私のあたまのひきだし

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スナッチャー

2009年06月22日 21時34分36秒 | ゲーム

「メタルギア」シリーズの小島秀夫監督が作ったSF近未来アドベンチャーゲーム。1988年に発売。MSXやSS、PSに移植された人気作品(私がやったのはPS版)


友人から“PSだけど、話がすごく良かったゲーム”と聞き、プレイしてみました。


=あらすじ=


2042年の神戸(ネオコウベ)を舞台に、人間を殺し、その人間に入れ替わって潜伏している正体不明のアンドロイド(スナッチャー)と、それを追う政府直属機関捜査官(通称:ジャンカー)である主人公:ギリアン・シードとの戦いの話。


この主人公も、“物語の3年前に記憶喪失の状態で発見され、現在に至る”など謎だらけの過去を持つが、ストーリーが進むにつれ、それもジョジョに明らかになっていくので面白い。


 


ゲームシステムとして、基本は「調べる」「話す」「見る」などのコマンドを選び、新事実やストーリーを進めていくものとなっているが、途中、幾度かスナッチャーと対峙したときに銃撃戦(アクション)が入る。


あとは、映画的演出が実験的にかなり多く使われていて、後の「ポリスノーツ」に、この技法は使われていきます。


 


さて、このゲーム、色んなところに小島監督独特の細かさと遊び心が散りばめられていますw


ギリアンが電話を掛けるシーンは多々あるのだが、とある番号に掛けるとピンクな内容が聞けたり、同僚の娘がお風呂に入っているときに「のぞく」とか「下着を…」などのコマンドが出たり、受付嬢のスリーサイズを聞こうとする等、「MGS」シリーズの原点がありますww


 


しかし、何と言ってもこのゲームでの一番のお気に入りはメタルギアmk-?(通称:メタル)です!!!


 


メタルギアmk-?とは、ギリアンを補佐する人工知能を持った小型の2足歩行ロボットで、メカニックのハリーが、20世紀の遺物であるメタルギアの設計図を元に開発したものである。


とにかく、このメタルとギリアンのやり取りが非常に楽しいし、姿かたちが可愛い♪ ツッコミ役としても申し分なしのロボットですw


「MGS4」でメタルmk-?が出てくると判明したときは、本当にすごく喜びました!(ファミ通か何かの表紙を見たときに思わず泣きそうに…T^T)  「MGS4」のメタルは、それ自体は喋らないけれど、動きが可愛くてよかったです。


 


=プレイ後の感想=


当時の世相をよく反映している部分と、近未来の話が上手くマッチしているストーリーでした! このスナッチャーの主軸には、当時のソ連(現:ロシア)の存在が濃く描かれているのですが、発売当時は、冷戦時代であり、西側諸国からは内部が見えない秘密の国…という印象が強く、そういった怖さ(もしくは畏怖感)や興味をそそる物語でした。


人間に化けているスナッチャーの自宅を調べているときの緊張感など、プレイしているとあれよあれよとストーリーに引きずり込まれてしまいます。そして、、誰がスナッチャーなのか分からない、もしや自分の身近にも…という疑心暗鬼の描き方も巧いです。


 


そうそう、賞金稼ぎのランダム・バジル(声:塩沢兼人)というキャラクターがいるのですが、声もよければラストとの絡みも最高でした!!


えぇ、最後の辺りで、諦めかけたときのメタルとバジルに涙…そして、EDでも涙です。うん、この2つのイベントで私はメタルがかなり好きになりました。


あのラストは必見です!!!(そして、それに共感してくれる人なら「MGS4」でメタルが出てきたときの嬉しさも分かってくれる…はずw)


 


「MGS」シリーズをプレイして、小島監督の話の作り方がお好きな方には是非、オススメします!


絵は古いけど、話の内容はピカイチですのでww


 


=余談=


途中の廃墟を調べるシーンで、怪しいところは分かっているのに…どうしてもイベントが進まず行き詰ったときがありました。


そのとき、駄目もとで2chのスナッチャー・ポリスノーツ板(確かそんなの)にコメントしたところ――


「そんなことも分かんねーのかよ」と叩かれるかと思いきや、板を見ていた皆さんが丁寧に教えてくれました。


『あと、もうちょっとだから頑張ってー』などのコメントと共に。


あれは凄く心が温まりました。2chの良い思い出です。


 




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