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SMILES@LA

シェルターからやってきたミックス犬のニコとデカピンのニヤ。どちらの名前もSMILEの犬姉妹の思い出を綴ります。

避妊去勢を考える

2016-06-14 23:40:14 | まじめな話
いや〜、昨日のうちに書こうと思っていたのにすっかり遅くなってしまいました。
サボったわけじゃないんですよ。
gooブログのメンテナンスで12時間ブログ閲覧ができない状態になっていたのですが
予定の時間が過ぎたので、アクセスしてブログを書こうと思ったら管理画面に入れなかったんです。
「ありゃりゃ仕方ないな」と翌朝もう一度アクセスしてみたら、今度はまた閲覧もできなくなってた!
メンテナンスの影響でなにやらトラブルがあったようで、結局24時間以上アクセス不能でした。
ご迷惑をおかけした皆様、失礼いたしました......とgooさんに代わってお詫び。


「おかーさん、それより本題本題。」

はい。犬の避妊去勢処置。悩ましい問題ですね。
(LAは条例で避妊去勢がほぼ義務付けられているし、保護犬であるニコニヤは
避妊手術しなければ譲渡できないので、うちには悩む余地はなかったのですが。)

犬の避妊去勢処置と健康の関連について、様々な情報が発表されるにつれ
「するべきか、しないべきか」「もう手術したけど、良かったのか?」など悩まれている方も多いかと思います。
                                         
dog actuallyの記事「犬の避妊去勢、いろんな角度から」でも触れていますが
避妊去勢手術をしたことと、特定の疾患との関連はあくまでも統計とそこからの推察であって
今のところ証明されているものではありません。

避妊手術済みの雌犬の尿漏れトラブルなどはサンプル数もとても多く、まず間違いなく手術の影響と考えられますが
関節炎やガンに関しては、犬の出自(きちんとしたブリーダー出身か、パピーミル生まれか)なども関わってくるし
生後半年以前に避妊去勢手術する飼い主、成犬になってかなり経ってから手術する飼い主、
これらの飼い主の間の所得や学歴などの統計を取ると、ある種の傾向が見えて来る可能性もあります。
あくまでアメリカでの場合ですが、避妊去勢手術をしている飼い主層はしていない層に比べて所得や学歴が高い傾向があるそうです。
これはアメリカでは避妊去勢手術が「常識ある行動」として定着しているからという背景があります。
良い悪いの話ではなく、そういう社会的背景があって、統計としての数字が出ているということです。

所得や学歴が違えば、犬の医療や食餌にかける金額にも違いが出てくる可能性が高い。
そうなると当然健康に関しても違う傾向が発生するでしょう。

これらは全部、統計に基づく「可能性」や「傾向」の話です。
つまり避妊去勢手術の有無と健康状態の関連について、その2つだけで統計を取って
何かを証明することは不可能だということです。


「ふーん。それ、おかーさんが考えたの?」

いんや違う。The SkeptVetってブログを書いてるアメリカの獣医さんの受け売り。
Skeptical(疑い深い)って言葉とVet(獣医)をくっつけてブログタイトルにしてるだけあって
発表されたリサーチや統計に対して「ちょっと待って」と違う角度の見方で考え直してみるというブログ。
すごく面白いので、英語でもいいよという方はご一読をお勧め。

話を戻しますと、避妊去勢手術とある種の疾患の関連についての統計の多くはアメリカでのデータですが
社会背景の違う日本では、また違う傾向が出る可能性もあるわけです。
ですから「アメリカの有名大学でこんな発表がされているから、避妊去勢は良くない(または良い)」と
結論を出すのは「ちょっと待って」ということ。

犬種ごとの疾患に関しても、人気犬種で乱繁殖が横行している場合、確実に避妊去勢手術以外の要素となります。
私は決して「統計で健康との関連が発表されているけれど、そんなの信用できないから手術しましょう」なんて言っているのではありません。
統計の数字はやはり参考にするべきものですし、避妊去勢手術は性ホルモンの分泌ができない状態にするわけですから
健康になんらかの影響があるのは当然と言えます。

