについて「プラス回路」「マイナス回路」よりも太いひとは、勉強の事を考えると、体もプラスの状態に変わってきます。

血液の循環は良くなり、疲れにくい体の状態になっていきます。

そして結果的に勉強の効率も良くなる、というワケです。


「成功のイメージ」は何でも良いのです。

税理士試験で言えば、専門学校で「成績優秀者として名前が貼りだされる」というのはわかりやすいですが、答案を返してもらってそっと点数を見たとき、思ったよりも良くてうれしくなった事とかありませんか?

もしくは、比較的簡単なミニテストでも、「満点だった」とか。


◆実際に試験を受けている時の情報は、本人の意識下にはないでしょう。

ただ、「無意識下にはある」のです。

そして「成功したイメージを思い浮かべるたび」に、無意識下では「プラス回路」がどんどん太くなっていくのです。


◆どうです?「ダメ元でやる」のがモットーのこのブログにピッタリですよね(笑)!

さっそく、今日からイメージしまくって下さいね!


【tea break】

◆先日、「ブログのお引越し」を宣言してみたものの、さすがに忙しくて作業に入れません(汗)。

もっとも、ちゃんと引越しできたとしても、ある程度の期間はこのブログも残しておくつもりです。

今朝の日経新聞に「ブログ」利用335万人と書かれていましたが、こういった複数利用もずいぶんあるんでしょうね・・・。

■「シェヴレルの振り子」について

2005-05-17 11:41:38 | 暗記方法(その他)
◆今まで何度かこのブログでも「成功をイメージすることの大切さ」を述べてきましたが、例の保坂栄之介先生の本に、参考になる記事がありましたので、ご紹介します。

まず、こういう実験を行ないます・・・。

○五円玉に30cm程度の糸を結びつけ、その糸の反対の端を自分の利き手の人差し指に結び付けて、振り子を作る

○紙に10cmくらいの円を描き、その中に十字線を引く

○円の中心から1~2cm上に五円玉を持ってきて、肩の力を抜き、五円玉を眺める(この時、五円玉はランダムに揺れている)

○手や指は動かさず、五円玉が前後に揺れているイメージを思い浮かべると、やがて五円玉は少しずつ前後に動き始める

○次に五円玉が静止しているイメージを思い浮かべると、揺れは徐々に小さくなり、やがて元のように静止する

○前後だけでなく、左右や回転も同じように現れる



◆ご存知の方も多いと思いますが、この実験は発見者の名前を取って「シェヴェレルの振り子」と呼ばれています。

だいたい、95%の方がイメージしたとおりに五円玉を動かせるそうです。


◆この実験からわかることは

◎手や指の動きに関する情報は、本人が意識する、意識しないにかかわらず頭脳に記憶され、その時の体の動作と結びついてしまう

◎したがって、その時の記憶を思い出してやれば、自然に体はその時の変化を再現する


ということです。


◆またこの時、五円玉の揺れ方にはかなり個人差があります。

その理由は次の2点にあります。

1.経験や学習の量の差

→ これは結局、「心と体の結びつきの学習回路が太いか細いか」ということになります。

2.どのくらい集中してイメージを思い浮かべているか

→ いくら学習回路が太くても、「ひょっとしたら動かないのでは?」とネガティブに考えたり、「あの仕事はどうなったかな?」と全く別のことを考えていては、動くものも動きません。


◆なんとなくでも結構ですから、「イメージすることの大切さ」を感じていただければ幸いです。

続きがちょっと長くなってしまいますので、今回はこの辺で・・・。

■「私の税理士試験合格作戦03年版」(エール出版)より

2005-05-16 10:42:18 | 暗記方法(その他)
◆04年に続きまして(笑)、03年版の合格体験記から拾ってみました。

あんまりコレで引っ張るのも何なので(笑)、合格者全員の体験記の中から、気になった項目だけピックアップして凝縮してあります(自己申告)。


○チェックペンを用いる

・チェックペンを用いて、徐々にペンで消す部分を増やしていき、最終的には全文を暗記する


→私も財表ではチェックペンのお世話になりましたが、税法で用いるというのは考え付きませんでした。

あまり効率的でもないような気がしますが、この方は5科目を2年で合格されています(もちろん「テープに録音する」等、他の方法も色々試されています)。


○講師の理論予想が的中するのを期待しない

・これを期待するようではまず受からない


→勉強法というより心構えですね(汗)。

また、「的中したと思ったら、微妙に論点を外されていたのに気がつかなかった」、というようなことが無いようにしましょう。


○勉強できない事に言い訳を作らない

・働きながら勉強している人で、その年に本当に合格したいと思ったら、勉強できない事に言い訳をつくらないこと

・仕事が忙しくても何とか時間をみつけて勉強すべき


→人の習性として「やる」努力は怠っても、「やらない理由をみつける」のは得意だったりします。

怠け心に負けないようにしましょう!


