カメラを片手に

周遊忌の朝もウグイスの声

久しぶりにと思わせるような陽の光が差し込んだ朝の最低気温は2.9℃、だが
雨雲を含み曇ったり晴れたりと代わりやすい天候の奈良、最高気温は10度と
予報されている。
      12時半、8.6℃、57%

23日朝に初鳴きを聴いた。
まだヘタな鳴き声が、昨日今日と徐々にうまくなってきた。

今日は「周遊忌」、誰の忌日かといえば、中央公論社の元編集者で鉄道紀行文
のジャンルを確立した鉄道紀行作家「宮脇俊三」さんが2003年のこの日、
悪性リンパ腫治療中に肺炎のため76歳で亡くなる。
生前に自らつけた戒名「鉄道院周遊俊妙居士」に因み周遊忌とされている。

宮脇俊三さんが作家活動を開始されたのは51歳の時、1978年7月10日、国鉄
全線完乗の旅をつづる処女作『時刻表2万キロ』河出書房新社刊でデビュー
先立つ6月30日で常務取締役編集局長を最後に中央公論社を退社されてからの
ことで、北杜夫を世に送り出し、中央公論、婦人公論などの有能な編集者と
して培った厳しい眼は、感傷に流されない緻密な紀行文に繋がり、同年末に、
第5回日本ノンフィクション賞受賞されている。 
内田百閒(ひゃっけん)「区間阿房列車」以来のベストセラーになりました。
この時刻表2万キロは、時刻表を愛読すること四十余年の著者が、寸暇を割い
て東奔西走、国鉄二百六十六線区、二万余キロ全線を乗り終えるまでの涙の
物語です。 
                 角川文庫より
  *文庫本を持ってるはずで、探したが見つからず借用した。
本棚を探せば、宮脇俊三鉄道紀行全集 全6巻(角川書店1998年12月-1999年5月)
全線全駅鉄道の旅が本棚の一番上にほっておかれている。
他にもあったはずなのですが・・・
      

1985年に短編小説集『殺意の風景』で第13回泉鏡花文学賞まで受賞された。
小説や戯曲などの単行本で「ロマンの薫り高い作品」が対象の賞ですが、この
短編小説でも、簡潔かつ格調高く、軽妙なユーモアにあふれた文章でした。

1999年、第47回菊池寛賞受賞するも、気力・体力に限界を感じ、休筆を宣言

2003年2月26日、闘病中に肺炎で亡くなる。

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