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紫苑の部屋      

観劇・絵画と音楽・源氏物語      
について語ります        

宇治の姫君、大君と薫の愛のかたち

2007-07-01 00:40:57 | 源氏物語
宇治十帖は橋姫物語から始まります。 宇治橋は京から下ってきて宇治への入口になるわけですが、 それはまた、此岸から彼岸への入口でもあったのです。宇治の平等院にもそういう意味がこめられている。 出生の秘密に厭世的になっていた都の貴公子薫は、世間から忘れられた宮の居る宇治へ通ううち、その姫君の大君に惹き付けられるのでした。でも、大君に最後まで拒絶されたまま死別されてしまう。その2年ののち浮舟に出会います。 . . . 本文を読む