○自分専用の暗記用の理論コピーを作る

・5色くらいのラインマーカーで共通するフレーズを色分けする

・各条文の条件部分に青、結論部分には赤のボールペンでアンダーラインを引く

・解りにくいところは鉛筆で裏に図解を書く

・非課税等羅列されているものは語呂あわせを作って、その語呂を記入しておく


→この方も私に近い(?)カスタマイズの仕方ですね(特に多色使いのところが)。

こういう作業にあまり時間をかけ過ぎるのも問題ですが、最初に手間をかけた分、後々回転作業がラクになるのであれば、宜しいと思います。


【tea break】

◆ブログランキングから撤退したのと反比例(?)するように、最近、検索エンジン経由でいらっしゃる方が増えています。

一度いらっしゃった方には、ブックマークしていただけるよう、これからも頑張りたいと思います。


■合格体験記の棚卸し(「私の税理士試験合格作戦04年版」その2)

2005-05-10 11:19:51 | 暗記方法(その他)
◆以前書きました■『合格体験記の棚卸し』に引き続きまして、またまた04年の合格体験記からです。

今まで購入した体験記ですと、読みながら付箋つけても、5,6箇所程度(年度によっては2箇所だったこともアリ)だったんですが、この年はかなりの当たり年です(汗)。

というわけでご紹介・・・。


注:この部分のコンテンツについては、◆合格体験記から勉強法を学ぶ(その3)に移転しました。



【tea break】

◆これはほとんど私信なんですが・・・。

先日撤退したブログランキング
気がつかれなかった方もいらっしゃるかもしれませんが、皆さん良くご覧になる「人気ブログランキング」だけではなく、「人気BROGRANK」というややマイナーな(笑)ランキングのリンクも成り行きで(?)掲載しておりました。


◆こちらのランキングは、評価を100点満点で投票できるのですが、実はある段階で、元々あった点数から逆算すると、「同じ日に100点を4回位」投票して下さった方がいるようなんです(汗)。

一応、身内(?)には色々と確認してみたのですが、どうも身内ではなかったようで・・・。


◆もし、その方がまだこのブログをご覧になっていらっしゃるのなら、ここで今更ながら御礼申し上げます。

応援ありがとうございました(涙)!


◆そして、もちろんその方だけでなく、このブログでわざわざクリックして下さった全ての皆様にも改めて御礼申し上げます。

今までのご協力ありがとうございました(涙)!


■勉強時間の質を上げる(高速大量回転法その5)

2005-05-02 11:14:00 | 暗記方法(その他)
◆高速大量回転法の最終回です。


◎「勉強時間の質を上げる」ための留意点

「心の状態をコントロールする」

・集中するためには「集中できる条件を作り出す」ことが重要

・集中できるとき、実は体はリラックスしており、そのためには深呼吸が有効である

・リラックスすると手の温度が上がるので、「温度計を握って」確認することが可能

・また深呼吸でリラックスできることを確認・体験していると、深呼吸への信頼が高まり、より早く・確実にリラックスできる



「興味を持つ」

・興味や関心がある事を考えているときには、脳内でシータ波が出ている

・このシータ波が出ているときは、記憶が強化されることが確認されている

・よって勉強の対象に興味を持てば持つほど、少ない回転数でも記憶できる

・そのためには対象に対して「好奇心」「子供のような感性」を持つことも重要である



「感情をフルに使う」

・記憶を促進する神経細胞を活動させるためには、喜怒哀楽の感情が有効である

・よって勉強も、感情を伴なって記憶を行なうと良い



◆以上、5回に渡って、高速大量回転法をご紹介してきました。

いかがだったでしょうか?


◆今回のお話は、直接的な勉強法ではなく、むしろ池谷裕二サンの脳科学関係(参考として、本のタイトルが明記されていました)のお話でしたが、結構大事ですので言及致しました。

前にも書きましたように、端折ってある部分も多いですので、興味がおありの方は、メルマガをお読みになるか、ご本を入手してみてください。


【tea break】

◆今年のGWは、大型などと言われていますが、この業界はあまり関係ありません(普通)。

特に今日(5月2日)は、4月申告の最終日です。

当然出勤です(涙)。


◆それとは別に、「3月決算の会社の申告(5月)」業務も始まっております。

実はウチの事務所はこっちの方が3月の個人の確定申告よりも忙しかったりします(汗)。


◆この時期、皆さんもお勉強大変だと思いますが、私も違った意味で大変です(汗)から、お互い頑張りましょう!


