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ちょっと寄り道。

あっち行ったりこっち行ったり
寄り道が好きな管理人のつぶやきです。

デイヴ→ボブ

2014-07-19 00:40:00 | 映画


こんなに猫が似合う男はそうそういないわ。
売れないフォークシンガー、ルーウィンと猫。


    
『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』

最近の映画の邦題は残念すぎるけど
これも、長すぎて残念( >Д<;)
かと言って、インサイド…を省いて『名もなき男の歌』だったら、多分見に行ってない。
とりあえず原題残してくれて良かったわ。

「太陽がいっぱい」みたいな素敵な邦題にはもう出会えないのでしょうか?


話し戻って、この映画、好きでした。
ストーリーは、1961年のニューヨーク、グリニッチ・ヴィレッジが舞台。
デイヴ・ヴァン­・ロンクの回想録をベースに
売れないシンガーソングライター,ルーウィン・デイヴィスのよれよれ人生を
綴る(1週間の出来事)コーエン兄弟監督作品です。

とにかくグリニッチ・ヴィレッジあたりの景色がたまりません(@ ̄ρ ̄@)
     
   
   

   

建物、タクシーや地下鉄等の乗り物、無造作に置いてある自転車や木々でさえ
全てが芸術。

キャストも興味深い。
    
ルーウィン・デイヴィス役に「オスカー・アイザック」
この人、ガチで歌もギターも上手いと思ったら、ジュリアード音楽院卒なんですね。
この映画で初めて、「デイヴ・ヴァン­・ロンク」と言う実在したシンガーを知りました。
ボブ・ディランにも影響を与え、映画のラストシーンでは、ディランらしき歌手が登場しています。
声は確かに、ディラン。

   
   向かって左がデイヴ・ヴァン­・ロンク、右がオスカー・アイザック

   
   これは、ボブ・ディランとデイヴ・ヴァン­・ロンク
   

    
ジャスティン・ティンバーレイクにキャリー・マリガンも出てます。
キャリー・マリガンは、マーカス・マムフォードの嫁であります。
マーカス・マムフォードもこの映画の共同音楽プロデューサーとして参加しております。



この猫ちゃんに役者魂感じました。

    
いい演技です。


    

なんで『インサイド・ルーウィン・デイヴィス』ってタイトルなんだろうと思っていたら



アルバムタイトルだったんですね。


家も金もコートも無く、シカゴまで仕事求めて旅に出る姿
あれ辛すぎる。
凡人の自分ならとっくに音楽あきらめて、ぬくぬく生活を選んでるわ。    
     

     



劇中、ルーウィンが歌っていたライブハウスのようなとこがありましたが
あれは、実際、デイヴ・ヴァン­・ロンクが根城にしていた「ガスライト・カフェ」と言うクラブです。
ジョニ・ミッチェルやボブ・ディラン等、後に大物になったシンガーをたくさん排出しています。

   
1960年代のガス・ライトカフェ


現在は、こんな風になっています。
建物自体は残ってるようですね。
   


    
    
    
1960年代のアート溢れるグリニッチ・ヴィレッジ


この時代にこの場所で好きな音楽をやれた事
それこそが最高の幸せなのかもしれないです。
















        





   
      









  









帰りにドーナッツ買いました。

2014-06-22 23:15:50 | 映画


   
「チョコレートドーナッツ」見ました。

各地で賞を総嘗めとか感動作とか
触れ込みが凄すぎて
かなり身構えて見ました。

そんなコピーが似合わない実に淡々として
凄くいい映画でした。

1970年代のアメリカ・ブルックリンで実際にあったダウン症で母親に育児放棄された子どもと同居するゲイカップルの話しです。
       

ずっと淡々と流れて
最期まで淡々と終わってしまうんですが
やはりこの映画の最大の立役者は、なんと言っても

ラストでアラン・カミングが歌う
「I Shall Be Released」と言う曲です。

この曲無くしては、この映画は成り立たないと言っても過言じゃないです。

私は映画の予告を何気に見ていて
まさかぁ!って飛び上がりました。
この曲にまた巡り会えた事にビックリ(°д°)でした。
もう、映画の内容はどうであれ、絶対にこの映画は見に行こうと決めていました。

「I Shall Be Released」は、ボブ・ディランが作った曲ですが
「The Band」が歌った曲なんです。
以前にも書きましたが、自分の中では、未だどんなバンドも越える事の出来ないバンド
それが正しく「The Band」なんです。

その「The Band」の最後のライブ映像を映画にした「ラスト・ワルツ」の中で
ボブ・ディランを中心に神々の面々で大合唱したのが「I Shall Be Released」でした。

