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SKYKUDO

日々の出来事,思いを綴る

もう一度読みたい漫画 それは…

2009-11-06 06:25:54 | 読書
愚息くんは朝からコンビニで漫画本を買っている。発売日になると,必ずコンビニに一直線。このあたりは遺伝かなあ…。

今でこそ小説などの活字本を読むようになったが,私が読書に目覚めたのは大学に入ってからだ。
それまでは,全く本を読む習慣が無く,ひたすら「週刊少年ジャンプ」だけを愛読していた。

そう,あれは,小学校6年生の運動会の後。
がんばった褒美に,父親から近くの駄菓子屋で買ってもらったのが始まりだった。
丁度その回から始まった野球漫画がこれ,「アストロ球団」



これの続きが読みたくて,読みたくて,ずっと小遣いをこの漫画本に注ぎ込んできた。
そのうち,「こち亀」が始まり,「ジョジョの奇妙な冒険」なども始まった…。

今では,ジャンプは読まないけど,もう一度あの「アストロ球団」は読んでみたい。



永遠の0 それは」すばらしい物語 今年の1オシ

2009-10-23 06:13:39 | 読書
ちょっとした合間に立ち寄った本屋で偶然に見つけた一冊の文庫本。
本の帯に惹かれて,買ってしまいましたが,それはすばらしい本でした。

百田尚樹「永遠の0」




今から60年前の太平洋戦争の話が中心。
私の祖父達は,当時兵士として中国や東南アジアに出兵し,一人は戦死,一人は無事帰還しました。無事戻った祖父から戦場の様子をよく聴いたものです。「生きて帰りたい」とは口が裂けても言えなかったそうですが,この気持ちを強く持っているかどうかは,生死に大きな影響を与えたと話していました。
日本刀も見せてもらったことがあります。錆び付いたものでしたが,子供だった私は,ひやっとした恐怖を感じたものです。

この本は,当時,米軍も恐れた零戦にのっていた兵士の物語です。
弁護士の試験に挫折し,目的も失いかけていた若者「健太郎」は,姉の依頼で実の祖父の生涯を調べることになりました。
数少ない生き残りの方々の話を辿っていくうちに,祖父宮部久蔵の実像に迫って行きますが…。

「娘に会うまでに,絶対に死ねない。妻との約束を守るために」
そう言い続けた祖父は,終戦間際に特攻隊として出撃し,命を落としてしまいます。
「生への執着が強かった祖父がなぜ自ら志願したのか」が,謎となるわけですが,そこに「えっ」という真実が隠されていたわけです。
最後に謎が解き明かされたとき,胸にぐっときて言葉がしばし出ませんでした。
近くに人がいなければ,涙がどっと流れ出したかもしれません。

難点は,戦争についての描写がややくどいところ。もう少しあっさりとまとめて欲しかったです。

こんな本と出逢い,幸せを感じています。


思考の整理学を再読

2009-10-18 18:53:06 | 読書
穏やかな天候に恵まれ,この2日間は絶好の行楽日和だったと思います。
Kスタは楽天ファンの歓喜に揺れ,遥か田舎で戦った89`sも接戦をものにしました。
これでベガルタが勝利をおさめれば宮城県民は大満足だったのですが,惜しくも引き分けでしたね。

私はラグビーファンであり,応援しているチーム(早稲田とサントリー)がともに快勝したので,大満足です。この2日間は,家族の体調が今一つなので,部屋にこもって静かに読書していました。

読んでいたのは,外山 滋比古さんの「思考の整理学」



以前に一度読んだことがあったと思いますが,最近特に売れているということでまた読んでみることにしました。論文づくりにせっせと励んだ長期研修時代によく言われたことが書いてありました。
「文は一度作成したら,しばらく寝かせろ」

農家育ちの私にとっては,当たり前のことですが,「朝飯前」についても述べられていました。
この意見には大賛成です。夜,夕食後に思考が必要な仕事をしてもなかなか進みません。
そんな仕事は,朝飯前にするのがベスト。朝の冷気と静けさの中,頭の中は活性化しますね。
まあ,人によりますけど…。(私は夜だとまったく駄目です)

最近は子供の送り迎えで,寝るのが遅くなり,この朝飯前の仕事量が減りました。この点が,ネックとなりリズムが取れなくなっています。ああ,前のように朝仕事,朝読書の時間をもっと増やしたいところです。

この本は,イッキ読みするものではないので,ちょっとした合間に一節ずつ読んでいこうと思います。

もっと衝撃的な本に出逢いました。読み終えたら紹介しようと思います。





あらためて読み直すと,いい小説でした

2009-10-15 18:53:21 | 読書
仙台市のシンボル「泉ケ岳」の麓まで,出張で出かけてきました。運転しながら山を仰ぎ見ると,やや色が変わってきており,紅葉が始まっていることが分かります。これからの山々の美しい眺めが楽しみですね。

さて,あれほど酷評したにも拘らず,また村上春樹さんの本を読んでしまいました。
「国境の南、太陽の西 」というタイトルですが,読み進めているうちに,10数年まえに一度読んでいることに気付きました。



春樹さんの作品の中では,マイナーな部類なので,気付けなかったのかもしれません。
当時結婚したばかりだったころで,それなりに楽しめましたが,「ふ~ん」といった感じだったと思います。

でも,あらためて読み直してみると,印象がガラリ変わりました。これはいい本です。
この一人っ子の「僕」に感情移入しながら読むことができました。

どんなに今の人生がすばらしく幸福に満たされていても,心の片隅に満たされない空白な部分をもっている人は多いかもしれません。
誰にでもあるのかも…。
その部分を満たしてくれる人が突然現れたら,さてどうするか。この僕のように今の全てを捨ててしまおうとするのでしょうか。

これは,その時になってみないと分かりません。まあ,こんな場面がくることはないでしょうが…。

それにしても,村上さんの小説は,読者の想像力を活性化してくれますね。「どうなったの?」と思っても,結果が書いてないので,あとはそれぞれが思い巡らすしか術はありません。







覚悟のすすめ(阪神タイガース 金本選手著)

2009-10-13 06:35:32 | 読書
休みでも休みでなくても,朝早く起きて読書をするのは,いつの間にか日課となってしまいました。
様々な分野の本を読んでいますが,特に多いのは「文芸書」または「ミステリイー」,そして仕事に関係する雑誌でしょうか。

今日は,阪神タイガース 金本知憲さんの(ゴーストだと思いますが)「覚悟のすすめ」という本を読んでいました。
金本選手は,東北福祉大学出身なので,4年間は私と同じ宮城県で過ごしていたことになります。
横浜にいた齋藤投手と同チームだったんですね。そんなことから,買って読んでみようと思ったわけです。



「覚悟」
なんて潔い言葉でしょうか。どんなことが起こっても動じず,決して揺るがず,目的に向かって淡々と突き進むといった感じです。
そこには,言い訳なんてありません。(これが多い人は見苦しい) 全てが自己責任ですから。
こんな境地にいる方は強いですね。かなわないです。今では日本文化から消えつつある「武士道」をイメージできます。
私はこんな境地にいたことはありません。いつもぶれていますので。

さて,本の中身は,野球に関係するエピソードから金本選手の生き方をまとめたものですが,今一つ面白みに欠けます。
もっと私生活,他の選手の面白いエピソードなどが入っているといいのですが。
これからプロを目指す選手達には読んでためになりますが,私みたいなおじさんが読んでもあまりプラスにはならないでしょう。