ウロ

木の洞に頭突っ込み独り言

しょりしょりしょり…

2024年04月08日 | 子どもたち

ニンジンとシイタケとエビの炊き合わせ

大根とがんもどきの煮物

いきなり 孫たちを預けたいと言われ頭に浮かんだ献立。

孫たちはこれと白飯で十分なんだが

一名不満を垂れる奴がいる。旦那である。

 

冷凍してあるハンバーグを解凍し

一個は旦那に 一個を三人で分ける。キャベツを添える。

キャベツは水洗いして手でちぎっただけ。

 

「ニンジンとキャベツはおかわりあるよ」と告げる。

まごちは「ニンジンおいしい」と言う。

「要る?」と訊けば「いる」と答える。

大鉢からまごちとまご太の皿に移す。

 

ハンバーグを食べキャベツを食べる。

「キャベツ 要る?」「いる」 しょりしょりしょり。

食べてしまったのでもう一度訊くと「いる」。

ハンバーグを全部食べたからごちそうさまかと思ったら

「きゃべつ」と言う。

よくもまあ ちぎっただけのキャベツをそんな食べられるものだ。

 

四人で遊んでいて まご太にイラっとする。

2歳男児に「察しろや!」と思う。

まごちは流れで遊びを読んでいたぞ。こんなことも分からんのか。

 

娘が嬉々として

まご太がまごちのパズルレベルに追いつきそうだと報告してきた。

まごちが140ならまご太は100という具合だ。

だから「あほかと思ったが まご太もやるな」と感心していた。

だがしかし。手先の器用さとパズル力はそこそこあるが

国語的な能力はまごちには遠く及ばない。

 

こやつの能力は父親(婿さん)譲りだな。

典型的理系の婿さんは 研究分野には

並み以上の能力と集中力を見せるが コミュ力は低い。

場面俯瞰力も想像力も学習能力も 決して高くない。

いわゆる「専門バカ」である。

貶しているわけではない。実はすごい人だったんだと

結婚してから気づかされた。その反面

実は抜けている人なんだ とも気づかされたというだけの話で。

 

まごちの賢さは私似だなと密かにほくそ笑んでいる。

私の遺伝子は子どもたちには引き継がれなかった。

容姿の点でも孫たちにも引き継がれなかった。

でもまごちの言動に片鱗を見つけることができて

嬉しい…というわけでもないが。

 

まごちが「ニンジン おいしい」と言って

実際おいしそうに平らげていくので

我が料理ながら「そうか そんなおいしいのか」と

自分も食べたが

不味かった。

全部こやつらに喰わせてしまえと思ったが

我慢して頑張って食べた。

不味かった。

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