我が家のレコード棚より

日常 回想 妄想などをレコ棚からチョイスした1曲と合わせて・・・   

NHKその一 「songs」

2011-06-02 11:37:42 | 日記
昔から、なんとな~くNHKが好き。
当然番組にもよるのですが、映像にざわつき感がなく、ナレーションと映像がそれぞれ独立した感じも好きなんです。
「CMがないからかな。。。」とも思いますが、一人でゆっくり観てると落ち着いたりします。

番組名まではいちいち覚えていませんが、ふとNHKにチャンネルを合わせると、しばらくボーッと観てることがあったりして、
特に世界の風景や旅番組などは目が留まってしまいます。

そんな、ふと観てしまう番組もあれば、決まって観る番組もありました(あります)

「音楽」と「人」に関する番組が好きなので、「プロジェクトX」「トップランナー」「プロフェッショナル」「ディープピープル」「songs」などなど。

その道のプロとは、どういう事を考え、どのような歴史を歩み、どのような意識を持ってるのかなどに、非常に興味を持ちます。


基本的に


「人」を知ることが好き


なんでしょうね。


アーティストはもちろんですが、様々な職人の技術やこだわり、仕事への取り組み方、サラリーマンであっても「人の動かし方」「決断」「組織の中での仕事」という事は、非常に勉強になります。

出演されている方達は、それなりの実績を残し、評価を受け、支持されている方ですから、「う~ん」と唸ってしまう事ばかりです。


そんな中、最近観た番組でいうと「songs」

この番組は、佐野元春が司会進行をし、毎回様々なミュージシャンをゲストに迎え、そのミュージシャンの創作活動や音楽に対する考え方を掘り下げたり、観客との質疑応答や、シンガーソングライターなどの場合は、観客から「言葉」を出してもらい、一緒にその現場で簡単な楽曲を製作してしまうといった内容です。

アーティスト自身の話も面白いのですが、観客と一緒に創作してしまうのは、観ていてすごく面白いです。

観客とアーティストのお互いのインスピレーションのみで、「それいいね」「こんなのどう?」と創りあげていく光景はとても面白く、最終的に簡単な作品が出来上がった時は感動すら覚えます。



こうやって出来ていくんだ~


ってね。


それで、最近その番組でKREVAが出ていたんですが、彼はラッパーなので、観客からいろいろな「言葉」を出してもらい、その「言葉」を織り交ぜたフリースタイルを仕上げた。

当然、ただ言葉を組み込むだけではなく、韻を踏み、言葉に絡めたメッセージを伝える作品に仕上げる。


創作過程では、観客からもらった「言葉」を眺めながら、その言葉をとは別の「軸」になるフレーズを作る。

「この言葉を見ていて、こんなフレーズが出てきた」ってね。

そして、観客から与えられた「言葉」を紡いでいって、そこに辿り着くように創りあげていく。

「このような言葉を使っていったら、最終的にはこのようにシメたらイイ感じになるかな」というのが浮かぶのだろう。

自分で考えた言葉ではないので難しいだろうが、最終的には一つ一つの言葉が繋がり、自分が閃いたフレーズに結びつく。

多少強引になっても無理はないはずなのだが、あまりにも自然なフロウに驚いた。


昔、他局で「らくごのご」という番組があったのだが、その番組もこのような感じで、観客からお題を三つだしてもらい、それを全て組み込んだ小噺を二人の落語家が創る。

当然、最後にはその話の流れでオチもつけなければならない。

それは、あくまで演芸なので、多少の強引感も笑えていいのだが、ラップの場合はそういうわけにはいかない。



キッチリと纏め上げる


こんなラッパーのコンテストがあっても面白いなと思った。

もしかして、あるのかな??



もう一つ記事にしたい番組を観たのだが、今回も長くなってしまったので、また次回ww

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