時期をずらしたりギリギリまで新番組実態をシークレットにしたりものすごくキャストやセットが豪華だったりとドラマ作る人たちもなんだか大変な世の中です。
『MR.BRAIN』公式
というわけで満を持して木村拓哉主演のドラマが始まりました。
春に始まったドラマが中盤~終盤にさしかかるあたりで一瞬中だるみする時期を狙ってくるあたり姑息色んな対策を練ったんだろうなー(笑)。
しかし予告を見たところ、「脳科学を使って事件を解決するミステリー系の話」らしいということで見てみました。
(それにしてもやっぱり今季は警察もの探偵ものが多い。色々外してても傾向には当てはまってるわけだw)
で、見てみたら
あまりにも予想通りに木村拓哉が『キムタク』だったのでちょっとイラっとしました(爆)。
言うまでもなく、良きにつけ悪きにつけ木村拓哉とはどんな役を演じてもその役を木村拓哉という演者の色に染め変えてしまう役者です。んなこたあ15年前から判ってることですから今更とやかく言いやしません。
だからキャラクター立てや脚本が重要になると思うんですが。
脚本家(蒔田光治)は何ですか、例えば「他局だけど『HERO』の久利生みたいな感じで書いてくださいね~」とでも発注されたんでしょうか?
アテ書きにしてもちょっと過ぎやしませんか(苦笑)。
カタい職業で型破り、というのはもう少なくとも木村拓哉が演じるには使い古されてしまった設定で「型破り」でも何でもないじゃないかと思う。
とかなんとか思って見ていたのですがまあそういう要素は多分2~3回見ればこっちも慣れてしまうのでたいした問題じゃないのだろうなぁ…。第一印象って大事だと思うんだけど。
主役の印象の話はこのへんにして内容の話。
あるホストが、ショーウィンドウの靴を見つめながら泣いている女性に声を掛けるところから始まる物語。
彼女と別れた直後、ホストは鉄材が倒れる事故に巻き込まれて重傷を負う。
そして5年後。
この女性と出会ったエピソードが後々九十九の「脳」の話に繋がってくるんだろうと思うんだけど(広末涼子を使い捨てだとしたら『豪華』じゃなくて『無駄』なんじゃないかという気がするし)それは連続ドラマなのでこの回ではこれ以上触れられない。
「現在」に戻った物語の舞台は科学警察研究所。
個別の事件の科学捜査を受け持つ科学捜査研究所と違って、警察庁の管轄で科学捜査の新たな方法や精度を上げたりするための研究を行っている研究機関だそうです。
ここに出てくる多くの研究員はつまり、警察として捜査に関わるのではなく、あくまで個々の専門分野に関して研究している学者さんたちということ。
会話の端々にそういった、警察との認識の差が出てきます。
そんな中で積極的に事件に関わり合おうとする新任の、新規分野の研究員が九十九(木村拓哉)。
とは言ってもやっぱり九十九も犯罪を憎むとか正義感とかそういうものに動かされているわけではない。
九十九が興味あるのは、人間の脳の中身。
他の研究員と違うのは、人間の脳を興味の対象にしているから、個々の事件の関係者(容疑者や被害者や捜査員に到るまで)は彼にとって「生きたサンプル」そのものなわけだ。そこに関わっていかずに彼の研究は進まない。
だから実は九十九があの中で特に「変わり者」なわけじゃないんだよね。
他の研究員から変わり者風に見られるというのは、彼ら個々が標準としている研究の方法と違うからであって、学者なんてそもそも標準が「変わり者」だという偏見を持っている私から見ればてめーら五十歩百歩だよ(笑)。
という位置づけで描いていってくれれば九十九もさほどウザくないんだろうけどどうも頑張って「型破り」系で描こうとしているようなあざとさを感じてウザいのかも。
実際の科学警察研究所はごく普通の建物(笑)のごく普通の部屋(笑)で皆さん日夜研究に励んでいらっしゃるのですが、このドラマに出てくる研究所はSFみたいでちょっと笑ってしまいました。明日未来かよ(笑)。つーかむしろアンダーアンカーよりずっとSFっぽいよ。うっかり、そんな無駄にオサレな建物作りやがって警察庁め税金の無駄遣いだ!ハコモノ行政いいかげんにしろ!とか思ってしまったじゃないか。現実と混同しちゃいけませんよさいんさん。
あまりに研究所のセットに凝りすぎのせいかちょっと現実感が薄いです。製作側の気合が空回りしてる感じがします。
