二月から仕事で渋谷に通っています。駅のホームで気になる店を見つけたので、早速利用してみました。
「どん兵衛渋谷駅ナカ店」
日清食品のカップ麺「どん兵衛」のアンテナショップで、2010年の11月に開店し、当初は半年間の期間限定営業の予定だったが、好評につき2012年3月現在でも営業を続けているということです。
現行発売品が食べられますが、関東圏で発売されているものの他に地方でしか売られていない商品も食べられるのが特色です。同じきつねうどんでも販売エリア(北海道・東日本・西日本)によって味の濃さや傾向の異なる商品が売られているのです。
学生時代、カップ麺を食べる時に『東京のカップ麺は濃すぎる』と、スープを半分しか入れない関西出身の友人がいました。カップ麺に関しては『東京のは、よう食われへん』と言っていつも実家から箱で送ってもらっている関西出身の友人もいました。実際に食べ比べてみると見た目(スープの色)は違えど塩気(しょっぱさ)は変わらない気がするし、なんか関西人としてのプライドみたいなものがあるのかなぁ?と眺めていましたが(^^;
それはさておき、店内はこんな感じです。カウンター、テーブル、全て椅子席です。液晶モニタには「どん兵衛」のCMが無限ループで流されています。
入口すぐの券売機で食券を購入し、厨房(?)カウンターに出すと、お湯を注いだ商品を盆に乗せて出されます。おにぎり(1個¥100)とのセットメニューもあります。お一人様五個までという制限付きで持ち帰り購入もできます。
北海道限定の天ぷらうどんを食べてみました。
こんな風に、砂時計を一緒に渡してくれます。お冷やはセルフサービス。
出来上がり待ちの間に読めるようにということか、小冊子(どん兵衛のプロモーションコミック)が置いてありました。その他、卓上には七味唐辛子が置いてあるだけです。
感心したのは、お湯が完全に沸騰した熱々のものであったこと。卜は自宅でカップ麺を食べる時には電気ポットのお湯でなくチンチンに沸かした湯を使い、コンビニや職場の事務所でポットの湯を使わざるを得ない時にも一度再沸騰させるようなニンゲンなので、《90℃とかで保温されたポットの湯で出されるのではあるまいな?》という懸念があったのですが、メーカーのアンテナ店だけあってそのあたりはぬかりありませんでしたね。
箸は使い捨ての割り箸ではなく、いわゆる「エコ箸」を使っているのですが、樹脂のツルツルした手触りのものではなく木の風合いで、太さも「どん兵衛」が食べやすいように工夫されていると感じました。
後乗せ天ぷらの袋が破りにくい人のために「ハサミが必要な方はお申し付け下さい」とテーブルに書かれていたり、よく教育された(かといってマニュアル過ぎない)店員さんの応対にも好感が持てました。
この店を知るまでは気にしていなかったのですが「どん兵衛」には袋麺もあったのですね。
袋麺は午前11時までの限定メニューで、厨房で調理して出してもらえます。(写真は韓国風チゲうどん)が、出されるまでに10分近く時間がかかります。麺はカップのものとは違ってつるつるもっちりで生麺に近い味わいですが、薬味にネギを入れてもらえる他は素のインスタントラーメンのようにほとんど具が入っていないので、袋麺シリーズはお店で食べるより自分の家で好みの具材を追加して作ったほうがよいかも(^^;
かつて、インスタントラーメン(袋麺)を調理して出す屋台があるという話を聞いたことがありますし、韓国やマレーシアなどではインスタントラーメン屋台もあたりまえのようにあるとのことですが、もっとあちこちにこういう店できないものかな?ヘタに不味い立ち食いそば屋で食べるより余程いいと思うんだけど(^^;