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SKYKUDO

日々の出来事,思いを綴る

サッカーを観戦しながら推理小説を読む

2010-10-13 06:24:44 | 読書
今は売れっ子作家の一人となった東野圭吾さんの新刊が発売されたと聞き,夕方本屋へ。
連休明けだというのに,多くのお父さんたちが立ち読みしていた。
休みなのか…,それとも仕事がないのか…。


さて,買ったのは,いきなり文庫化された「白銀ジャック」
舞台はスキー場だった。



サッカー場が沸くと,画面をながめ,そうでないときは文庫を読む。
なんか中途半端な読書だけど,それでもスラスラ読めるのが東野さんの作品。

サッカーが終わるといつの間には眠ってしまい,起きたのは12時頃。
またちょっと読み,その後は爆睡してしまった。

推理小説なので,中身には触れないけど,正直あまり内容のない小説だと思った。
売れない時代の東野圭吾を思い出してしまった作品。
まあそれでも十分楽しめるけど…。

昨夜は高杉晋作伝

2010-10-11 06:44:47 | 読書
昨夜の龍馬伝は,泣けました。
維新を見ずに逝った大物,高杉晋作。
実像の高杉を調べると,豪放磊落で制御のできない人物だったようです。

動けば雷電の如く発すれば風雨の如し、衆目駭然、敢て正視する者なし。これ我が東行高杉君に非ずや…

伊藤博文が評した高杉の言葉はあまりにも有名。
龍馬と共にもし生きていれば,明治維新の歴史は変わったかも…。

20代後半に読んだ,司馬遼太郎さんの描いた高杉晋作伝「世に棲む日日」を思い出しました。




龍馬暗殺まであと7ヶ月。

長谷部選手の知性の秘密は

2010-10-06 06:56:49 | 読書
ちょっと話題は古いんですが…

FIFA WC 南アフリカ大会前の強化試合で結果が出ず,多くの批判にさらされた監督や選手たち。
様々なそして辛辣なインタビューに答える選手たちの様子をTVで眺めていましたが,その中で受け答えがとてもよく,その内容が的を得ていた選手がいました。


そう,長谷部誠選手。



ゲームキャプテンを務め,今はドイツでプレーしています。
この若者の知性は,どのように身に付いたのだろう?
こんな素朴な疑問を感じたものでした。

その疑問が解決しました。
その選手の私生活が,昨日の朝のニュースで放映されていましたが,それを見て納得。

彼は読書家なんですね。
休日は8時間ぐらい活字を追う日があるとか。

脳が若いうちに多くの本を読む。
多くの若い人達が,この当たり前のことに気づいて欲しい。
私は中年過ぎてから本をよく読むようになったが,脳が劣化しているので吸収率が悪いです。

もう一度人生をやり直したい。

ドラッガー理論の初歩を学べる

2010-10-05 06:46:46 | 読書
映画を観たあとは,一人リビングで静かに読書。
しとしと雨の日,誰もいない部屋で静かな音楽を聴きながら音を立てずに活字を追う。
こんな幸せな時はあろうか…。

読んでいたのは,マネジメントの祖 ドラッガー理論の入門書。
『 図解で身につく!ドラッカーの理論 』



作者である久恒啓一さんは,研修時代に一度講義を受けたことがある。
その時に,この方のWEBを覗いたら,図解だらけで辟易したけど,納得出来ることも多い。

図解できない説明文は,分かりづらい。
プレゼンでは,箇条書きよりも「図」

この2点は今でも覚えているので,文章を書くときや人に何かを説明するときに,図解思考を活用している。


全てが仕事に役立つことはありえないし,全てが納得できたわけではない。
でも,改めて「そうだ」と確信できる部分も多かった。

時間管理は全ての仕事の始点
みんなが納得出来る判断が良い結論でない
(原則に則れば,間違った意思決定は少なくなる)
フラットな組織が会社を活性化させる 等

それにしても,ドラッガーという人は読めば読むほどすごいね。
わずかな社会の変化を読み,未来を見通すその先見性に脱帽です。

ひろやかな花園 角田光代 生命の根源を問う

2010-09-26 08:52:52 | 読書
大学生になって独り暮らしを始めた娘様が「寒い」と言いながら突然帰ってきた。
かぜをひいたようで,薬局でクスリを購入。
冬服をバッグに急いで詰め,「夕方バイトがあるから」とすぐ帰っていった。

家内も風邪を召されて寝込み,動けない。愚息くんは学期末の試験勉強。
こういったシチュエーションは,私にとって急にやってきたパラダイス,天からの贈り物だ。
朝早くから起きだして,好きな本を読み,そしてこれから誰にも邪魔されず自転車で出かける予定です。


昨日は,自殺をテーマにしたハードボイルド的な小説を読んで終わりました。
今日は真逆の「生」をテーマにした小説にハマっていました。

角田光代さんの『ひそやかな花園』



この小説でよいのは,ミステリー的な要素があるにもかかわらず,人が亡くならないこと。
昨日の小説は,次々と猟奇的な殺人が起きていたので,ゲンナリしていましたが,この小説は全く無し。

帯にもあったように,親と子,夫婦,子供,そして家族というつながりについて,その根源を問うている内容です。
これ以上書くと,これから読む方々に内容が分かってしまうので,やめときます。

これ以下はネタバレになるかも。



第3者精子による体外受精で生まれる子供は,今はニュースになりませんが,続々と誕生しているようです。
「精子バンク」という言葉もありますしね。
そこまで,やらなくても…という意見と,子を望めるなら仕方がないという意見,と賛否両論です。
問題は生まれてから。
精子提供者の情報は当然秘密なので,将来この子たちが出逢う確率もゼロではありません。

この内容に関係していることですが,以前にこんな驚きのニュースがあったこともご存知でしょうか。

<代理出産>国内最高齢61歳の女性 不妊娘のために昨年
8月20日10時54分配信 毎日新聞

「諏訪マタニティークリニック」(長野県下諏訪町)の根津八紘院長は20日、不妊の娘のために61歳の女性が昨年、代理出産していたことを明らかにした。28日に福岡市で開く日本受精着床学会で発表する。国内での出産例としては、最高齢とみられる。

根津医師はこれまで、生まれつき子宮がないなど妊娠・出産ができない娘に代わり、実母が妊娠・出産する代理出産を4例実施したことを公表、このうちの1例にあたるという。根津医師によると、女性は60歳で妊娠し、出産時が61歳だった。根津医師は「本来なら若い人にしたいが、国内の体制が整備されていないため、このようなケースが出た」と話している。

科学の進歩が,また別な問題を引き起こしている。
今後どうなるのでしょうか。