チョコレートドーナッツのラスト・シーンとラスト・ワルツの大合唱シーンが重なって
号泣しました(´;ω;`)

アラン・カミングの「I Shall Be Released」も、そっとそっと心に忍び込み
気がつくと魂、揺さぶられてました。
そして、またしてもこの曲に殺られてました(^^;

       


アラン・カミング良かったわぁ。
ホントに表情が豊かな人です。
マルコといる時は、母性に溢れ
ポールといる時は女の子になってるし
      


そして信念を曲げない態度は実に男らしい。
      
     

      
このシーン好きでしたね。
ポール(ギャレット・ディラハント)がルディ(アラン・カミング)のネクタイを結んであげるとこ。

余談ですが、ギャレット・ディラハントの男前っぷりが素敵でしたが
ヅラ?もしかして??????
そう思い始めたらもうドロ沼です(; ̄ェ ̄)

アラン・カミングは、実生活でもシーファーさんと言う男性の方と2012年に結婚式を挙げております。

余韻の残る映画でした。
映画館では、しばらく誰も立ち上がらなかったです。
          
字幕ありがとうございますm(._.)m




         
もの凄いメンツ。
どうあっても今後、このような光景を見る事はできないでしょう。




          
繊細で脆いリチャードの声
何度聞いても、泣けてきます(;_;)

再びこの曲に会えた事に感謝します。





      
      

      
  





トム&フィリップ

2014-05-29 01:11:05 | 映画

大昔に見た「Plein Soleil」
アラン・ドロンの出世作「太陽がいっぱい」がずっと気になってて
いつか、もう1回見ようと思ってました。


今では普通に語られる
「あの映画はホモセクシュアル映画の第1号なんですよね。」
と言う淀川さんの「淀川さん流解釈」

淀川さんって淀川長治さんです。

これが、とっても気になってたんですね。
あれからどんどん月日が流れ、やっと見れました。

見終わった結果
淀川さん恐るべし!!!!!!

もうどんだけ前に見たか記憶にないくらいだったので
ラストシーンしか覚えてなかったけど
どんでん返しの完全犯罪だけで十分好きだった映画です。

淀川さん凄いわ~~~~
確かに(^-^*)(・・*)(^-^*)(・・*)



「貧乏人の息子のアラン・ドロンが金持ちの家に、坊ちゃんを連れ戻しに行く。」
「手紙書くのも、サインを教えて彼にやらせるようになる」



「彼は金持ちの坊ちゃんのすべてが好きになっちゃうのね」





「ネクタイから、靴から、全部自分のものになったらいいなあ思う。」

「どっちも無いものねだりで、憎らしいけど離れられない。それがだんだんクライマックスになってくるとエキサイトしてくるのね。それは、俺が憎いんだろう、憎いんだろう、憎いんだろうで、とうとう殺すところまでゆく。そして殺しちゃった。なにもそこまでエキサイトしなくてもいいのに、エキサイトして片っ方は死んだ。」


「そして、死体になっても、ふたりは離れられないのよ。」





「ふたつの殺しがあるのね。ひとつはモーリス・ロネの、もうひとつは憎ったらしい太っちょを殺すの。ちゃんと分けてる。太っちょのほうは銅像みたいなのでガーン。モーリス・ロネのほうはナイフで刺す。刃物で殺すのはラヴシーン、前のは単なる殺しですよ。」




「サインの練習をするでしょう。」

「あれ、大きなサインでしょう。プロジェクターで伸ばして練習するでしょう。まるでキスマークみたい。あんな大きくする必要ないのに、大きく大きくする。あれ、一所懸命、片っ方の唇をなすってるのね。」

「なぜ、そんなことわかるかいうと、映画の文法と言うのがあるんです。」



「ふたりが船から降りる時ね。あのふたりは、主従の関係になっている。映画の原則では、そういう時、従のほう、つまりアラン・ドロンが先に降りてボートをロープで引っ張ってるのが常識なのね。ところが、ふたりがキチッと並んで降りてくる。こんなことあり得ないのよ。」





「電話がかかってきて、そうかといった時にワインのグラスを持った彼の手が若くて美少年らしい。それと一緒にモーリス・ロネの死体の手が写るのね。ダブって。握手してるのね。そこへ、また呼ばれていっちゃう……あれは後追い心中なのよ。」





「最後のシーンがくるでしょ。その時に、ヨットが一雙沖にいる。あれは幽霊なの。おまえもすぐ俺のところへ来るよ、という暗示なのね。」

「また、監督がルネ・クレマンだから、いえるのね」


これすべて、淀川さんのお言葉。
すべて納得(゜д゜)(。_。)

モヤモヤしてた霧がすっかり晴れた気分です。
なるほどね。。。。


映像も綺麗。

これとか「絵」


よく見るとホント完全にそうです(;´∀`)

こんな二人をちょっと遠目に撮るあたり
いじらしい(//∇//)

同性愛の映画は、タブーだった時代ですもんね。
ルネ・クレマンさんは「ブロークバック・マウンテン」を見る事ができたのでしょうか?
きっと泣いたね(T ^ T)
やっとこんな時代が来たって。

それにしてもアラン・ドロンのイケメソぶりは凄まじい(((゜Д゜;)))
イケメンじゃない
美青年だね。

     
     
     
     
     

文句なし!

