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SKYKUDO

日々の出来事,思いを綴る

胃痛の原因は,村上春樹か…

2009-09-30 21:39:10 | 読書
突然の胃痛に悩まされ,注意散漫になるときがあり,なかなか一つのことに集中できずにいます。空腹になるとよく起こり,ネットで調べると「胃酸過多」の症状のようです。薬を飲んでも治らないですねえ…。原因はストレスとなっていますが,特に自覚しているものはありません。潜在的なストレスなのでしょうか。20年ほど前に,この潜在的なストレスが原因で円形脱毛症になったことがあり,頻繁に皮膚科に通ったことを思い出しました。気を付けないといけませんね。

さて,今日は,この前のシルバーウィークに読んだ本について。
久しぶりに「村上春樹」の小説を読んでみました。学生時代に「ノルウェイの森」を読んで以来です。読みたくて読んだわけではなく,たまたま家内が読み終えたものが積んであったから…。ハードカバーの本はなかなか高いので,私も読んでから古本屋へ持って行こうと思ったわけです。

 

読み終えて一週間。なかなか自分なりに解釈できず,もやもや感一杯で困っています。ミステリー好きの私は,場面場面を咀嚼しながら読み進め,内容に納得しながら全体像をとらえていくのですが,この物語は読み手に解釈を任せっぱなしの感があり,謎が解決せぬまま進んで行きます。
第1巻は展開が遅く,2巻になり調子がのってきたなと思ったら,「空気さなぎ」だとか,「リトルピープル」などという観念的な世界になってしまいました。
こうなると,一気に物語への熱が冷めてしまいました。
村上春樹のこの小説は,「理解する」というより「感じる」ということでいいのかもしれません。

謎が膨らんだまま、小説は終わってしまいました。続編はあるのでしょうか?このままでは,凡人の私にとって,苦痛が残っただけでした。胃痛の遠因になっているかもしれません。

ずいぶんマイナス面を語ってしまいましたが,本屋に行ったら,なぜか村上春樹の別な文庫本を買ってしまいました。
村上春樹の魅力が心の奥深くに巣食ったのかも…。



名監督とへっぽこ監督

2009-09-17 06:15:12 | 読書
野村さんの本の続き。

読んでいると,過去の名選手(長嶋,王など)が出てくることが多いが,その中で度々イチローが取り上げられている。
イチローがオリックスに入団した当時,そのバッティングを見た野村さんはだいぶ惚れ込んだようだ。

そんなイチロー選手に対して,「技術は超一流だが,精神的な面では今ひとつ…」のような記述がある。
確かに記録はすごいけど,その言動を振り返ると,納得する面もある。
どことなく自分勝手のような感じも受ける。
その点,松井は優等生だなあ,言動が。



私は野球ファインではないので,あまり興味はないけど,イチローをめぐっての2人の監督の違いには興味をもった。

入団当時,オリックスの監督は,V9戦士の「土井正三さん」
彼は,イチローのバッティングを見たとき,こういったそうだ。
「彼を絶対に使わない。気に入らないんだよな,あのバッティングが…」
現に2軍でくすぶっていた。

監督が仰木監督に変わったら,次の年から1軍で「連続首位打者」その後の活躍はご存知の通り。

あのまま土井さんがオリックスにいたら,イチローはどうなっていたのだろう。
かわいそうに,土井さんは,イチローを見抜けなかったことで,「へっぽこ監督」の烙印を押され,
その後の人生は大変惨めに…。

人の才能を見抜く眼…,我々の職業にも不可欠です。


弱者の兵法 けっこういいですね

2009-09-15 17:40:22 | 読書
朝早くから陸上競技場へ。
我が家の辺りは雨が強く,ワイパーがガンガン回っている状態で現地に向かいました。
なんとか雨を回避でき,無事終わって帰宅したところです。

だれもいない家というのは,本当に静かなものです。
窓を開けると,ススキが風で揺れています。
これからどんどん気温が低くなり,あっという間に冬でしょうか。

そんなことを考えながら,ブログを更新しています。

さて,最近読んだ本と言えば,野村監督の書いた(といってもゴーストですが)「弱者の兵法」です。



組織論についていえば,結構ためになります。
昔活躍した野球人のエピソードをもとに,分かりやすく述べてありグッド。
さすがゴーストライターさんだと思いました。

ほんとは,野村さんのぼやき風に書いてあれば,いいのだけど…。



朝のひととき  午後はシビアな会議

2009-08-29 06:13:33 | 読書
今日は私用の仕事で,午後から会議が続きます。朝早く一人起きてその準備に追われていました。
ようやく一段落し,気分転換にコーヒーを入れたが,ミルクのストックがない!
冷蔵庫を開けると牛乳があったので,少し入れ,パソコンの前で一口飲むと…。

何だこの味は…。???と思い,冷蔵庫をもう一度開けてびっくり。
間違って,グレープジュースを入れてしまった。
朝から寝ぼけている私です。

さて,インフルエンザが身近に迫ってきており,我が家の愚息くんの知り合いは罹患したそうです。
娘様は今日から文化祭。高校生の祭りはこれからがピーク。
市内の高校生の大移動がこれから始まりますね。あっという間の大流行になるでしょうねえ…。

メキシコで発生してから数ヶ月。
たったこれだけで大流行するのだから,ウィルスの感染力には驚きです。
世も末ですね。
というわけで,今読んでいる本は,『終末のフール』です。(伊坂幸太郎)



3年後に,隕石の衝突によって,地球がほろびようとする世界を描いたもの。
命の限りを知らされた人々が,どのように生きるか,短編集で表現されています。
場所は仙台のニュータウン。

自分だったら,どうするかなあ。
何もなかったように,淡々と自分のペースで生きているような気がします。


この方は,ほんとに仙台の街が好きなんですね。地元としては嬉しい限りです。





今日も雨,部屋の中で静かに読書

2009-08-10 08:50:59 | 読書
雨が続いています。
今年の夏休みは,夏空を見ずに終わるのでしょうか。
あの青空の下,冷えたビールをイッキ飲み,「ああ最高!」という気分を味わいたいものです。

さて,昨日は,雨にまつわる小説を読んでいました。
「龍神の雨」作者は,道尾秀介さんです。



雨のために,不幸という溝に落ちていく二つの家族の物語。

人の運命なんて,その場その時の選択によって,幸せにも不幸にも転じていくものです。

あの時,雨が降らなかったら…,
あの時,あいつに電話をしなかったら…,
あの時,コンビニに寄っていたら…,

普段は自覚しませんが,世は自分の選択によって,自分の未来が決まっていくんですね。
1つの事実をどう解釈するかによって,未来に大きな影響を及ぼします。
この二つの家族の例は,極端かもしれませんが,世の中のニュースを見ると起きないとも限りません。

自分の選択が,不幸を呼ばないようにしたいものです。