こんなセットにしなくても話と視点が面白ければ絶対面白くなるのになぁ。
警視庁別館の中になんでこんなオサレな部屋があるんだよ!と突っ込み入れまくった『BOSS』の大澤班の部屋なんか可愛いもんでした。
とにかく第一話ということで、九十九がどんなスタンスでどんな風に事件と関わって脳科学を利用して犯人を暴いていくのだというのをこれでもかと繰り出してきていましたが、実はそれぞれ明かされた事実というのはこれまでの刑事ものや探偵ものでは『カン』やら『地道な捜査』やら『心理学』やら『プロファイリング』やらで導いていた部分です。
プロファイリングというのも、事件ものフィクションではまだ新しい手法ですよね。言葉が一般的に知られるようになってからは結構経ちますが、フィクションの中ですら今でもマユツバの操作法という扱いを受けていることが多い手法です。
『人は嘘をつくけど、脳で嘘をつくことは出来ない』
というのがこのドラマでの謎解きの基本なので、プロファイリングやら長年のカンやらに比べれば説得力というか根拠のある仮説が立てられるでしょう。数値化したデータが取れるわけだし。
だからこれまでにない斬新なアプローチで「事件」の真相に迫ったりすることが可能。
のハズ。
まだ第2話以降を見てみないとわからないけれど、
「脳科学を利用して容疑者の脳から真実を聞き出す」
という部分に腐心するあまり事件そのものの細部についてはびっくりするくらいなおざりだったのが気になります。
たとえば土井が「自分も狙われている被害者」を装うためとアリバイ工作を知っている唯一の人間である秘書を抹殺するために自宅を爆破するわけなんですが、
あれは爆破なのか、
映像上の表現ではバックドラフトを起こしたようですがそれならその部屋で酸欠状態で燻っている火災の表現はあったのか(無かったと思う)、
その火をつけたのは誰なのか、
炎が上がってなかったにせよその煙や臭いに周辺を張り込んでいた警察官が誰一人気づかなかったのか(襲撃に備えた張り込みなのだから異変には通常時より敏感なはず)
そういった部分の詳細は語られていない、もしくは私が見逃してたとしたら「見逃す程度の描写」しかされてない。
土井の単独犯行なのか協力者がいたのか。
単独犯行だとしたら何故土井ほどの地位の人間がたった一人でその犯行を行わねばならなかったのか。協力者がなくてその犯行は可能だったのか。
殺された秘書は本当に単に「先生に話を合わせる」ためだけにアリバイ工作の偽証をしたのか。
何故土井はそこまでしなければならなかったのか。
そういったものを解明するのは警察の仕事だから九十九には関係ないのかもしれないけど事件ものとしてこれではあまりに片手落ちすぎやしませんか、と思うわけよ。
九十九には関係ない領域の警察の仕事の領分として扱うにしても、物語の主としてこの事件を据えたからには事後報告的にでもそこは触れなければならないんじゃないのかと思うんですよね。
脳は嘘がつけませんでした。
だから土井議員のアリバイは嘘でした。
そしたら土井議員は観念して犯行を自供しました。
…ってねえ(苦笑)。
そもそも、あそこまで冷静沈着(?)で計算高い土井議員があんな口先だけのアリバイだけしか用意してないなんてありえないです。
会話の中で勝手に自分のアリバイを話したからってそれを鵜呑みにする警察がどこにある?あれを本当にアリバイとした前提で捜査してたとしたらあいつら始末書モノなんじゃないですか。
普通これ幸いと裏を取るだろうしそんな場所には行ってないなんてわざわざ脳に聞かなくたってすぐにわかる話ですよ。日本警察はそこまで落ちてないでしょう。
しかも、「アリバイとしていた場所の写真を見せて、記憶にないと本人も『脳も』証言しました。だからこのアリバイは成立しません」って何じゃそりゃ。
いい?ここで証明したのは
「事件発生当時いたとされるこの場所には行ったことがない」
ということだけです。
つまり本人が主張していたアリバイは確かに崩れます。
でも、
「事件発生当時、犯行現場以外の場所にいた」
ということを否定することは出来ないんですよ。
この場合実際土井が犯人で結果的に=で結ばれたけど
もし土井が『実はこの時愛人のところに行っていて、それがバレるとやばいからつい嘘のアリバイを言ってしまったんです』とか言ったらどうする?