太陽がいっぱいのリメイク版「リプリー」(1999年)では
見てないけど
この淀川流解釈のようなストーリーになってるらしいです。
近日中に見る予定。
記事にするかもです。



       


















美しすぎるキナマン

2014-05-06 23:45:42 | 映画


Easy Money/Snabba Cash
Snabba Cashはスェーデン語。
あぶく銭?
             

これが第一弾。



       
ここでもパーカー着てるわ。

感想:一言で言えば
キナマンのスウェーデン語に
萌え~~~~~
英語より好きかも。

で、キナマンが美しすぎる(☆∀☆)
恋人役の女優さんより綺麗なんだもん。


内容は、映画と言うよりは
北欧ミステリーとかのテレビドラマ風で
カメラワークがドキュメンタリータッチ。
第1段は、プロローグって感じですね。
スウェーデンは早くから難民受け入れをして来た国なので
移民を取り巻く事情とか、そんな背景があるのかもしれません。

ちょっと見、登場人物の顔が覚えられません(ノ_・,)
みんな髭はやしてるので
誰がだれだかわからなかったです。
ですが
中々良かったです。
好きなトーンでした。



でスウェーデンでは2012年公開の続編
      

続編の予告見ましたが
アメリカ版には、サブタイトルも付き
「見た~~~~い!!!」と思わせる映像になってます。


こちらはスウェーデン版
こっちも原語全開で萌え~~~です。


       

       

       
キナマンの相棒のような存在のこの方は
「スウェーデン国家警察特捜班」に出てたチャベスだわ。
チリ系の刑事役の人です。
こちらも楽しみにしてるドラマのひとつです。


続編は、きっと日本公開はないなあε=(・д・`*)ハァ…
AXNあたりでやってくれないかなぁ~
DVDになるとしてもずーーと先だよね。

思うに、キナマンがどうして遅咲きだったのか
これ見て思ったわ。
顔が完璧すぎるんだね。
ホールダー役で崩れた感。(顔じゃないよ、雰囲気ね)
若い頃の顔より今の方がいね。


映画の出演が多いけど
またテレビドラマにも出て欲しいわ。

これからリンデン&ホールダー一気見です。

2014-03-31 23:48:23 | 映画

ロボコップ見ました。
楽しみにし過ぎてたせいか
ううううんん(; ̄ェ ̄)
ちょっと肩透かし(ノ_・,)

立派なロボットスーツの割には
戦ってる相手が小さい。
身内の争い。


なによりキナマンのロボットスーツを脱いだ姿が
悲しすぎた(;_;)
         
やっぱり人間キナマンがいいっす。

結局、機械はハートを越えられないって事なんですね。
相棒刑事(人間)に助けられたロボコップ
ちょっと良かったです。
いくらロボットでもやっぱり求めてしまうんですね。
人間の感情を。

しっかし仮面ライダーみたいだったなあ~
黒いゴキブリみたいなロボットスーツ(^_^;)
        

映画館に「平成ライダーVS昭和ライダー」近日上映みたいな予告貼ってあって
ワロタ(⌒▽⌒)
もっとも今は『仮面ライダー鎧武』だって
ガイムと呼ぶらしい。
ぷぷぷ(爆)
変身アイテムがフルーツ

すごすぎる(((゜Д゜;)))

左からどんぐり、バナナ、みかん、ぶどう、メロン

この他にも松ぼっくり、いちご、パインもおります。

 みかん、可愛い(*´`) 

つくづく日本人の発想って素敵だと思う次第です(笑)


またロボコップに戻って

撮影中、どこかで休日。



リオのロボコップ、プレミアショーに向かうキナマン。



ふう~~(;´Д`A
相変わらす仲良しカップル。
Olivia Munn の方が惚れてるのかも(*≧∀≦*)
ハリウッド、ロボコップ、アフターパーティにて。


ちなみに
 
平成ロボコップVS昭和ロボコップです。
重量感では、昭和に軍配が上がりそう。

 
こっちのスーツはどうでしょう?

キリング3、俄然、テンション上がってきました↑↑↑
さあー見るぞお!