薄雲を透した朝が明けた奈良も昼前から曇り始め、時折雨粒が落ちる。
夕方からは西から雨雲が通過して、乾いた地面を潤うほどの雨量になりそう。
この雨が西日本での大規模山火事にとり、鎮火させる援軍となるように祈る。
気温は10.1℃の最低気温から弱い日差しだが、11時半前の25.9℃が最高気温
となり、今シーズン初の夏日となった。

NHKラジオ深夜便・今日の誕生日の花は「ヒヤ(ア)シンス・風信子、飛信子 」
ギリシャや小アジアが原産、ユリ科の球根性多年草、江戸後期にフランス
から渡来する。
英名であり学名でもある「ヒヤシンス」は、ギリシャ神話に登場する美少年・
ヒュアキントスにまつわる話が基です。
"見目が大変美しいヒュアキントス少年、太陽神・アポロンと西風の神・
ゼピュロスの、2人の男神から想いを寄せられていた。
ヒュアキントスは移り気な性格のゼピュロスよりも、知・技・体の全て
を兼ね備えたアポロンに惹かれ、従者となりそして2人は恋に落ちた。
ヒュアキントスとアポロンが円盤投げをして楽しんでいる姿を見て、2人
の親しげな様子にゼピュロスが激しく嫉妬をした。
自分よりもアポロンが選ばれ、ヒュアキントスに見向きもされない怒りか
らゼピュロスがわざと風を起こせば、投げていた円盤の軌道がずれ、ヒュ
アキントスの額に当たり大怪我を負う。
失血死したヒュアキントスの血の跡からは、美しい花が咲き、その花は
ヒアシンスだったと・・・。

種名Hyacinthus.orientalisから、「Hyacinthus」の「H」で区切るか「Hy」で
区切るかで、ヤとアの違いが生まれたようで、我もどちらかといえば、
ヒアシンスと・・・関西ではアと訛るひとが多い?。
江戸末期渡来し属名hyacinth から「ヒヤシント」と呼ばれたらしいが、和名は
「ひやしんす」という音に合うような当て字として「風信子」や「飛信子」と
漢字表記されている。
なお甘い香りから「夜香蘭」、花の形と種々の色合いから「錦百合 」とも
別名で呼ばれることもある。
野生種の花は青紫色、園芸品種は花色も豊富で、主にオランダで育成される
「ダッチヒアシンス」or「ダッチ系」とも呼ばれ、フランスは「ローマン系」
と大きく2つに分けられる。
花色は球根の表皮と同じような色で、球根を見るとおおよその花色が判る。

花言葉はギリシャ神話から「控えめな愛」特に白色を指すようだ。

さて大阪でもソメイヨシノの開花したと発表がありましたね。
奈良は開花情報の予定では明日、雨も明日朝までで、気温は下がらず15℃以上
と暖かな一日になるようで、開花発表が待ち遠しい。
朝の散歩の途中、公園の一本のソメイヨシノ、明日にも咲きそうに膨らむ。

大坂の開花情報にふれ、午後2時半頃再度向かえば、2輪以上咲いている。 

週末からは一転して花冷え状態になるようで、今年も長く楽しめるそうだ。