つまり、この実験では土井が犯人であることを証明することは出来ないのです。
そうする為にはあんなしょーもないトラップではなく見せた写真の中に、「犯人しか知り得ないもの」を複数盛り込んでおかねばならない。
でも結局それって、「精度のすごく高いポリグラフ」くらいの意味合いしかないんじゃないかなぁと思いますね。
そりゃあ、ポリグラフが有効なら脳の動きは証言の真偽を確認するために有効でないわけないんだけども。
そう思うとなんか、ありがたみレベルが一気に下がる気がしますね。
………って、私みたいに論理的な脳じゃない人間にまでこんなことを看破されちゃマズイんじゃないかと思うのよ。このドラマ。
もっと「おおおおおおおっ!!!」ってびっくりさせてくれなくっちゃ困ります。
あと、犯人の土井の心の動きとかね。
感情だって『脳』が司っているわけでしょう?
犯人が何を思って犯行に到ったのか。何故そこまでやらねばならなかったのか。
脳の動きの方角からひとの感情にもスポットライトをあてて欲しいと思う。
だって、犯罪を犯すのも、それを解き明かすのも人間。人間の脳なんでしょ。
だったらこのドラマのテーマから外れたものじゃないはず。
とりあえず海老蔵のなんか悪そうな刑事がかっこいいので今後も楽しみに見ます。
次回のゲストはGacktみたいだし。(で、視聴率入れ食いなわけだ…)
『MR.BRAIN』公式
というわけで満を持して木村拓哉主演のドラマが始まりました。
春に始まったドラマが中盤~終盤にさしかかるあたりで一瞬中だるみする時期を狙ってくるあたり
しかし予告を見たところ、「脳科学を使って事件を解決するミステリー系の話」らしいということで見てみました。
(それにしてもやっぱり今季は警察もの探偵ものが多い。色々外してても傾向には当てはまってるわけだw)
で、見てみたら
あまりにも予想通りに木村拓哉が『キムタク』だったのでちょっとイラっとしました(爆)。
言うまでもなく、良きにつけ悪きにつけ木村拓哉とはどんな役を演じてもその役を木村拓哉という演者の色に染め変えてしまう役者です。んなこたあ15年前から判ってることですから今更とやかく言いやしません。
だからキャラクター立てや脚本が重要になると思うんですが。
脚本家(蒔田光治)は何ですか、例えば「他局だけど『HERO』の久利生みたいな感じで書いてくださいね~」とでも発注されたんでしょうか?