■絶対的勉強時間を増やす(高速大量回転法その4)

2005-05-01 14:01:59 | 暗記方法(その他)
◆引き続き、「高速大量回転法」について見ていきます。


◎「絶対的勉強時間」を増やすための留意点

「回転数を確保する」

・「時間」ではなく「やること」に焦点をあてる

・まずは「回転数」に焦点をあてて、結果として時間を増やすようにする


(本書では"最低1日1回転は確保"と言われているのですが、大量の理論をほぼそのまま暗記する税理士試験とはなじまないと思い、詳細は割愛しました)


「すきま時間を活用する」


・従来の「じっくりゆっくり勉強」と違い、「高速大量回転法」は勉強のロット(単位)が小さいため、すきま時間が有効に活用できる

・さらに、今まで述べてきたムダな時間・非効率な時間を削減しているので、短時間でも実質的な時間は十分にある

・「すきま時間でも回転させる→回転速度が上がる→さらにすきま時間が活用できる」という相乗効果も期待できる
(ゆっくりやるやり方だと、すきま時間の活用は難しい)



「いつでもどこでもやる」


・まず、前述した「認識する時間の削減」をする過程において、対象とする題材が、「読みやすく」「認識しやすい」状態になっているはずである。

・そうなっていれば、歩行中や、電車の中でも「効率的に」学習ができる

・台所、洗面所、手洗いの壁にも、クリアファイルに入れた題材を貼って覚えること




歩きながら台所での勉強は実際にやってらっしゃる方も多いと思います。

ただ、宇都出サンのように、「認識する時間の削減」まで考えて、教材を作っている方は少ないのではないでしょうか?


◆その「認識」に関係するのですが、前回のお話で宇都出サンは「字は大きめ」と言われてました。

確かに小さくて見えにくい字(それが薄い鉛筆書きだったりしたらなおさら)は認識しにくいです。

ただ、私の場合、理論暗記のための教材自体はできるだけ小さいモノを使ってました。

それは「一目で全体を認識できる」からです。


◆この辺はひょっとしたら、「認識速度」と「認識範囲」のトレードオフなのかもしれませんね。

宇都出サンに確認できましたら、ご意見をお伺いしてみたいところです・・・。



■実質勉強時間を増やす(高速大量回転法その3)

2005-04-30 12:05:05 | 暗記方法(その他)
◆引き続き、「高速大量回転法」について見ていきます。

既にメルマガ読破された方には申し訳ないのですが、まだの方はこの時期からメルマガ全部読むくらいなら、このブログか、原本で我慢して下さい(笑)。


◎「勉強時間」を増やすための時間の節約


「不要な準備・段取り時間の削減」

・問題集の問題と解答を切り離す
(税理士試験においては、必ずしもそれほど有効ではないですが)

・できるだけ早い段階で解答部分で必要なところを問題に直接書き込む

・ただし、書き写す時間に自己満足しないこと



「”認識する”時間の削減」

・何かを見た時点で、それがある文字だと認識するための時間も短縮できる

・まず「字は大きめに書く」こと

・見た目のきれいさは必要ないが、自分が見て「読みやすい字」であること

・色をいろいろ使って、文字がすぐ認識できるようにする

・また、「認識する」時間が短くなってくると、スムーズに「想起」につなげられる



「”思い出す時間”の削減」

・上記「認識する時間の削減」が、そのまま思い出す時間の短縮につながる

・「高速大量回転法」というやり方自体が、前回からの経過時間が短いので、思い出す時間が短くなる(高速大量回転法の相乗効果)




◆私の場合、速く書いたときのみならず、通常の字も汚くて自分でも読めないことがある(汗)ので、計算テキストにメモ程度に書くことはあっても、理論で自筆で書いたものを使うことはありませんでした

マーキングでご説明したように、理論マスター(サブノート)をコピーして、それに色つけただけです。

ただ、これですと手書きでない分、「認識する」のは容易でした(笑)。


◆また、宇都出サンのこの「高速大量回転法」なんですが、税理士試験にできるだけ特化させようと、部分部分で大胆に端折っております(汗)

特に「過去問の重要性」については、宇都出サンはかなり強調なさってたのですが、他の資格試験の「選択問題」や「○×問題」ならまだしも、税理士試験の理論問題を考えた場合には、まずは個別理論をしっかりつぶしておく方が重要だと私は思います。


