テレビで池上彰の番組を観ていたら、ウナギの完全養殖に関する研究プロジェクトが紹介されていた。
https://www.fra.affrc.go.jp/unagi/index.html
http://www.maff.go.jp/j/pr/aff/1007/mf_news_03.html
http://www.s.affrc.go.jp/docs/report/report26/no26_p1.htm
ウナギといえば、稚魚のシラスウナギの漁獲量激減で、絶滅危惧種に指定されたばかり。
価格も高騰して、わが家では昨年一度も鰻屋さんに行かなかった。
私が子供の頃は、近所の川に行って水中の石をめくればウナギの稚魚なんていくらでも居たし、大人達はよく夜釣りでぶっといウナギを釣ってきた。
養殖技術が確立して資源量が回復したら、また昔のように身近な魚になるだろうか。
ちなみに、先日ご紹介したこちらの魚料理の本。

暇さえあればパラパラとめくっているが(笑)、魚の「旬」についても色々と興味深いことが書いてある。
例えば、イサキの旬は、産卵前の初夏の時期。
所謂「梅雨イサキ」である。
確かに、夏から秋にかけて釣れるイサキは痩せていて、食べてもあまり美味しくない。
やはり、夏以降はターゲットを変更するのが正解のようである。
サワラの旬は、一般に春だと思われているが、それは産卵のために接岸する季節。
本当に脂がのって美味しいのは、秋から冬にかけての寒の時期。
「寒サワラ」は、春のサワラとは比べ物にならない高値で取引されるのだとか。
私が昨年釣ったショアサワラは、まさに旬のど真ん中だったらしい。
確かにあの刺身の味は、わが人生の中でも間違いなく最高の美味のひとつだった。
今年も釣れるかな?
料理法で興味深かったのは、「焼き切り」。
皮を残した魚の半身を串に刺し、皮の方だけを火で炙った後、刺身にする。
磯魚の嫌な匂いが消えて香ばしくなり、絶品なのだとか。
実を言うと、私はメジナの匂いが苦手である。
だから、好んでは釣らない。釣れた時も、たいがいはネギや生姜を効かせた漬けにする。
でも、この料理法だったら、私でも大丈夫かな?
今度釣れたら、やってみよう♪

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