アテ書きにしてもちょっと過ぎやしませんか(苦笑)。
カタい職業で型破り、というのはもう少なくとも木村拓哉が演じるには使い古されてしまった設定で「型破り」でも何でもないじゃないかと思う。
とかなんとか思って見ていたのですがまあそういう要素は多分2~3回見ればこっちも慣れてしまうのでたいした問題じゃないのだろうなぁ…。第一印象って大事だと思うんだけど。
主役の印象の話はこのへんにして内容の話。
あるホストが、ショーウィンドウの靴を見つめながら泣いている女性に声を掛けるところから始まる物語。
彼女と別れた直後、ホストは鉄材が倒れる事故に巻き込まれて重傷を負う。
そして5年後。
この女性と出会ったエピソードが後々九十九の「脳」の話に繋がってくるんだろうと思うんだけど(広末涼子を使い捨てだとしたら『豪華』じゃなくて『無駄』なんじゃないかという気がするし)それは連続ドラマなのでこの回ではこれ以上触れられない。
「現在」に戻った物語の舞台は科学警察研究所。
個別の事件の科学捜査を受け持つ科学捜査研究所と違って、警察庁の管轄で科学捜査の新たな方法や精度を上げたりするための研究を行っている研究機関だそうです。
ここに出てくる多くの研究員はつまり、警察として捜査に関わるのではなく、あくまで個々の専門分野に関して研究している学者さんたちということ。
会話の端々にそういった、警察との認識の差が出てきます。
そんな中で積極的に事件に関わり合おうとする新任の、新規分野の研究員が九十九(木村拓哉)。
とは言ってもやっぱり九十九も犯罪を憎むとか正義感とかそういうものに動かされているわけではない。
九十九が興味あるのは、人間の脳の中身。
他の研究員と違うのは、人間の脳を興味の対象にしているから、個々の事件の関係者(容疑者や被害者や捜査員に到るまで)は彼にとって「生きたサンプル」そのものなわけだ。そこに関わっていかずに彼の研究は進まない。
だから実は九十九があの中で特に「変わり者」なわけじゃないんだよね。
他の研究員から変わり者風に見られるというのは、彼ら個々が標準としている研究の方法と違うからであって、学者なんてそもそも標準が「変わり者」だという偏見を持っている私から見ればてめーら五十歩百歩だよ(笑)。
という位置づけで描いていってくれれば九十九もさほどウザくないんだろうけどどうも頑張って「型破り」系で描こうとしているようなあざとさを感じてウザいのかも。
実際の科学警察研究所はごく普通の建物(笑)のごく普通の部屋(笑)で皆さん日夜研究に励んでいらっしゃるのですが、このドラマに出てくる研究所はSFみたいでちょっと笑ってしまいました。明日未来かよ(笑)。つーかむしろアンダーアンカーよりずっとSFっぽいよ。うっかり、そんな無駄にオサレな建物作りやがって警察庁め税金の無駄遣いだ!ハコモノ行政いいかげんにしろ!とか思ってしまったじゃないか。現実と混同しちゃいけませんよさいんさん。
あまりに研究所のセットに凝りすぎのせいかちょっと現実感が薄いです。製作側の気合が空回りしてる感じがします。
こんなセットにしなくても話と視点が面白ければ絶対面白くなるのになぁ。
警視庁別館の中になんでこんなオサレな部屋があるんだよ!と突っ込み入れまくった『BOSS』の大澤班の部屋なんか可愛いもんでした。
とにかく第一話ということで、九十九がどんなスタンスでどんな風に事件と関わって脳科学を利用して犯人を暴いていくのだというのをこれでもかと繰り出してきていましたが、実はそれぞれ明かされた事実というのはこれまでの刑事ものや探偵ものでは『カン』やら『地道な捜査』やら『心理学』やら『プロファイリング』やらで導いていた部分です。
プロファイリングというのも、事件ものフィクションではまだ新しい手法ですよね。言葉が一般的に知られるようになってからは結構経ちますが、フィクションの中ですら今でもマユツバの操作法という扱いを受けていることが多い手法です。
『人は嘘をつくけど、脳で嘘をつくことは出来ない』
というのがこのドラマでの謎解きの基本なので、プロファイリングやら長年のカンやらに比べれば説得力というか根拠のある仮説が立てられるでしょう。数値化したデータが取れるわけだし。
だからこれまでにない斬新なアプローチで「事件」の真相に迫ったりすることが可能。
のハズ。
まだ第2話以降を見てみないとわからないけれど、
「脳科学を利用して容疑者の脳から真実を聞き出す」
