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Sliding Cafeマスターのブログ

ソプラノトロンボーン

以前紹介した喜望峰Finaleのソプラノトロンボーンですが、最近mixiを中心にかなり話題になっているようで、ある方が共同購入を呼びかけられたところ簡単に30人購入希望者が集まってしまったようで、6万円という格安で購入できるようになったみたいです。これに似た楽器でスライドトランペットだと、いわゆるおもちゃ的楽器イメージのためトロンボーン吹きが興味を寄せる事はあまりなかったようなんですが、これがソプラノトロンボーンというカテゴリーになると俄然興味の対象になるみたいですね。スライドトランペットとソプラノトロンボーンの違いは、ボアサイズ(管の太さ)がソプラノトロンボーンの方が少し太いというだけの事なんですが、このちょっとした違いだけでトロンボーン吹きの興味を大いにそそる結果になるというのも面白いですね。

ソプラノトロンボーンなので、細管トロンボーン用マウスピースもそのまま入りますが、テナートロンボーンの1オクターブ上の楽器をそのままテナー用サイズのマウスピース(11Cとか)で吹くというのは、非常に無理もあり楽器とのバランスも悪いので、あまりお薦めしません。例えるなら、チューバのマウスピースでその1オクターブ上のユーフォニアムを吹く、あるいはトロンボーンのマウスピースでトランペットを吹くというようなアンバランスな組み合わせと同じような結果になります。金管楽器の管の長さ(太さ)とマウスピースの大きさは基本的には比例するものです。やはりソプラノトロンボーンに適合するマウスピースはアルトホルン用くらいの大きさのマウスピースがベストだと思います。

ですので、このソプラノトロンボーンは細管トロンボーン用マウスピースも ’一応’ 使えるには使えますが、管の長さから考えればきちんと適合したマウスピースとは言えません。ですので、地方の方で試奏せずに購入されるという方は、この辺り要注意です。基本はアルトホルン用マウスピースのサイズで演奏するのがベストであるという事をひとつの予備知識として入れておかれた方が良いと思います。今からアルトホルン用マウスピースの大きさに慣れておきましょう。

私の個人的な感想としては、楽器付属のマウスピース(これもアルトホルンサイズ)よりもヤマハのアルトホルン用マウスピースが一番音色も音程も良く、コントロールしやすく感じました。ただし、ヤマハのマウスピースではシャンクが合わず、ぐらついてしまうので、マウスピースのシャンクにテープを巻いて太さを調整した方が良さそうです。

いずれ全国のトロンボーンアンサンブル団体で、このソプラノトロンボーンが日常的に使用されるようになるのかもしれませんね。

しかし、メーカーさんも30本も製造するとなると、かなり大変でしょうね。これぞ、まさに嬉しい悲鳴ですかね。

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コメント一覧

ハンヂ
ありがとうございます。
かなりよさそうなメーカーなんですね。
ゴールドプレートのものがヤフオクで出品されているので検討してみます。
マスター
ポケットTp
コメントいただきどうもありがとうございます。
喜望峰のポケットTpはラッカー仕上げのモデルは試奏しました。音色はとてもハッキリとした普通のTpに近い音色でした。

今、僕はマルカートのポケットTpを使っているのですが、マルカートはTpというよりコルネットに近い音色なので、喜望峰に買い替えようかと思っています。喜望峰のポケットTpは3番トリガーがとても操作しやすい位置についていて良いです。
ハンヂ
はじめまして。
今ジュピターのポケトラを使用していますがヤフオクで発見した喜望峰のポケットトランペットに興味あります。どんな感じなのか分かる範囲で教えていただけると助かります。
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