◆もっとも、個別、応用に加え、怪しそうな過去問をかなりしっかりやっておいたおかげで、その過去問がモロに出て合格したことがあるのはですが(汗)。


【tea break】

いよいよ最終話です・・・。

◆さっそく合格発表の日から入力作業です(涙)。

おち合った母から年賀状の束を渡され、夜中まで黙々と入力をこなしました。

とにかく終わらないと旅行に行けませんので、ある意味、本試験直より必死です。


◆500件を越えた辺りで、「頭が痛いな」、と思ったら熱が出てきました(涙)。

しかし私以外にキーボード入力ができる人はいません。

ほとんど朦朧としながら、出発日前日までに何とか入力を終わらせましたが、とても旅行に行けるような体調ではありませんでした。


◆しかたなく母に電話をかけます。

「入力終わったけど、高熱が出て下がらないや」

「あら、残念ねー。折角の”合格記念家族旅行”だったのに」

「熱が下がったら、そっち帰ってゆっくりするね」

「あら、私達いないわよ」

「え?と言いますと・・・(事態が飲み込めていない)?」

「キャンセル料、もう100%取られちゃうから、私達だけで行くわよ」

「そ、そんな殺生な・・・(見捨てられて泣いている)」

かくして、私は「お留守番マシーン」と化したのでした・・・。

(終)

◆皆さんの合格を、心からお祈り申し上げます・・・。


■「範囲と質のトレードオフ」に着目する(高速大量回転法その2)

2005-04-29 09:34:01 | 暗記方法(その他)
◆前回に引き続き、「高速大量回転法」について見ていきます。


◎高速大量回転法を行なうための前提

「対象を絞り込むこと!」

・我々は往々にして、不安に駆られ、逆のことをしてしまいがちである

・つまり、対象をひろげてしまうのだ

・実際に直前期になると、「直前対策講座」等々が開かれ、手をだしてしまいたくなるが、これは危険である

・新しいものを取り入れれば、当然回転数は落ちていくわけで、今までの努力が無駄になりかねない

・もちろん、新しい知識による点数アップの効果はあるかもしれない

・ただ、それによって失っているものにも目を向けるべきである

・つまり全体としての「質」が落ちてしまう可能性があるのだ

・そしてその「可能性」を意識することが大切なのである




◆今回の部分は、高速大量回転法のみならず、資格試験を受験されている方なら、誰しも直面する問題だと思います。

「直前期に新しい項目をやるか否か」

実際に、他校の情報で、全くノーマークだった部分を直前期にやることは、ありうりますよね?

たまたま、そうやって直前期に仕入れた知識で救われたことがある方にとっては、受け入れづらいかもしれません。


◆もっとも、これも「考え方の問題」だと私は思います。

勉強時間が同じであれば、何かをやっている時は、別の何かはやりようがありませんから。

今までの自分のペース(回転速度)を落としてでもやる価値があると判断したなら、新たな部分をやってもいいと思います。


◆ただ、本当の直前の直前に「全く覚えていない理論を新たに1つ追加」なんぞしたら、今まで回していた全部の理論にも影響が出ることは必至です。

少なくとも、「高速大量回転法」でやる場合には、「量を増やす」ことは、本来の効果とは逆の「マイナスの相乗効果」が発揮され、「質の低下」につながることは明白のようです。

勉強するのは当然としても、そのメリット・デメリットまで一応考えておきましょう。


【tea break】

(しつこく続きです)

◆やりました。今までの努力が報われました(涙)。

この感動を家族に伝えねば!


◆さっそく実家(と言っても都内ですが(汗))に電話です。母が出ました。

「やったよ!受かったよ(少しウルウルしている)!」

「良かったねー。これでみんなで旅行行けるね」

「うん、今まで色々ご迷惑おかけしました(感慨深げ)」

「そうそう、お父さんが、zinが受かったら、勉強終わってヒマなんだろうから、年賀状の宛名入力するよう、言っといてって」

「え?と言いますと・・・(事態が飲み込めていない)?」

「落ちてたら旅行行かないから、父さんが自分で書いても間に合うけど、旅行行くなら機械入力してくれないと、今からじゃ間に合わないでしょ?」

「何件位あるの?」

「800件位だって」

「今まで入力してあるのって何件(泣きそう)?」

「ゼロよ。だってまだパソコンもワープロも無いもの」

「そ、そんな殺生な・・・(合格とは別の意味で泣いている)

出国の日まで後5日

当時まだ私はパソコンを持っておらず、キーボード入力は会社員時代以来、全くやってませんでした

・・・かくして、私は「住所入力マシーン」にならざるをえなくなったのでした。

(なおも続く(汗))