という部分に腐心するあまり事件そのものの細部についてはびっくりするくらいなおざりだったのが気になります。
たとえば土井が「自分も狙われている被害者」を装うためとアリバイ工作を知っている唯一の人間である秘書を抹殺するために自宅を爆破するわけなんですが、
あれは爆破なのか、
映像上の表現ではバックドラフトを起こしたようですがそれならその部屋で酸欠状態で燻っている火災の表現はあったのか(無かったと思う)、
その火をつけたのは誰なのか、
炎が上がってなかったにせよその煙や臭いに周辺を張り込んでいた警察官が誰一人気づかなかったのか(襲撃に備えた張り込みなのだから異変には通常時より敏感なはず)
そういった部分の詳細は語られていない、もしくは私が見逃してたとしたら「見逃す程度の描写」しかされてない。
土井の単独犯行なのか協力者がいたのか。
単独犯行だとしたら何故土井ほどの地位の人間がたった一人でその犯行を行わねばならなかったのか。協力者がなくてその犯行は可能だったのか。
殺された秘書は本当に単に「先生に話を合わせる」ためだけにアリバイ工作の偽証をしたのか。
何故土井はそこまでしなければならなかったのか。
そういったものを解明するのは警察の仕事だから九十九には関係ないのかもしれないけど事件ものとしてこれではあまりに片手落ちすぎやしませんか、と思うわけよ。
九十九には関係ない領域の警察の仕事の領分として扱うにしても、物語の主としてこの事件を据えたからには事後報告的にでもそこは触れなければならないんじゃないのかと思うんですよね。
脳は嘘がつけませんでした。
だから土井議員のアリバイは嘘でした。
そしたら土井議員は観念して犯行を自供しました。
…ってねえ(苦笑)。
そもそも、あそこまで冷静沈着(?)で計算高い土井議員があんな口先だけのアリバイだけしか用意してないなんてありえないです。
会話の中で勝手に自分のアリバイを話したからってそれを鵜呑みにする警察がどこにある?あれを本当にアリバイとした前提で捜査してたとしたらあいつら始末書モノなんじゃないですか。
普通これ幸いと裏を取るだろうしそんな場所には行ってないなんてわざわざ脳に聞かなくたってすぐにわかる話ですよ。日本警察はそこまで落ちてないでしょう。
しかも、「アリバイとしていた場所の写真を見せて、記憶にないと本人も『脳も』証言しました。だからこのアリバイは成立しません」って何じゃそりゃ。
いい?ここで証明したのは
「事件発生当時いたとされるこの場所には行ったことがない」
ということだけです。
つまり本人が主張していたアリバイは確かに崩れます。
でも、
「事件発生当時、犯行現場以外の場所にいた」
ということを否定することは出来ないんですよ。
この場合実際土井が犯人で結果的に=で結ばれたけど
もし土井が『実はこの時愛人のところに行っていて、それがバレるとやばいからつい嘘のアリバイを言ってしまったんです』とか言ったらどうする?
つまり、この実験では土井が犯人であることを証明することは出来ないのです。
そうする為にはあんなしょーもないトラップではなく見せた写真の中に、「犯人しか知り得ないもの」を複数盛り込んでおかねばならない。
でも結局それって、「精度のすごく高いポリグラフ」くらいの意味合いしかないんじゃないかなぁと思いますね。
そりゃあ、ポリグラフが有効なら脳の動きは証言の真偽を確認するために有効でないわけないんだけども。
そう思うとなんか、ありがたみレベルが一気に下がる気がしますね。
………って、私みたいに論理的な脳じゃない人間にまでこんなことを看破されちゃマズイんじゃないかと思うのよ。このドラマ。
もっと「おおおおおおおっ!!!」ってびっくりさせてくれなくっちゃ困ります。
あと、犯人の土井の心の動きとかね。
感情だって『脳』が司っているわけでしょう?
犯人が何を思って犯行に到ったのか。何故そこまでやらねばならなかったのか。
脳の動きの方角からひとの感情にもスポットライトをあてて欲しいと思う。
だって、犯罪を犯すのも、それを解き明かすのも人間。人間の脳なんでしょ。
だったらこのドラマのテーマから外れたものじゃないはず。
とりあえず海老蔵のなんか悪そうな刑事がかっこいいので今後も楽しみに見ます。
次回のゲストはGacktみたいだし。(で、視聴率入れ食いなわけだ…)
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