これから愛犬の避妊去勢をどうしようかと考えている方は、手術をすることで出るかもしれない疾患と
避けられる疾患のメリットデメリットを冷静に(ここポイント)判断して頂きたいし
もう避妊去勢手術をした方は「病気のリスクを高くしてしまったかも」と悩まないで頂きたいです。

本当は、dog actuallyで紹介したような手術以外の方法も検討できるようになれば更に良いと思うのですが
残念ながら、日本ではまだ睾丸への注射の方法やオス犬へのインプラントは認可されていないようですね。
メス犬にホルモン剤を経口投与またはインプラントする避妊法(人間の避妊ピルと同じ仕組みですね)は
日本でも行われているようですが、長期的に服用しないといけないため副作用の問題も大きいようです。


「なんかやたら長いし全然おもしろくないんだけど。」

あ、やっぱり?
しかもね、これまだ前置きなのよ。申し訳ないけれど明日に続きます。

メス犬の避妊手術の後、かなり高い確率で起こる尿漏れトラブル。
うちはカボチャの種を食べさせていましたが、年令とともにもうちょっと強いものにして
今はこれに落ち着いています。

パンプキンシードオイルのサプリメント

アマゾンでも購入できます。
パンプキンシードオイル (1000mg) 100錠  海外直送品
Now Foods


でも尿漏れがかなり多くて、本犬も飼い主さんもストレスや負担が大きい場合には
かかりつけの獣医さんに相談してプロインなどの処方薬を試してみるのも良いかと思います。
あまりに劇的に効くので、うちは「もうちょっと弱いものでいいかな」と服用を止めたのですが
尿漏れがもたらすデメリットが大きすぎるなら、薬で対処して明るく暮らせる方が良いと思うので。

では、明日また引き続き「避妊去勢を考え」てまいります。


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連絡事項だけ

2016-06-12 23:54:29 | ごあいさつ/お知らせ
トニー賞の授賞式見てたら遅くなっちゃいました。

なので今日はちょっと連絡事項だけ。
dog actuallyの新しい記事が更新されています。
「犬の避妊去勢、いろんな角度から」

手術以外の方法での避妊去勢をバックアップするNPO団体のお話なんですが
一番言いたいことを改めて書きたいので、明日ちゃんと書きます。


「真面目に気合い入れて書くのね。」「熱くなり過ぎないでね。」

うん、Cool Head& Warm Heartでがんばる。

それからもうひとつ。
6月14日の深夜0時~正午までの間、gooブログのシステムメンテナンスのため
ブログが見られなくなるようです。
ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。





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好きな瞬間

2016-06-11 23:57:57 | ニコとニヤの日常
散歩中に「好きだ~」と思う瞬間。


ニコが顔を上げて風の匂いをスンスンする時

「今日はどっかのおうちでBBQしてないかな。」

たとえニコがそう思ってたとしても、それでもやっぱり好きだ。


2匹して顔寄せ合って同じ匂いをスンスンしている時。

「これ、この間の黒と白のブチの子の匂いじゃない?ほら、あのちょっとメタボの。」
「あー多分そうだね。あいつなら別に返事書いとかなくていいか。」

たとえ2匹でそういう感じの悪い女子トークをしていたとしてもやっぱり好きだよ。


これは安定の定番。今日もニヤがニコのチェックしてるなあとしみじみ嬉しい。

「スンスンスンスンスンスン。今日もややヘタレ気味。以上!」

あ~今日も異常ないんだなあと妙にホッとして好き。


ニコが歩きながらチラッチラッと私をみる瞬間。

「おかーさん、おやつ持ってないの?ねえ。持ってるでしょ?知ってるよ。ねえ。」

たとえ目当てがおやつでも、ニコが嬉しそうに私の顔を見るだけで幸せなのだ。


そして、大安定のニヤのドヤ顔。

「あたしはニヤ様。文句ある?」

文句なんかあろうはずがない。何も言うことはございません。



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2匹並んでる姿も毎回毎回幸せ感じますね。

逆パンダラブ

2016-06-09 23:55:21 | 犬のおはなし
今日ネットで拾ったちょっとびっくりした話。


「またよその犬の話をしようっていうの?こんなにスターなあたしがいるのに?」

いや~ニヤ、だってこの子すごいんだよ。ホントに逆パンダラブなんだから。
逆立ちしたパンダがLOVEって言ってるんじゃないのよ。


ほら!

