こんなに猫が似合う男はそうそういないわ。
売れないフォークシンガー、ルーウィンと猫。
『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』
最近の映画の邦題は残念すぎるけど
これも、長すぎて残念( >Д<;)
かと言って、インサイド…を省いて『名もなき男の歌』だったら、多分見に行ってない。
とりあえず原題残してくれて良かったわ。
「太陽がいっぱい」みたいな素敵な邦題にはもう出会えないのでしょうか?
話し戻って、この映画、好きでした。
ストーリーは、1961年のニューヨーク、グリニッチ・ヴィレッジが舞台。
デイヴ・ヴァン・ロンクの回想録をベースに
売れないシンガーソングライター,ルーウィン・デイヴィスのよれよれ人生を
綴る(1週間の出来事)コーエン兄弟監督作品です。
とにかくグリニッチ・ヴィレッジあたりの景色がたまりません(@ ̄ρ ̄@)
建物、タクシーや地下鉄等の乗り物、無造作に置いてある自転車や木々でさえ
全てが芸術。
キャストも興味深い。
ルーウィン・デイヴィス役に「オスカー・アイザック」
この人、ガチで歌もギターも上手いと思ったら、ジュリアード音楽院卒なんですね。
この映画で初めて、「デイヴ・ヴァン・ロンク」と言う実在したシンガーを知りました。
ボブ・ディランにも影響を与え、映画のラストシーンでは、ディランらしき歌手が登場しています。
声は確かに、ディラン。
向かって左がデイヴ・ヴァン・ロンク、右がオスカー・アイザック
これは、ボブ・ディランとデイヴ・ヴァン・ロンク
ジャスティン・ティンバーレイクにキャリー・マリガンも出てます。
キャリー・マリガンは、マーカス・マムフォードの嫁であります。
マーカス・マムフォードもこの映画の共同音楽プロデューサーとして参加しております。
この猫ちゃんに役者魂感じました。
いい演技です。
なんで『インサイド・ルーウィン・デイヴィス』ってタイトルなんだろうと思っていたら
アルバムタイトルだったんですね。
家も金もコートも無く、シカゴまで仕事求めて旅に出る姿
あれ辛すぎる。
凡人の自分ならとっくに音楽あきらめて、ぬくぬく生活を選んでるわ。
劇中、ルーウィンが歌っていたライブハウスのようなとこがありましたが
あれは、実際、デイヴ・ヴァン・ロンクが根城にしていた「ガスライト・カフェ」と言うクラブです。
ジョニ・ミッチェルやボブ・ディラン等、後に大物になったシンガーをたくさん排出しています。
1960年代のガス・ライトカフェ
現在は、こんな風になっています。
建物自体は残ってるようですね。
1960年代のアート溢れるグリニッチ・ヴィレッジ
この時代にこの場所で好きな音楽をやれた事
それこそが最高の幸せなのかもしれないです。
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