ベル側の管の長さはほぼ同じですが、
スライド外管の長さが697Zよりもタイガーの方が少し長いんです。どうりでツバ抜きする時に腕をかなり伸ばさないと届かなかったし、スライドポジションが通常のトロンボーンとは違う感覚がありました。
スライド内管・外管合わせての比較でもスライド全長がタイガーの方が長いです。これだけ管が長ければ当然ピッチも低くなる訳です。
ピッチが低い原因はココですね。この余分に長い管を切断しようと思います。上下それぞれ1.5センチずつ(上下合わせて3センチ)ほど管を短くすれば、通常のトロンボーンと同じ管の長さになるので、ピッチ問題は解決するはずです。
スライド支柱位置もかなり違いスライディングに違和感を感じるのですが、外管を切断すれば外管がもっと入り込むので(写真上では左側に移動する)、697Zとほぼ同じ支柱位置間隔に改善出来るはずです。
しかし、通常のトロンボーンよりも3センチも管の長さが違うというのは管楽器としては致命的な欠陥であり(市販マウスピースが挿さらないというのも致命的ですが)、楽器以前に工業製品としてダメじゃん！という感じですが、まぁプラスチック製管楽器はある意味おもちゃ的位置付け商品っぽいので、特にユーザーからのクレームも無いのか(クレームが来ても無視？)、改善、改良することないまま不良品を造り続けているのでしょうかねー。もしコレが他の工業製品であれば、間違いなくリコール、自主回収です。
ヤマハとかの大手楽器メーカーが監修して製造してくれたら、さぞや精度の高いプラスチック製管楽器が出来ると思うのですが、ヤマハさんもプラスチック製管楽器に参入してくれないかしら。