( Photo via facebook )

この子の名前はラウディ。オレゴン州ポートランドに住む13歳の黒ラブです。そう、正真正銘の黒ラブなんですよ。
別に顔に落書きされてこんな逆パンダになっちゃってるわけじゃないんです。


「お、おぉーー。じゃあ、なんでこんなことに?」

これは皮膚病の一種で尋常性白斑と呼ばれるもの。マイケル・ジャクソンもこの病気に悩まされていました。
犬に起こるのはとても珍しいそうですが、命に別状のあるものではなく、痛みも痒みも何もありません。
皮膚病と言ってもコートの色までこんなにしっかり変わるんですね。
ラウディ君は犬だから、見た目が変わっても悩むこともないし、犬友たちも全く変わらず接しているそうなのでご安心を。
ラウディ君、今やメディアの人気者になっています。

ところで彼はとても運の強い犬で、今までに川の水を飲んで食中毒になってしまったり
アクシデントで警官に撃たれたりという、すごい経験を乗り越えてきています。


「えーっ!どれか1個だけでもすごいのに!ラウディ何者!?」

ホントにねえ。こんなにラブらしく能天気に笑ってるけどすごい犬だよねえ。

ラウディ君の他の写真、こちらでも見られます。
http://dogtime.com/trending/39125-no-dogs-face-isnt-painted-look-like
http://www.reshareworthy.com/rowdy-the-dog-unusual-skin-condition/

お腹にも白い部分が出ていますね。


「ニコも目の上とかお口の周りとか白いところ出てるよ。」

うん、そうだね。ニコも人気者になるかもしれないね。


「人気者になったら、おいしいものとかもらえるかな~。」

おいしいもののことよりも、もしも人気者になったら、ニコ人見知りだからそっちの心配したほうがいいと思うよ。
まあ、顔が白くなってもニコの生活は今のままだから心配しなくてもいいんだけどさ。


《お知らせ》
ゴンゾウブログ、更新しました。
「モデルか、撮影者か」



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ご近所さん

2016-06-07 23:31:52 | ニコとニヤの日常


「なんですかー?何かご用ですかー?」

ニコが覗いているのはうちの裏手のおうち。塀があるから見えないんですけれどね。
裏手のおうちにはラブラドール2匹とゴールデンレトリーバーが1匹います。

このラブさんのうちの1匹がわりとよく吠える子で、しょっちゅう声が聞こえてきます。
そういう時にたまたまニコが庭に出ていると、こうやってトコトコとフェンスの所に行って点検。


「声はするんだけど、姿が見えないよ。」

ちなみにニヤは吠える声が聞こえたら、とりあえず何か吠え返してます。
「バウバウ!」「キャンキャンッ!」って感じですが
その吠え返す様子が、用を足しながらとか、寝そべったままとかで、たいへんズボラ(笑)


「何か言ってるから取りあえずお返事してるんじゃない。それにどうせあっちからも見えないんだし。」

ま、たしかに。

で、ニコは?満足した?

「うーん、裏のアビーちゃんは怒りんぼだから、分かり合えないや。」

そのラブラドールさんは散歩の時におうちの前を通りかかると、いつも怒って吠えるんですよ。
そして飼い主さんが「アビーッ!静かに!」って叱る声が聞こえて来る(笑)

ニコは静かにしててえらかったね。

「うんっ!ニコ見張ったり警戒したりするからね。安心して!」

あんまり警備してくれなくても大丈夫だよ(笑)



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