故郷・人情・キタンショー

広島市安佐南区中筋 こはだ歯科医院副院長の、日常よもやま話オン&オフ

「国民義勇隊」展

2010-08-15 23:35:55 | 平和に関して
終戦記念日に相応しい情報を。

「国民義勇隊 ~原爆被害を大きくした広島市の建物疎開~ 」が、平和記念資料館横の、国立広島原爆死没者追悼平和祈念館の地下で開催されてます。




1945年、本土決戦を想定し、国民を動員するための組織「国民義勇隊」が編成されました。


実際には、火災被害を最小限にするため、計画的に家屋をこわして「防火帯」を作る作業に多くの人たちがかり出されていたわけですが、その方々(40代以上の男性や女性中心)があの日被爆し、また残された家族達も多大な犠牲を被られたわけです。





今まで話に聞くだけだった“肥えたご”。
実際に体感できるよう展示されてることって、レアじゃないかな。





コレは滅多にない機会なので、是非一度体感されるといいかと。


・・・動きません。


気合いを入れて、何とか宙に浮かせることはできましたが、とても歩けたもんじゃありません。


義勇隊の被爆で夫を失った婦人達は、生活のために残った田畑を一人で切り盛りせねばならず、かといって肥料もなく、この“肥えたご”で運んだらしいのですが・・・想像を絶する重労働です。



前に中村輪業店主さんに教わるまでは、“川内義勇隊”のことも“後家村”と呼ばれたことも全く知りませんでした。


ここでは、“川内義勇隊”についてもかなり触れられていました。





残された遺族の証言や、実際の義勇隊の活動風景も映像で見ることができます。

家屋を壊すのは全て手作業。
間違いなく作業中にケガした人なんかも居たんじゃないかな。



入場無料

12月15日まで開かれています。


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