gooブログはじめました!「水文統計的集中豪雨の研究」

「集中豪雨」は学術的に定義された用語ではないため「量的定義はない」が、水文統計では「量的定義」が可能です。

静岡県熱海市伊豆山地区土石流について

2021-08-20 11:46:58 | 学問
 20210703に発生した熱海市伊豆山地区土石流の映像を見て驚愕した。10日に気象庁のレーダー解析による伊豆山地区の時間雨量が報道された(高知新聞)。この地域では7月の観測史上最大とされたが、この程度の雨であれほどの土石流が発生するだろうかと疑問に思った。その後の報道で不適切な盛土が行われていたことが報じられ、納得した。
 救助活動は長期化した。当然、訴訟がなされるだろうと思った。




 
 国土強靭化年次計画で、人為的な不適切盛土等による重大な災害の発生をどうみていたのだろうか。



 2021年は、昨年に続くコロナ禍に加え、各地で大雨が観測され、九州では1000mmを超す観測点もあり、各地で浸水被害が報じられた。気候変動は確実に迫っているし、待ってくれない。
 家族を亡くされた方や怪我や家屋の被災者は、突然の災害に生活が激変する。公の支援をお願いしたい。