御用始めから気合を入れて仕事したら,2日分の仕事が1日で終わってしまった。
というわけで,今日は午前中休暇を取り,のんびりと過ごしている。
朝早々ゴミを出しに行ったら,ステーションはゴミの山。家庭で正月に溜め込んでいたゴミが一度に集まるとスゴイ量になる。今日は清掃局の方々は大忙しだろう。ご苦労様。
さて,年末にイッキ読みした小説を紹介。
このハードカバーの本は,昨年度のこのミスの第1位。
帯に書かれた「1位」という文字に私は弱い。



以前スキー帰りに貴志祐介さんの書いた「黒い家」を読んだら,身も心も凍りついた記憶がある。
この小説もホラーかな?と思ったら,それほどでもなかった。
ただ,上巻は少しずつ主人公の高校教師の怖さが明らかになっていく。
作者がコメントしている通り,学校というところは「性善説」の世界に近い。学校内にいる人は善人であるというのが前提となっている。そんな世界にこのような教師が入ったら,この小説に近い悪事が起きるかもしれない。
今までの人生の中でたくさんの人々に逢ってきたけど,この高校教師のように,他人に共感できないというか,人の心の痛みが分からない人が若干ではあるが確かにいた。自分にとって邪魔な存在は目の前から排除しようとする。それが相手をものすごく傷つけることであっても平気でしてしまう。そして自分を正当化する。
特に厄介なのは,知の能力が高い場合。心の奥底では相手の痛みが分からないのに,類まれな知恵で如何にも分かったような言動をすることのできる人間。こういう人は本性がなかなか表出しないので,一般的には「いい人」で通っている。
上巻は面白かったけれど,下巻になると正直興醒めしてしまうことも多かった。
そのうちに映画化されるだろう。R-15ぐらいの規制が付くでしょうね。
というわけで,今日は午前中休暇を取り,のんびりと過ごしている。
朝早々ゴミを出しに行ったら,ステーションはゴミの山。家庭で正月に溜め込んでいたゴミが一度に集まるとスゴイ量になる。今日は清掃局の方々は大忙しだろう。ご苦労様。
さて,年末にイッキ読みした小説を紹介。
このハードカバーの本は,昨年度のこのミスの第1位。
帯に書かれた「1位」という文字に私は弱い。



以前スキー帰りに貴志祐介さんの書いた「黒い家」を読んだら,身も心も凍りついた記憶がある。
この小説もホラーかな?と思ったら,それほどでもなかった。
ただ,上巻は少しずつ主人公の高校教師の怖さが明らかになっていく。
作者がコメントしている通り,学校というところは「性善説」の世界に近い。学校内にいる人は善人であるというのが前提となっている。そんな世界にこのような教師が入ったら,この小説に近い悪事が起きるかもしれない。
今までの人生の中でたくさんの人々に逢ってきたけど,この高校教師のように,他人に共感できないというか,人の心の痛みが分からない人が若干ではあるが確かにいた。自分にとって邪魔な存在は目の前から排除しようとする。それが相手をものすごく傷つけることであっても平気でしてしまう。そして自分を正当化する。
特に厄介なのは,知の能力が高い場合。心の奥底では相手の痛みが分からないのに,類まれな知恵で如何にも分かったような言動をすることのできる人間。こういう人は本性がなかなか表出しないので,一般的には「いい人」で通っている。
上巻は面白かったけれど,下巻になると正直興醒めしてしまうことも多かった。
そのうちに映画化されるだろう。R-15ぐらいの規制が付くでしょうね。